デジタリアン入門（小学館文庫） みんなのレビュー

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投稿者：岡野義高　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

この本は、ケータイ、ゲーム、音楽配信、ネットショップなど、現在のデジタル事情をわかりやすくまとめている。
各界第一人者のインタビューで構成されているため、読みやすく、サブタイトルの、30分でわかるIT、には偽りナシ！

ゲーム機としての、iモードの話がおもしろかい。
iモードは、ユーザーが24時間持ち歩くゲーム端末機、という視点は新鮮＆斬新。
iモード用ゲームは、ファミコンと違い、映像や音楽にコストがかからないため、少人数ベンチャーでも勝負できる、という。

まだまだ、ケータイはメール専門という感じで、ゲームを楽しんでる人は少ないと思うけど、それだけに競争相手が少ないし、チャンスなのかもしれない。
これから、通信速度がどんどん速くなっていって、パケット代が安くなっていけば、じゅうぶんにゲーム端末としての役割をはたせそうだ。

著者の片山さんは、あくまで、エンターテイメントとしてのデジタル、という見方で書いているので、楽しく読むことができた。
難しいことはよくわかんないけど、デジタルで遊ぶのが好き、遊びたい、という人にはオススメだ。