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32歳で胃癌で亡くなったアナウンサーの黒木奈々さんが仕事への本格復帰の前、2015年3月に出版した自伝。同年7月にはリンパ節への転移が見つかり9月19日亡くなった。
小学生の時からニュースキャスターに憧れて、その夢を叶えるために高校、大学を選択し、2014年4月に念願のメインキャスターとして働き始めた矢先だった。治療中の一日一日の食べられたもの、できたこと、思ったことが記されている。心の中の葛藤も細やかに描かれていて、黒木奈々さんのことをなにも知らなかったのに思わず親近感がわいてきた。読み終わった後も、黒木さん頑張ってたんだなぁとふと思い出す。