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子供の頃に、楽しい思い出はまったくない。
この時代に、幸福や喜びの感情を経験したことがないというつもりはない。ただ、痛みがすべてを支配しているから、そこに収まらないものは消されてしまうのだ――フランスのエリート青年エドゥアール・ルイが自らの少年時代を赤裸々に綴った衝撃の私小説。
差別主義と力が支配する貧しい村で、同性愛者としての自分に、壮絶ないじめに、貧困に苦しみ、すべてを捨てて、そこから脱出した! 訳者あとがき=高橋啓
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賛否両論を引き起こしたという私小説。
ある程度は脚色されているのだろうが、内容はけっこうスキャンダラス。但し、そこに描かれているのは非常にナイーヴな1人の少年の姿だった。
著者と訳者が揃って『一番好き』と言った『シルヴァンの章』は矢張り印象的なものだった。
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訳者あとがきに思ったことが全部書いてあった。
初体験の場面が衝撃。ゲイに幻想を抱いているワタシも立派な差別主義者なのである。
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実体験を書いている、らしい。
20代前半の著者は、題名の通り、過去の自分にすでに別れを告げていて、子ども時代ーティーン時代にいた過去の自分について、具体的な出来事や状況の描写を通して書き記している。
すさまじい。