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二ヶ月後に即位を控えた次期女王・玲艶と、彼女と結婚している臣下の才諒。2人はお互い好き合っている同士だけど、2人揃ってその気持ちを勘違いしているちぐはぐ夫婦。そんな中、即位式に必要な「龍珠爪」が何者かに盗まれてしまう。その上、宮中に亡霊まで現れたという騒ぎまでも起こってしまう。犯人を見つけ事件の謎を解明しようと動き出す玲艶と才諒だが…。
結婚して2年も経ってて、さらに月に1度とは言え、一緒の布団でも寝てるのに好き同士の2人の気持ちがすれ違っているなんて、マジか?!と思いながら読み始める(笑)才諒の忍耐力に脱帽ww
貝殻集めが好きなのに自分では海に集めに行けない玲艶のために、強面の才諒がせっせと貝殻を拾う様子を想像したら何だか微笑ましい。主人公たちより、その周りのキャラが濃ゆい(笑)
黄金の蝶々のくだりなんかは幻想的で綺麗な描写だな〜と思いました。
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次期女王の玲艶とその夫の才諒。二人とも両思いで結婚して2年も経っていて、その間共寝もしているのに、SEXしていないって、普通ならありえない設定ですが、身分の差からすると、ありなのかな。それにしても、才諒の忍耐力ってすごいです。
玲艶と才諒それぞれの側の心情が交互に書かれていて、二人の気持ちのすれ違いっぷりがよく分かりますが、なんでそれで気持ちが伝わらないの?て突っ込みたくなるときもあります。
素直になれない玲艶に、才諒が振り回されている感もあって、二人の気持ちがやっと通じたあとは、才諒ほんとよかったねって思っちゃいました。
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国の中心の大樹に万物を司る蝶の群れ。この国の王女が月に一度、蝶をとどまらせる儀式を行う。
蝶が去ってしまったら、この国の時間は止まり、人は生きられない世界。
母である女王が亡くなり、公主である玲艶は重責を担う身になろうとしているが、二年も経つのに未だにキスもできない夫婦仲である夫・才諒との関係はぎくしゃくしているし、好きな時に好きな場所に抜け出せる妹公主が羨ましい…。
そんな自分の欠点を自覚し抱える女王・玲艶が、立場の弱い夫・才諒との関係をとおして、成長するお話。
全体的にかなり甘ったるくてルルル痒いです。
視点は、男女半々で、成長するヒロインだけではなく、玲艶にべた惚れの才諒の切ない男心も楽しいかった。
幻想的な蝶の舞う風景がとても印象的。
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