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刀城言耶シリーズ一作目。読むの時間かかったー。ホラーな雰囲気は面白かったけど、いろんな人の手記で構成されているのに、あんまりそんな気がしなかったな。日記が日記っぽくなかったからかも。次作も読んでみよう
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初読み著者さんです。
ホラーとミステリを混ぜて割ったような、所謂横溝タイプのミステリに分類されるかと思うんですが、蘊蓄も多いので横溝というよりは京極夏彦かな?
蘊蓄多い分、読むのに非常に時間がかかるので、休日読書向けです。
禍々しい世界観の割に、読後感はさっぱりしてました。
探してまで手を伸ばすかはわかりませんが、何か読みたくなった時に本屋に並んでたら買ってしまいそうなくらいにはツボ。
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刀城言耶シリーズの中でもこれはホラー色が強いなー。読んでて怖かった。カカシ様、とかもう名前だけで怖い。本筋と直接関係ないところの、村の人の怪奇話がすごく怖かった。
事件の真相の方は、まぁ、こんなものかな?色々な考え方ができるよね……的などんでん返しが、このシリーズの醍醐味なのかな。
面白かったです。
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ミステリィホラー。
舞台となった村は2つの旧家が微妙な関係で並び立ち、
神隠しを始めとする無数の怪異が度々起こる場所であった。
とある怪奇幻想作家がこの地を訪れてまもなく
最初の怪死事件が起こる。
そして次々と起こる連続怪死事件。
果たして犯人は人間なのかそれとも・・・・。
今まで読んだ本の中で一番厚いと思う。
そして難しい言葉がいくつか出てくるので
難易度はちょっと高めな気がした。
けど読み始めると止まらない。
これ以上のホラーはなかなかお目にかかったことが
ないですね。
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ホラー7割ミステリー3割
解説にもホラーとミステリーの融合を試みた、と書いてありますが、まさにそんな感じ。悪魔の手鞠歌とか、犬神家の一族とか。
んー、ただ、不気味さは忌館の方がすごかったなー、ミステリーが入ってるからかな?ミステリー入ってると、やっぱり最後には現実的な説明がつくんだろうな、と思いながら読むからかな。
でも、謎のすべてを解決せずに不思議な部分を残してあるので、そこが良いとこかな
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怖かった…。
読んでいていつも背後が気になる程のホラーですが、ちゃんとミステリ要素もあり、ラストの2転3転の展開はとても面白かったです。
横溝正史程生々しさとリアリティは無いと思います。
でも違った意味での薄ら寒さの様なものを感じます。
個人的に民俗学等は好きなので、この厚さも苦になりませんでした。
そしてラスト1ページで鳥肌がたちました。
そこはあくまで「ホラー」寄りなのかも?
刀城言耶シリーズは首無に続き読むのは2冊目、こちらがシリーズとしては1作品目なのですが、他作品を読もうか思案中です。
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面白い!久々にのめり込んで読んでしまった!!
山村の閉鎖された村が舞台としても
横溝氏や京極氏とはまた違うおどろおどろしさが良い。
人が抱くリアルな恐怖心が凄く伝わってくる。
後半にたたみ掛けるような怒涛の展開は読んでてかなりドキドキするし
推理小説ではそうそうない、
『此れはまた最初から読み直さないと・・・!』と思わせるお話。
全てが完全に解決されるわけじゃなくて
謎は謎のままで終わる辺りも好きです。
シリーズの1作目なので、早く次が読みたくなってしまった。。。
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作風としては本格ミステリとホラーの融合とのことです。時代背景は戦後まもなくの昭和、まだ生活が全て便利にはいかない地方の山村、主役の探偵は怪奇幻想作家、彼が取材を兼ねて訪れた村で起こる怪死事件!という流れで、民族学、伝承のうんちくも盛りだくさんで、少々疲れる部分はあるものの、ホラー的描写も効いていて、最後の謎解きに向けての伏線(読んでる時は全く気づかず)も巧みであり、ラストのどんでん返しも予想外の展開でとっても満足のいくミステリらしいミステリでした!
時代背景といい、ホラー趣味といい、さらに殺人における判じ物と、往年の横溝正史の金田一シリーズを思い出させてくれます。おそらく作者は相当影響を受けてるのでしょう、『八つ墓村』の恐怖は今もなお鮮明に心の隅に留まっています!もっとも小学6年の頃だったので感じる心も今と違い、ナイーブだったと思います。(自分でナイーブとか言ってちょっと恥ずかしい)
しかしながら解決へ導かれるプロセスは非常に論理的であり、主人公の怪奇幻想作家刀城言耶も、カミソリの如く切れ味鋭い推理で犯人を当てるのではなく、可能性を一つずつ検証していく中で真理にたどり着く…という解決のスタイルが親近感というか、臨場感というか、読者をその場へ引きずり込む勢いで迫ってきました。
そして最後の最後にホラー的モヤモヤ感を残すカタチで終幕となり、終わり方としても余韻に浸れるところが好みでした。
次は評価の高い『首無の如く祟るもの』に行く予定です、こちらも楽しみなんですが、まだまだ暑いから…頑張って読みたいと思います。
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本屋で表紙がずらっと並んでいるを見かけてから気になってた刀城言耶シリーズの一作目。
比率はホラー7、推理3くらい?
現代になりきっていない戦後の日本、隔絶された因習が根付く村、旧家同士の対立・・・
巻頭の系譜を何度も見返しながら横溝正史作品を楽しんだことのある人には特にしっくりくると思う。
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このおどろおどろしい表紙と題に惹かれ(爆)、一体どんな内容なのか、半分こわごわどきどきしながら期待を持って(笑)購入してみた。
ところが、、、
読み始めたのっけから、あまりのおどろおどろしさに続読を挫折(--;。
いろいろあって(何)、ようやく続きを読むに至ったわけだが・・・
先にも書いたが、まずのっけからこの話はとにかく、怖い(--;。
いきなり祈祷所みたいな場所から始まり、イタコならぬ「案山子様」を前に憑き物落し(汗)
まぁその描写が凄く怖い(T_T)・・・またその憑き物落しが終わった後、憑座(簡単に言えばいたこ役)の役目の紗霧が憑依させた依代を川に流して帰るまでの様子も、もう読んでて逃げ出したくなるくらい、怖い。
・・・私が耐え切れず「この話がホラーなら読むのやめとこ(--;」と思った気持ちも、そんな出だしだったからなんである。
だが更に読み進むと、この話しの舞台となる暗く小さな山村へ、一人の客がやってくる。
「探偵役」刀城言耶の登場である!
この物語の中でまず第一に私が「面白い!!」と思った登場人物は、やはりこの刀城言耶だ。
だいたいこいつが登場した側から、その特異な性格がモロ出しで、興味ある話題にはTPOを忘れずかずか入り込んでゆくずーずーしさに、まー度肝を抜いた!
(殺人事件の舞台となる神々櫛村へ向かう道中のバスの中で、村人の噂話にいきなり首を突っ込むくだりなど、読んでてヒヤヒヤしたほどだ(--;)
・・・だが彼がやってきたことにより、迷信や言い伝え、しきたりに塗りこまれた暗く陰鬱なこの村に、一条の光が差し込み、ぼんやりとした「希望」のようなものが生まれてくる。
刀城言耶というなんとも風変わりな、それでいて憎めない彼の性格も多分に影響しているのだろうが、彼の論理的分析により、それまでただただ気味が悪いとされてきた出来事も、濃い霧が少しずつ晴れてゆくように日の光が当てられ、解明されてゆくのである。
読み進んでゆくにつれ、次々死人が出てゆくのは仕方ないとして(苦笑)、
初め真っ黒に塗りつぶされた絵が、少しずつ漂白され全貌が明らかになってゆくような、そんな感じで謎が解明され、少しずつ安心感をともなってゆく。
だが最後まで読み終えた後も、依然としてこの物語の中には釈然としない謎が残る。
なんとも薄気味の悪い感覚・・・(別れを告げてバスに乗り込んだ刀城言耶自身がそのことに気付き愕然とするのだが、)
この物語の中には、合理的説明だけでは決して片付けられない、其処かしこの闇に潜む禍々しい気配、村に伝承されている怪異、その境界線が非常に曖昧である不気味さが、常に存在するのである。
最後に。友人はこの小説のことを簡単に、
「そうですね。。横溝正史みたいな感じですよ。
刀城言耶は言ってみれば金田一耕助みたいな感じでしょうか」
と表現していた。
なるほどそうかもしれない。だが、私に言わせると刀城言耶は金田一耕助よりアクが強い(笑)。
いいヤツではあるんだけど、金田一のように温厚で人畜無害的な感じでは、ない。
事実は事実として伝���、自分の意見をはっきり言うし、事件の最中でありながら自らの好奇心を決して隠そうとはしない。
刀城言耶というキャラクタが活き活きと動く(関わる)ことが、闇く澱んだ何かを搔き回し、一本の筋道を立て、光を当てる。
それが、この物語の面白いところだと私は思った。
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読み始めたら止まらなかった。
読んでいる途中、思わず振り返ること数回…。
鳥肌が立ちました。
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前から気になっていたシリーズの第一巻。閉鎖的な山村で起きる呪術をベースにしたミステリ。雰囲気は嫌いではないのだが、若干盛り込み過ぎで読むのに疲れちゃったかな。
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ミステリーなんだろうと思って読んでいたらホラーでした。
クトゥルフ好きの友人が面白いと言っていたのですが
なんとなく頷ける感じがありました。
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憑き物とか妖怪と聞くと別の作家のやたら分厚いシリーズを思い出すがこちらはミステリー色が濃い。次々と語り手が代わる構成に何かあるなとは気が付いたが入れ替わりに叙述と2つトリックを重ねられると驚くしかない。ただ読み飛ばした部分も多かった。好きな人は好きだろうが、ミステリーとして読むと癖が強すぎたか。最後までモヤモヤさせる構成はホラーを楽しむには最高だろう。
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作り込まれた作品と思う半面、どこかで読んだことあるような話だなという感じ。序盤はその世界観の説明などに割かれてる為、ミステリーだけどなかなか人が死にません。最後の謎解きで犯人に行き着く過程では、なんとなくすっきりしないというか、もや~っと真犯人に辿り着く感じがして微妙でした。