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【重版出来―じゅうはんしゅったい】
出版業界の全員が幸せになれる魔法の言葉![笑]
書籍そのものの魅力はもちろんだけど、その本を見出す人、
よりいい本へと共同作業で作っていく編集さん、
いろんな人に魅力を伝えて協力者を探す営業力、
本への情熱を読者に伝えようとがんばってくれる書店員さん。
本が好きな人たちの苦悩と喜びが詰まっていて、
興味深くておもしろかった。
同じものを作る側の人でも立場が違えば見据えるところも
目指さなきゃいけないところも違ってくる。
根底にある想いは同じでも答えは1つじゃない分難しい。
仕事に対して誠意も熱意もある人だけで仕事ができるなんて
当たり前のことが奇跡のように難しく、成り難い。
熱意のバトンが繋がっていく瞬間が見れて
がんばろうという気持ちが湧いてくる。
主人公の心ちゃんの強さと熱意、真っ直ぐさがステキ!!!
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私も猛烈に仕事したいって思った。がんばってはいるけど、もっともっと考えて考えてヘトヘトになるような仕事して、やったー!って思いたい。体力、アイデア、行動力。妥協せずに、小熊ちゃんって呼ばれるくらいやってやる。モチベーションが上がりました。
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やっぱり松田先生の作品好きかも。
編集の心ちゃんがかわいすぎるのです。
漫画がどう作られ、どう売られていくのかがわかるだけじゃなくて、何人もの人に支えられてるんだなぁと実感する。
心ちゃんがかわいいので続編を希望!
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柔道でオリンピックを目指していた主人公は、頑張って頑張って吐くまで練習を続けても、試合で勝つ最後の決め手は「運」だといった。そういえば『夢をかなえるゾウ』でガネーシャもそんなこと言ってたなあと思って調べてみた。
「ええか?成功したいて心から思とるやつはな。何でもやってみんねん。少しでも可能性がることやったら何でも実行してみんねん。つまりやな、『バカバカしい』とか『意味がない』とか言うてやらずじまいなやつらは、結局そこまでして成功したくないっちゅうことやねん」
主人公は全力で頑張る。「こんなことやって意味あるの?」なんていうつまらない落とし穴にはまったりしない。前だけを見れる強さがある。こんな人間になりたかったんだと改めて思った。久しぶりに元気になる漫画を読んだ。
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比喩ではなく涙しながら読んだ! 何かを作ること、売って、世の中に広めることのダイナミズムと喜びを描いた作品。漫画出版界の業界話を超えた普遍性と力強さが(たぶん)ありながら、マンガらしい軽やかさとユーモアがある(気がする)。
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主人公は柔道を極めようとしていたけれど、怪我をしてしまい、大手出版社に就職。持ち前の性格で真面目に一生懸命仕事を頑張っていきます。出版業界の裏側と、熱いやりとりがとても面白いです!
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漫画出版社漫画。漫画家マンガとはまた違って視点で面白い。
加齢によりデッサンが狂った漫画家の再生話が特に良かったなー
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リアルとファンタジーが混ざったストーリー。
本屋と出版社と作者の間に挟まる『取次』という厚くて高い壁は取り除かれた世界wwww
まぁ、でもいいと思います。なんとなくは雰囲気がつかめるから。
最後のコミックフェアのくだりはちょっとウルウルしちゃったしね、どっちかっていうと『うらやましいなぁ』って方向で涙ぐんだのかもしれないw
どっちにしろ『取次』という厚くて高い壁が……(以下略
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「【重版出来】(じゅうはんしゅったい)出版業界の全員が幸せになる言葉。」
なるほどなぁ。
黒沢心。なんて気持ちのいい新米編集者。小熊ちゃん可愛いっす。
雑誌で一話だけ読んで「これは!」と思い購入。
2巻も出てますね。はい、久しぶりに大当たりです。
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話題になりつつある気がして、まだ2巻までしか出てないし購入。そりゃ話題になるはずだ。この漫画、書店員なら好きに決まってる。
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ああこれが問題になったセリフか~~と、読んでないけど読んだ気になったくらい話題に上ってましたな。そりゃこれ言っちゃったら問題になるわ(笑)
読みたいてか読まねばならんのやろな~~というちょい憂鬱な気持ちになって読んでなかったけど問題のセリフ以外は面白かった。
担当じゃない売り上げ~~の説明は小さいとこじゃ全く関係ないやろし、てか大きくても関係ないようにせにゃならんと思うんだけど非常に良くわかる話で苦笑いしかでらんかったワイw
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私は最近漫画を読みすぎている。
いや、いいんだけどね。
平積みにされていて、まんまと「売る側」の手管に陥ってこの様さね。
普段だったら買わないんだろうなぁ。
でも、生み出す辛さも少し、理解できた気がするな。
読んでてイラってする漫画、結構あったりするんだけど、
あんまり悪口言わないようにしようって、思ったよw
でもさぁ、なんでイラってするんだろう?あ、「わたしが」ってことですけど。
「わたしは、世間のこういう人たちの代弁者です。」っていうメッセージを読み取っちゃうと、ダメな気がするなぁ。いや、別にいいです、って。
およそ漫画にしろ本にしろ、書いてる人はどこかしらに「読者の共感」という着地点を求めているのだろうから、代弁者であることに違いはないのだろう。だから、敢えてそんな匂い漂わせなくて、いいよ、と思ってしまうのかも。「底が浅い。」ってひどい言い方かもしれないけど。
代弁とか、いいよ。わたしは、あなたの紡ぐ物語に触れたいのだよ。何に共感するかは、私に決めさせてくれよ。と思うのかもしれない。
それは、何気ない、ヤマ場にもならないひとコマの登場人物の表情かもしれないし、話のつなぎの、風景のひとコマなのかもしれない。
「あなたとわたしには、確かに共感する部分がある。」というのを、読み手にひしと委ねてくれたら、わたしはそこに安心を覚えて、読める気がするなぁ。
あとは、あれやね。ターゲットの読み誤り。
あきらかに手にした私が悪いんだけど、わたし「読んだら読み終える」のが信条なので、明らかに対象年齢の違うものを読み進めてしまったことへの徒労感を、「つまんねーよ!」という言葉に託してぶったぎってしまうのかもしれません。ごめんなさい。気を付けます。
わたしは、本屋に行くのが好きです。漫画を読むのが好きです。本を読むのも好きです。本の匂いが好きです。
本屋に行って、ぐるりと歩き回って、気になる表紙の絵や表紙の色、タイトルや言葉を探します。耳を澄ますように、本に集中します。
そこで、心に引っ掛かる本を探します。そうやって決めて買った本は、必ず私に「何か」を残してくれます。例えわたしの深層心理が、「金払って買ったんだ。何か得ずして読み終えられるか!」というような下卑たものであったとしても、読んで「何か」を得られれば儲けもんです。
そういう意味で、わたし、web本苦手なんだなぁ。いつでもどこでも世界の本棚が自分の手に。素敵なことなんだけど、わたしは、「世界の本棚の形」を、まだ知らない。本屋は、その形が、いかに巨大で奥深いもので、美しくて、豊かであるものかということを、私に思い知らせてくれる。その中から選ぶ1冊ということに、意味があるんじゃないかと、私は思う。
ただ、漫画は残念なんだなぁ。古き良きものになかなか出会えない。わたしが漫画に熱狂していたころに有名だった作家さんの漫画で、今も出会えるものっていったいどのくらいあるのだろう?本は、入り込みやす��んだ。昔のものも豊富にあるから。読み継がれていくということが、形式的にもう確立されている感じがするというか。
日々、進化しているのだと言われたら、それまでかもしれない。「読み手」に反応して描かれるものだから、と言われたら、それまでかもしれない。
でもわたしはもう少し、長い目で漫画というものを捉えたい。
この日々生み出され続ける物語が、少しでも長く、あるために。
「育てる」という土壌が必要なんだろうか。
「教養」としての要素が、より必要なんだろうか。
「行間」というものがあれば、変わるのだろうか。
もっと世界へ向けて「読み手」を広げ、「読み手に反応するものだ」という概念を覆す必要があるんだろうか。
今の「テレビ」と、似ている気がするな。でも、まだ、もう少し、
生き延びるための伸び白が、ある気がするんだけどな。
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学生のときにこのマンガを読んでいたら、編集者を目指していたかもなぁと思いました。高校生のときには一時期本当になりたかったのだけど、諦めてしまったので・・
でも、今の仕事に置き換えても、自分はまだ全然「本気」で仕事に取り組めていないのだということを痛感させられました。
そして、人を動かすのはやっぱり「本気」の人間で、頑張ることって良いことだ!!と、思い出しました。
心に響く、素敵な漫画です。
やっぱり漫画はいい!と、改めて思った一冊でした。
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本(マンガ)が作られ売られる仕組みがわかるコミック。現場の熱意は伝わるけどクセのある絵や微妙なエピになんかいろいろ違和感。
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タイトルに使われている「重版出来(じゅうはんしゅったい)」という言葉と、以前MXTV「5時に夢中!」で中瀬親方(新潮社の中瀬ゆかりさん)がエンタメ番付のコーナーで紹介していたことから、何も下調べせずに購入。
結論からいうと、絵のタッチは個人的な好みに合わなかったのですが、ストーリーはなかなか良かったです。一気に読めちゃいました。
そもそも主人公の設定(女子柔道の元日本代表だが、大学卒業を機に出版社に入社)が、如何様にも可能性を引き出せそうな設定なんですが、それを直接的に使ってくるんじゃなくて、要所要所でストーリーを転換する「きっかけ」になるように使ってくるあたりは「上手いなぁ」と思いました。
仕事の面白さ、みたいなものを気づかせてくれる作品です。