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「苦闘を愛せ」--単純な成功物語ではなく、土壇場に何度も追い込まれたスタートアップ経営者はどう行動すべきなのか、赤裸々に描いている。IIJ鈴木幸一さんの「日本インターネット書紀」と合わせて読むと、いい意味でも悪い意味でも、日米の文化の違いが浮き彫りになる。
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仕事と私とどっちが大事なの?
人によっては簡単に答えが出る問題なのかもしれないが、
比較することはできない問題だと思う人はたくさんいるだろう。
そしてこの答えは出せるわけがないと思う人もたくさんいるだろう。
だが世の中は理不尽にできており、姿を変えながらこの問題を突きつけてくる。
無理だと思ったそこから、決断という一歩を踏み込むためには、
大事なものは何か、ということを整理しておくことかもしれない。
(以下抜粋)
○母がこの上なく辛抱強い人間でなかったら、私は学校教育を受け損なっていたに違いない。
この子供には心理療法が必要だという声が周囲では強かったそうだが、
母は私の気持ちが落ち着くまで、無限に長い時間を待ってくれた。(P.15)
○自分がしたいことではなく、何がたいせつなのかという優先順位で、
世界を見ることをこのときに初めて学んだ。(P.25)
○もし私が家へ帰れば、会社は間違いなく倒産する。
もし、ここに残れば・・・・・・(P.53)
●それは約20万ドルと安くはなかった。
その上、われわれはジョンをほとんど知らなかったし、義務も負っていなかった。
しかし、ジョンはまもなく命を失おうとしている。
私は彼の医療費を払う決断を下し、費用を工面することにした。
そうした理由はおそらく、絶望がどんなものか知っていたからだろう。(P.81)
○完全に間違っているアドバイスは、必要以上に「ビック」な人物を雇えというものだ。(P.114)
○ベン、きみとマイクが探そうとしている特効薬は悪くないが、
われわれのウェブサーバーは5倍遅いんだ。 それを直せる特効薬は存在しない。
だから、われわれは何にでも効く魔法の銀の弾丸ではなく、
鉛の弾丸を大量に使うしかない。(P.130)
○良い組織では、人々が自分の仕事に集中し、
その仕事をやり遂げれば会社にも自分自身にも良いことが起こると確信している。
こういう組織で働けることは真の喜びだ。(P.148-149)
○大きな会社と小さな会社でもっとも大きく違うのは、
経営している時間と、創造している時間の長さだ。(P.176)
○純粋に数字だけによるマネジメントは、数字通りに色を塗るぬり絵キットのようなもので、
あれはアマチュア専用だ。(P.189)
○HPでは、会社が現在と将来の両方で高い売上を求めていた。
完全に数字だけに集中している今のHPは、将来を犠牲にして成り立っている。(P.189)
●この職場で働く上で一番不愉快な点は?
この会社で一番頑張って貢献しているのは誰だと思う?
われわれがチャンスを逃しているとしたら、それはどんな点だろう?
この会社で働くのは楽しい?(P.248)
○勇気と決意に投資するのは私にとって簡単な決断だった(P.277)
●心を静めるテクニック(P.286)
友達をつくる。
問題点を書き出す。
側壁ではなくコースに意識を集中する。
○凡庸な製品と魔術的に素晴らしい製品との差は、往々にして、
社員にあまり厳しく責任を求める会社運営と、
���社員が創創造性を発揮するためなら必要なリスクを取ることを許す経営との差にある。
社員の約束に責任を持たせることは重要だが、重要なことはほかにもたくさんある。(P.345)
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●読むキッカケ
・どっかのブログで紹介されていた
・何かチャレンジングなことをする上での、その胆力的なものを感じ取りたかった
●サマリー
・実際に経営をする上での事細かなHOWが多かった印象
・一部記載されていた著者の挑戦については、まあ飾らず淡々と記載されていた気がする。
こういうレベル感の企業をするときの、苦しさのようなものを多少経験出来てよかった気がする
・自分はこういういわゆるIT企業は目指していないんだろなあ、ということをはたと感じた。
では何か、と言われても言葉に窮してしまうのと、それ自体諦めの要素も幾分あって、必ずしもポジティブなものでも無いのだけど。
●ネクストアクション
・また必要なタイミングで読み返してみる
●メモ
・製品づくりにおいて、顧客の声に耳を傾けることは必ずしも正ではない。
データが真実を述べているとも限らない。
では何を信じるかというと難しいけど、少なからずそう単純なものではないということには納得。
スティーブ・ジョブズもそういう発想だったように思う。
とはいえ、彼らを無視していものではなく、まあ考え抜くことが重要なのだろう。
・「今やれていないやるべきことはあるか?」という問を投げかけること
ー0ベースで何をすべきか考える上で、想像しやすいしなかなかいい問な気がする
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読んでいて胃がきりきりする。それくらい生々しい。市場が最悪な状態での資金枯渇と資金調達、売上のほぼすべてを占める大手顧客を失う間際の事業ピボット、競合との製品デッドヒート、友人の会社からの転職や友人そのものの降格や解雇、会社を売却するという決断、などなど。
著名なベンチャーキャピタリストでもあるベン・ホロウィッツ氏。自身もCEOとしての経験を持ち、その実体験を基にした教訓書だ。ビジネス書ではない。だから経営者や事業責任者の経験がある方が読むと目を背けたいエピソードが満載だ。もちろんこれらの「Hard Things」に答えはない。しかしある一つ、しかしとても参考になる、例示にはなるはずだ。例えば買収したタングラムのCFOジョン・ネリの脳腫瘍費用を出す、この決断はCEOとしての側面とひとりの人間としての側面を両立したベストプラクティスのように思える。
全体を通して実体験の部分は抜群に良い。指南部分は具体的なアドバイスになりすぎたようでやや汎用性に欠け退屈な感は否めない。なので★5に限りなく近い★4つとした。
これから起業される方、事業開発される方、グーグルやフェイスブックネットようなバラ色の成功はほんの一握りだ。その先に待っているのは只々ひたすら苦行のような決断の連続だ。だからこそビジネスは面白いのだ。そう感じさせてくれる一冊である。
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起業、スタートアップから軌道に乗せていくにはさまざまな困難が立ち現れる。
CEOは率直で真実を語るのが第一だが、事業継続のためにテクニックとして知っておくべきことがある。ルールづくりや教育ということも重要になる。
これは著者自身がじっさいのCEOとしての経験から学んだものである。
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2015年のベストビジネス書的なやつなので、みなさんお読みだと思いますが…。特にIT系のスタートアップを大きくしていきたい方、米国スタートアップの現状を知りたい方にはとても参考になりますし、一方で経営者の物語としてもそれなりに辛く楽しく読める一冊です。
パラレルにいろいろ浮気しながら読んでいる影響か「これこれが参考になったー」とかは実はあまりありませんでしたが、流行ですし、懸命なビジネスパーソンでまだ読んでない方は話題ということでも読んだ方がよいかと(2016.01.03ごろ読了)
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感想は以下
http://masterka.seesaa.net/article/433519511.html
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ネットスケープの創業者マーク・アンドリーセンとの出会いから、ラウドクラウドの創業、オプスウェアの経営を経て、アンドリーセン&ホロウィッツというベンチャーキャピタルを立ち上げた著者の、苦難に満ちた企業経営史とそこから得た教訓から成り立っている。私は欧米の経営者に対して「人を簡単に解雇する」「合理的で感情に左右されずに経営判断をする」と思い込んでいたので、いい意味で裏切られた。これは、かつて日本的経営と言われていたものではないのかと思える部分も多かった。
それから、「友達の会社から採用してもよいか」という部分では、以前DeNAの南場さんが書いていたエピソードを思い出した。確か、出資してくれた企業から応援に来てくれていた社員を、その人のたっての希望でDeNAで雇い入れてしまったといった失敗談のことだ。そのように、起業し会社を大きくするうえで起こりがちなことが網羅されているようなので、ベンチャー起業家には、きっと役立つ内容だと思う。
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著者がシリコンバレーのスタートアップでCEOとして困難にどう立ち向かったか。その戦いの記録のような本。通常の「こうやって成功しました」というビジネス書とは違う。会社を経営するならぜひ再読したい。「人生は苦闘」という言葉が印象に残った。
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おもしろかった。
メジャーなCEOの、ありきたりのサクセスストーリーではなく、失敗を必死に切り抜けたときの記録。
この人の場合、あるいは、多くのCEOには、次から次へと、困難が押し寄せるものなのだ。
最高責任者っていうのは、当然のことながら、責任が重い。
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・CEOかそれにもっと近い人が読めば星5はかたそう。それ以外の人にとっては理解度や共感度、役立ち度がどうしても減ってしまうので星3くらいと感じた。もしCEOになることがあればもう一回読んでみる
・社内政治の定義が目からウロコだった
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確かに皆さんいう通り面白い。でも、なんか、肝心なことはアンディグローブが全部書いてるよっていうんでアマゾンで調べるとあまりの中古価格の高騰ぶりにもうなんじゃこれ、そんならkindleで原書で読むよ。って思いました。それはまた簡単ではないけどね。やっぱ、献身ってことなんだよね。まあ当然だ。CEOってのは特異ノードになるってことだから、エネルギーがたいへん必要でしかもphaseがあってなきゃいけない。
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ネットベンチャーのCEOの楽しさと苦しみを書いた本。CEO以外にも管理職として生かせる部分が多く、自分の行動の指針になり得る情報も多い。
個人的にも、組織のトップを経験したことがあるので共感するところも多かった。
また、自分がいざ起業しようかという段になった時、この苦悩を味わってまで起業したいものが自分の中にあるのか?と問いかけることにしようと思った。
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http://hinbeee.blog31.fc2.com/blog-entry-2478.html
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経営者のあるべき姿を描いていますが、著者の背景を知っていればもっと楽しめたのかな。
知識の薄い自分には、あんまり響いてこなかったですね。