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読者対象は、難関中学へ入れたい親御さん
といったところのように考えられる。
作者である清水克彦さんは
江戸川大学や育英短期大学で教鞭をとり、
文化放送で報道デスクを務めていらっしゃる。
また、教育問題や受験事情を取材し、執筆や講演に力を注いでいる方である。
家庭訪問や大学での教鞭からの経験にて子の成長は父親の影響を色濃く受けていることを感じ取っており、
そのエッセンすがちりばめられた本といったところである。
なお、あたまがよい。ということに対しては、
「難関中学」を目指すような子と理解した。
本書の中で具体的に記載を確認することはできなかった。しかし、「難関中学」というワードを繰り返し使用されている様子から「難関中学」を目指すような子=「あたまのよいこ」と私は判断した。
以下はエッセンスのなかで、私が気になったメモ(ネタばれあり)である
P16.父親は「猿」から「象」になろう
見ざる、言わざる、聞かざる
ではなく
見る象、言う象、聞く象
になろうということ
P48.父親の朗読効果は母の3倍
根拠はない
母とは違う視点で話すことが出来る。
という点が大きいか。
P52.朝方の生活になろう
難関中学に通う親100家庭へのアンケートより
睡眠時間を6時間以上確保できていること
朝の時間を利用していることが分かった。
P88.マイナスイオンを出す父になろう
優しい雰囲気というマイナスイオンではない。
「自分が充実し、底抜けに明るい状態」
のことを指していた。そして、
自分がチャレンジすることで、
子もチャレンジ精神が沸くということ
P126.夢への時間割を生きる
これも背中で語るということになると考える。
親が夢へチャレンジすることで、
メリハリのある生活を送り、子も真似をするという構図
★2つの理由は、
私が求めている「頭のいい子」と違っていたためである。