紙の本
町長・菅菅彦の奮闘記
2016/01/31 11:47
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:メロリーナ - この投稿者のレビュー一覧を見る
町長の菅菅彦の自意識過剰っぷりに笑える。未練がましく、ええかっこしい等結構嫌なとこの多いヤツなんだけと本秀康さんのかわいい絵なので笑える。以外と慕われて(子供とか地球外生命体とかだけどね)いて、責任感が強いところもあるけれど。そんなとても人間くさい主人公の菅菅彦。地球防衛軍などスケールは大きな話なんだけど、結局そういう菅彦が悩んでみたり、悔しがってみたり、おろおろしてみたりする様に笑わせられちゃうマンガです。ミニチュアが欲しくなっちゃうようなキャラがたくさん。
投稿元:
レビューを見る
本秀康初の長編、ついに完結。
うーん、このオチには賛否あるかもしれない。
でもそれに至るまでの伏線がやはりすごい。
キッチリ回収してまとめ上げられるとね。
この漫画を読むと男ってのは孤独で寂しい生き物だと痛感する。
またそういう風に生きなければならんとも思う。
いくらダメだろうが昼間にいいとも見なければならんし、ヤリ自慢だってしなければならない。
妄想だって毎日の日課だ。
ダメ男ってのは大変なんだよ。
好きな女から金玉蹴り上げられてもなお子供のヒーローでいられるか?
そんな業をユーモアで描き切った傑作。
男はこの物語の菅菅彦が提示した生き方をするべきだ。
ただし下らない男のヒロイズムと退屈なジャズのレコードは打ち抜いて。
そうして初めて我ら凡人は「明日もまた見てくれるかな?」と問いかけるタモリに向かって「ごめんなさい」と謝罪できるのだ。
投稿元:
レビューを見る
友人から借りて初めて読んだ本さんの作品、ようやく完結!
愛らしい友情に、不覚にもポロリ涙が。
ラストは衝撃というか、力が抜けるというか、
これ使っちゃったかぁ…という感じ。
ラストだけなら、”非”の方が多そうだなぁ。
でも、作品自体はおもしろくてぐんぐん引き込まれた。
一見デタラメな設定にもかかわらず、ツジツマが合うのが凄い!
最近のマスコミへの批判も感じたり、ちょっぴり社会的なブラックメルヘン。
身近なのに近未来で、壮大だけど小さい。
単なるかわいい絵を描くイラストレーターではなく、ストーリーを描ける人なんだと驚きました。
持ち主の友だち(男)は、主人公の菅菅彦を「かっこいい」と言うのだけど、
私は残念ながらそこは特に……。(笑)
男の人にとっては、何かしらロマンを感じる作品なのかしら??
投稿元:
レビューを見る
最終巻、もったいなくて、ずっと読めなかったけど、
しいくんが出張でつまらないから、ついに、買ってしまった!
うー、菅彦・・・
わたしは、のほほんとなんとなく終わっても、
よかったんだけどな。
ワイルドマウンテン、跡形もなくて、
思い出もってるのも、読んだ人だけってことかあ。
ちょっと複雑だけど、6年?にわたり、とびきりたのしみました。
本さん、最近、絵本とか、
本やCDのイラストで活躍してるけど、
どこかでマンガも描いてるのかな。
こんなに長くなくていいから、長編も、また読みたい〜
投稿元:
レビューを見る
★あらすじ★
地球を守るために日夜活動しつづける“地球防衛軍”。
そこのエリート隊長だった主人公・菅くんは、超重要任務を大失敗してしまう。地球に接近する隕石を阻止できず、中野に落下させてしまったのだ。
それが原因で中野に山が菅くんは地球防衛軍を辞め、隕石落下でできた山“ワイルドマウンテン”の町長に就任するが…!!
◆Review◆
なといっても愛すべきキャラクターの菅くんが憎たらしいけど憎めない! ヘンテコな菅くん。運があるんだか、ないんだか。
いろんな面白キャラが出てきて、シュールな小ネタもはさみつつ…軽快に進むストーリーがすごく心地よかったです。
ラストはとても切ない展開で悲しかったけどもステキなドリーミーワールドを楽しませてもらいました。
投稿元:
レビューを見る
15.30/10.17.マンガワンにて。スガさん最高!作者については全く知らなかった。話の振り幅も想像以上で、ブラックユーモア、行きすぎた下ネタ、グイグイ引き込まれるラスト、途中だるくなるサタン星人編も許せる。
いちいち笑って感動した。コミック欲しい。
投稿元:
レビューを見る
あいつ、クズだったけど、良い奴だったよな…
吹き抜けの建物をこんなところで久々に使ってくるなんて。間違いなく自分の中で名作入りです。
もしかしたら貴方の住んでいる町も「ワイルドマウンテン」になっていた未来があったかもしれない。
投稿元:
レビューを見る
IKKIで1番好き。フィクションで横溢する伏線にこそ、作者の美意識を求めたい。あまりに華麗な回収からの結末で爆泣き。