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図書館の新刊本コーナーで脱力系の表紙絵が目にとまり、出張のお供に借りて読む。新潮社「考える人」では読んでいたけれど、単行本は初めてだ。
いい加減なんだか真面目なんだか、その境界がだんだんわからなくなってくるけれど、説得力があるのは確かだ。ただこの本、特定の周波数で語りかけてくるので、その周波数に自分がチューニングできてない時に読むと、全く面白くないというか、ほとんど読めないということを機内で発見した。それはともかく、宮沢さんの書く文章は好きです。
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最近、宮沢さんの別のエッセイを読んだばかりですので、続けて読むと宮沢さんの面白さが半減してしまう事に気づいた感じがしました。しかし、後半は内容がノッてきてしまい、あっという間に読了。文章前半の時、おそらく私の体調がすぐれなかったんだなぁ、きっと。うん、絶対にそうだ。
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演劇の人、宮沢章夫さんのエッセイ。
以前も、面白いタイトルに惹かれて手に取ったら面白かったので。
この本も面白かった。
なにしろ、作者自身が、こういう文章を書く事が好きだと発言している。
演劇、歌舞伎の脚本を書かれる方だが、エッセイも同じように重要視している。
こういう、男性特有なカラッとした文章は好きだ。
そして、話の転がる先がけっこう突拍子もなくて油断できない。
えっ、そっち?
なぜそうなる‼︎
関西人だったら、「なんでやねん!」「アホちゃうか!」の連続だ。
ツッコミの入れすぎで、手の甲が真っ赤だろう。
いろいろ、違う傾向の本を読むと、頭の筋肉がいい感じにほぐれてくれる。
「私は脳筋じゃないので、頭の中にはほぐすべき筋肉なんてありません」
という向きには、無理にオススメしないけれども。
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宮沢さんの本をちゃんと読むのは初めて。
Eテレの「ニッポン戦後サブカルチャー史」を見てて、
こういう人なのかと分かって読んでみた。
文章の長さがまちまちなところがいい。
長く考察するよりも、
短く、尻切れな感じで終わる文章の方が面白い。
どのネタも、ユルさが半端なく、
文体がちょうどいい硬さとやわらかさ。
淡々としてるのが可笑しさを誘う。
こういう抑え目の文章で、どうでもいい話を書く人はとても少ない気がする。
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読メでどなたかのレビューを見て面白そうだったので図書館へ。
うむ。
好き。
面白い。
でも思ったより普通だったな。
普通の面白さ。
もうちょっとメチャクチャなワケのわからない感じだと思っていたので、若干拍子抜けではあった。
とはいえ面白いことは面白いのである。
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このような感覚を持てることが本当の大人だと思うのだが、これらがすべて見知らぬ人たちの頭の中ならば否定され罵倒されるところも数知れず。
世の中何がどうだかわからないことだらけでそれらをすべて対処していたらやりきれない。
著者のようにその日、その時を思ったように考え、悩み、吐き出したほうが良いのかもしれない。
まぁそんなに大きな声で言えるだけの度胸はないけどね。
ところで目次のルートとはどういう意味なのだろうか?
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演劇のことは全然知らなくて、著者がとても有名な人たというのも初めて知ったのだけれど…。
先入観なく読んで、すごく面白かった。こういう、日常のこと、興味のことについて書かれたエッセイが、今の自分にあっている気がする。