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ラノベのようなタイトルに興味津々。絵柄はあんまり趣味じゃなかったんですが、中身は爆笑!想定外に笑わせてもらいました。
このコミックスがデビュー作のようで、しかも全編描き下ろし。ちょっとレトロな絵柄でギャグ&下ネタが炸裂しています。でも、ちゃんとラブがあって、ほのぼの?させられる意外性がポイントです。
表題作は官能作家と担当編集の脱力系ギャグが光ってるお話。しょっぱなから、変態でおバカな作家の花園ですが、実は文学賞も獲っている実力派だったりします。そんな花園の原稿を取るためサイテイなセクハラにも必死に耐える早瀬です。ありとあらゆる花園の変態モードに、早瀬ともどもドン引きになれます!
でも、早瀬が担当を変わってしまった後の花園の憔悴ぶりには、ちょっと情が湧いてしまいました…のびすぎたヒゲに大爆笑。
どこまで本気なのかわからなくて、ほんとにめんどくさいヤツですが、憎めないところがいいです。
「飼い主のしつけ方」は、年下わんこ攻め。リーマンラブです。会社ではクールな上司なのに、実は料理が上手で色気ダダ漏れだったりするギャップ萌え。
年下わんこの犬丸も、しっぽ振りまくりでかわいかった。三雲が犬丸を昔飼ってた犬と同じ「ヨハン」て名前で呼びたくてたまらないのがおかしくて笑っちゃいました。犬丸見てたら、その気持ちすごくわかります。
「初恋は実らないとか実るとか」は、8年前の中学入学前に校則のために長かった髪を切ってもらった、そのイケメン美容師に一目惚れしてしまった雛形の初恋物語。彼の元で美容師を目指すまでになった雛形ですが、自分のことをどう思っているのかわからなくて不安になってしまいます。一途だけど、どっかズレてる雛形がかわいくて胸キュンです。
一番よかったのは「まじめ番長」。番長なのに超まじめ!白鳥も素直な良い子です。大門が不良から白鳥を助けたところから仲良くなり、なんと一緒の大学を受験しようとがんばります。理数系が得意で律儀で、しかも怖がりだったりする大門に、すごいギャップ萌え。
大門の子分の盛山が強力インパクトでした!
胸キュンが思った以上にありました。ちょっと変わった萌えが味わえる、後味のいい作品です。