紙の本
読んでいてちょっと辛い。
2013/03/11 14:26
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投稿者:さおり - この投稿者のレビュー一覧を見る
同時期に書かれたであろう「ぼく、オタリーマン。6巻」も読みました。
そっちを見るとわかりますが、著者は最後に会社を退職しています。
いろいろと煮詰まっていて、良い状態ではなかったのかもとかんじさせる内容でした。正直、笑えない部分が多かったです。
そして、こちらの「ツーアウト」のほうも、2巻までと違い、笑えませんでした。
読んでいて、病んでる感が強すぎました。
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同世代だしヘビースモーカーだし毎晩酒飲むし徹底したインドア派だしって共通点いっぱいあるのに全く親近感が湧かないのは、多分理系と文系の間にある深い深い溝のせいですね。
でも大好きです、よしたに。新刊出たら瞬時に買います、よしたに。(←意図的な呼び捨て)
『ツーアウト』3巻、めちゃめちゃ面白かったです。
・禁酒編
・ヒプノセラピー編
・低糖質ダイエット編
・座禅編
・針治療編
・ボクシング編
・話し方教室編
の豪華7本立て。全編通してすごい良かったー。
中でも、ヒプノセラピーやばいっす。
概要を見る限りでは「ちょっとやってみたい……」とも思いましたが、本書みたいなおばちゃん出てこられたらまあ無理ですね。よしたに氏(←日和った)の脳内ツッコミ秀逸すぎ!
巻を重ねる毎に毒づき方が陰へ陰へと向かっているようで、読者としてはそれが無責任に面白いわけですが、「ツーアウト」が洒落で済む程度にご自愛いただきたいものです。
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作者と同世代ということもあり、共感ありすぎて逆に「なんてことないじゃん」と思うこともあったり。ゆるく面白いです。
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グラジャンでちょこちょこ読んでたんですが、読み逃し多いんだよなと思って購入。「ぼく、オタリーマン」「理系の人々」で人気を博している兼業作家のよしたにさんの作品。高尿酸値、高血糖値、高コレステロールのやばい値3つのうち2つをとってしまった男の汗と痛みと心の病みが表面化されたストーリーとなっています。
取材と称して敢行される幾多の実験みたいなダイエット。肥満外来からはじまり、禁煙、タイ古式マッサージなどいくつもの店を渡り歩きその効果と感想をひたすら語っていく。時には想像以上の痛みや効果があるようで忌憚のない意見が描かれています。コーヒーエネマのときはコンビニで立ち読みしながら少し笑ってしまったことがあります。
第二巻からは心のケアも増えました。完璧理系脳なよしたにさん、職場のギスギスした空気に脂ぶっこむその感じがまさにオタクっぽくて良いです。作品内では心療内科、ヒプノセラピー、話し方講座などを渡り歩いてますが心療内科とヒプノセラピーに関してはまったく効果が見られないというか結局もっと切羽詰ってないと通っても意味ないですよねああいうところ。話し方講座のほうはこっちが見ていてもなんだかなと・・・100万払ってやることでもねぇだろと思いましたが必要な人は必要なんでしょうね。
「ぼくの体はツーアウト」はよしたにさんのダメなところを一切躊躇なく描いているので好感がもてます。こんなことホントは書きたくないんだろうなってところまで描いてる気がします。ツイッターのところとか自分のダメなところを列挙するとか。見事な自分の切り売り、これからも頑張ってやっていってもらいたいです。
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針治療編がとっても参考になった。
あと「話し方教室」とか、どんなもんなん?と思っていたサークルをしてくれているので「へー」といつも感心する。
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オタリーマンより自虐要素が強いのでカンジ悪くはなかった。ただ、自分も人のこと言えた義理ではないけれど、よしたに氏のコミュニケーション力は端から見て心配になるレベル。
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禁酒だったり話し方教室だったり…今回も様々な困難に立ち向かっていましたけれども、個人的には巻末の書き下ろしのアレやコレやが印象に残っていますかね…ともかくコミュニケーション能力とかは元来の性格に関わる部分だから直す、といっても無理があるかと!
昔からコミュ障みたいな男って居たと思うんですけれどもねぇ…著者のよしたに氏だけが特別なわけじゃない、と同じくコミュ障気味の僕などは思いました…さよなら。
ヽ(・ω・)/ズコー