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・かわいい結婚
・悪夢じゃなかった?
・お嬢さんたち気をつけて
男女分業的な考え、男尊女卑など今もまだ根強くのこっているものを静かに描き出している。
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表題作他2編の短編収録。「かわいい結婚」は、ほんわかした話に見せて、実は「ズバリ」と結婚の核心をついてくる。「かわいい」だけじゃ生活は成り立たない。主人公のひかりは専業主婦。でも家事は出来ない。そんなひかりが気付いてしまう。自分の存在価値に。そして、叫ぶ「私、騙された!」。果たして結婚は「かわいい」のか。2編目の「悪夢じゃなかった」は朝起きたら女性になっていた男性の話。女性の自分に悪戦苦闘しながらも、なぜかそれが楽しくなるのが「女子マジック」。彼が新しい世界の扉を開けてしまったのが微笑ましかった。
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かわいい結婚、悪夢じゃなかった、お嬢さんたち気をつけて。結婚をテーマに描いた3つのお話。まあ、かわいくないお話ばかり。相手とどう折り合いを付けていくかが結婚なんじゃないかと未婚ながら思いました。まわりを見ていてもそう思う。生々しい読後感。
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いずれの短編も女性の視点で痛いくらいリアルな日常が描写されている。男性が女性化するような荒唐無稽な話もうまくまとまっていて、あるあると思わされてしまった。
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男と女の考え方の違いをうきぼりにしてる、女性のためのお話。
男も大変だけど、女も女だからこそ大変よ、
根本的に違うんだよなあ。
女なら誰しも思ったことがあるであろう、特有の想いをリアルに描き出してるけど、可愛らしくて面白かった。
ふわふわして可愛くて、でもどこかどんよりする雰囲気は、表紙のイメージぴったり。軽く読めます。
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やっぱ私はこういうテーマの作品好きくないわーって確認する為に読んだのに(M指向)、出てくるキャラクターみんなチャーミングかよ!
ってなっただけだった←←
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毒々しいくて、かわいい作品。
変に都合のいい恋愛モノではなくて、女が感じる理不尽やあるある、実は…、という部分をノリ良くフィクションに仕上げている。
初山内マリコ作品だったが、他の作品も読んでみよう。
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山内マリコさんの「かわいい結婚」、2015.4発行、可愛い結婚、悪夢じゃなかった?、お嬢さんたち気をつけて の3話が収録されています。事故で死んだ母親が娘の身体に蘇ったのは東野圭吾さんの「秘密」だったでしょうか~。パパ、ママ、娘がそれぞれ変換したのは、五十嵐貴久さんの「パパママムスメの10日間」でした(^-^) 「悪夢じゃなかった?」は、27歳の男性が夢から覚めると、妙齢の女性の体に変わっていて、女性として一日を過ごす物語ですw。女性の気持ちが痛いほど理解でき、深く反省したのか・・・、それとも・・・w。
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悪夢じゃなかった?で女は空腹を感じた瞬間飢餓感に襲われてイライラするっていうのがあって、男もそうだと思っていた。
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中編3編。
3編目の『お嬢さんたち気をつけて』でユリがコメ兵に行った瞬間に胸が熱くなり★1個プラスになりました。
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富山県出身の作家・山内マリコさんによる「女性(の大変さ)」をテーマにした3つのオムニバス・ストーリー。ライトな感じで書いてあってすらすら読めた。
1話目の「かわいい結婚」は、家事ができないまま地方で専業主婦になってしまったヒロイン・ひかりが東京でアナウンサーになった元カレ・青山くんを若干気にしながらも、夫・まーくんのために家事を頑張る物語。途中、家事のポイントを掴んだひかりが猛烈にやる気を出すも、最後に「家事とは終わりのないもの」と気づいてしまう。そうなのだ。主婦になってしまった幸せと悲しさがゆるい感じでつづられており、いくらか共感できる内容となっている。
二話目の「悪夢じゃなかった?」は彼女のミッコとの結婚を渋った罰でか、グラマーな女性の姿になってしまった裕司が、男性の視線に耐えつつも、衣服や化粧を整え、何とか今夜の宿を確保するため奮闘する物語。かわいい女性になってしまった裕司が男物の服に身を包み、スマホとクレジットカードと財布だけ持って出ていくシーンはこの後の冒険を感じさせ少しわくわくする。実家をミッコの「女性は男性に比べて体力が劣るのに々ペースで働こうとするから消耗する」の言葉に納得。最後には女性の女性たる苦労を思い知るが、本当にそう。
三話目の「お嬢さんたち気をつけて」は地方で結婚するあや子とと都会で仕事をバリバリ頑張るユリの生き方の違いを描く。二人の目は希望を失い、虚ろになる。どっちの道に進んでも大変…。女性が背負うものは大きい。
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ふわふわした雰囲気のお話だけど、これってハッピーエンド?と首をかしげたくなる結末だったりして、不思議な読後です。
登場人物たちも結構な曲者なので、人によっては読みながらイライラしてしまうかも?
でもまぁ、「結婚=幸せなゴール」という図式こそがファンタジーで、こっちの方がリアリティがある、と感じる人も少なからずいると思うな。うん。
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家事のできない専業主婦を描いた「かわいい結婚」、男が女に変身する「悪夢じゃなかった?」、大学の仲良し2人組のその後を描く「お嬢さんたち気をつけて」の3編。
一番面白かったのは、「悪夢じゃなかった?」かな。目が覚めたら、カラダだけが女に変身していたというSFチックな設定だが、1日を過ごすうちに、女が生きていくのはいかに大変かということを男が悟るという展開が面白い。
「お嬢さんたち気をつけて」の古風な語り口もちょっと面白かった。
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「女の子」の生態を教えて貰ったような感じ。おばかだったり独特のノリだったりが楽しくて、勢いがあって、可愛かった。
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男女が付き合い、一緒に暮らす中での「ん?」と感じる男尊女卑をいらやしくなくさらり描いていてクスリと笑えました。すぐ読めます