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地下鉄サリンに代表されるオウムの事件、阪神大震災など数多くの出来事がある1995年を政治経済、テクノロジー、事件など横に輪切りにして振り返る試み。基本的には出来事をつらづらと書かれるだけだけど、作者の小ネタや軽妙な語り口で、飽きずに読めました。
当時は小学生。ノスタルジーに浸れる読書体験でした。そして20年前から現代に受け継がれることもあると改めて感じます。
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阪神・淡路大震災、地下鉄サリン事件がおき「戦後史の転機となった年」とされる(?)1995年にフォーカスして、事件、芸能、スポーツなど様々な角度から紐解いていく。
歴史はテーマを時代の流れで語られることは多いが、本書のように1995年と縛って色々なテーマを取り上げられることは少い。
ああ、そうだな、懐かしいなと思うが、そこから更に話が広がらないと言う意味では、やはりあまり需要の無い切り口なのだろうなとも思う。
自分史を作ろうかなとは思う。
【面白い】
常に新しい通信メディアの動向に敏感なのは、ギークとヤクザと不倫カップル。
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1995年を日本の戦後からの歴史の一つの転換点と捉え、1995年に起きた様々な出来事の歴史的な意味を考える。
様々な出来事を振り返ってみると、あれから時代は大きく変わったのだなと実感。
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阪神大震災、地下鉄サリン事件、ウィンドウズ95の発売、アニメ『新世紀エヴァンゲリオン』の放映などの出来事によって記憶される1995年を、政治、経済、国際情勢、テクノロジー、消費・文化、事件・メディアの6つのテーマに渡って概観し、現在とのつながりを明らかにした本です。
著者の本ではいつものことなのですが、分析装置の鋭さに欠ける一方で、時代を象徴するようなさまざまな徴候をざっくりとすくい取って大まかな絵図を描き出すような論調になっています。それでもやはり、もう少し議論の焦点を絞ってほしかったという感想を抱いてしまいます。
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1995年がこんなにターニングポイントだったとは。当時、7歳。なにもわからないなりに、考えるっていうことを始めた年齢な気がします。
ヒントがありすぎたのでここでは書きません(笑)
今年はさらにそこから20年ということだけ追記しておきます。
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激動の1995年を広く浅く振り返るダイジェスト本という感じ。いろんなことあったんですなあと感じ入るけど、他の年でも頑張れば一冊本になるのかなあ。でも震災と地下鉄サリン事件がこういう本に向かわせたのか。そしてTV版エヴァンゲリオンもまた1995年放送開始なのだった…
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【揺れて荒れて変えて】阪神淡路大震災や地下鉄サリン事件が発生する中、安室奈美恵がCDデビューし『失楽園』が人々の関心を捕らえた1995年。平成の中でも時代を画す重大事件が相次いだこの1年を振り返りながら、後代に与えた影響について考察を加える作品です。著者は、幅広い分野に関する著作を持つライターの速水健朗。
著者がまえがきで記しているように、懐古趣味を十分に満たすことができることはもちろん、1995年という1年が持つ重要性を改めて気づかせてくれる一冊でした。この年の出来事をどうまとめるかは人それぞれだと思いますが、議論の補助線として非常に参考になるかと思います。
〜1995年とは、それ以前に起こっていた日本社会の変化を強く認識する機会となった転機の年なのである。〜
1995年について記憶のある人にもない人にもオススメ☆5つ
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“最悪でも、いささかの懐古趣味を満足させることはできるだろう”
本書の前書きで、著者が引用した文章である。果たして本書は懐古趣味を満足させるだけの本なのか?いやいや、1995年は、エポックメイキングな年なんですよ!と納得をさせられる本なのか?
確かに経済面やテクノロジー、文化面等、各論では後世に影響を与えた出来事はあったようだ。しかし、1995年という年全体ではそれほど後世に影響を与えた訳ではなさそうだ。というか、そこまで踏み込んだ記載と分析はなされていない。
どちらかというと、“懐古趣味を満足させる”内容であったが、それでも私にとっては懐かしい1年をよみがえらせることが出来た。
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1995年がある種、激動の年であったことを実感した。でも1994年だって1996年だって挙げればそれは激動の都市だったのだろう。 あの時代の自分と重ね合わせながら読むにはおもしろった。