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あともう少しがんばれば、幸せになれるかもしれない。
うまくいかないものに必死にしがみついているようで、苦しくなる。愛はあるけど、相性は合わない。相性が合わないものは、一体どうしたらいいんだろう。
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audibleにて拝聴。
こういうカップル、世の中に沢山いるだろうなぁ〜〜と思った…笑
綿矢りさ先生の文章は「独り言がぐるぐると目まぐるしく回っている人の頭の中」を覗き見てるようだなと思う。
他の作品でも、ああ〜この脳内の独り言やあっち行ったりこっち行ったり1人でぐるぐる考えてる感じ…分かるなぁ〜と頻繁に思わされた。
ナヨが敬語だったのが何か怖かったけど、別にホラーでは無くてほっとした笑
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同棲中のカップル、奈世と絃のお話。
2人とも変。絃の性格に難アリだなぁと思うけど、絃の難アリな部分さえも愛おしく感じている奈世も難アリ。
奈世の素直さ、恋に対する真っ直ぐさは共感できる人も多いのかもしれない(私は共感できないけど…)。
後半の方が比較的読みやすかった!
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阿部公彦の後書きが良い。
綿矢りさは「変な女」を文學的表現に乗せて、純文学に痰を吐いていくのがうまいよね。
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「婚期」に対峙した男女をとても冷静に描写している。(作品とはズレた感想になるかもしれないが、)改めて「結婚」って不思議な制度だなと思う。
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気になっている作品が多数ある綿矢りささん。
初読みです。
女性!!をプンプン香らせている文章がとても好みでした。脳内で目まぐるしく考えを巡らせている他人の頭の中を覗き見するのはやはり楽しい。燃えた男女がそうでなくなっていく様の表現や、同棲生活での些細な一コマに共感できる部分もあったが、奈世と絃カップルは好きではない。
寂しく感じて連れ戻したいからプロポーズ、実家の前にいるのに親に挨拶もしない、帰りのバスの中ですぐに結婚延期。ここで親に謝罪できない男なんて結婚しても上手くいかないんじゃない?
でもそんな絃よりも、好きにのまれすぎてそういうことを絃にきちんと言えなかったり、違和感を持つべきところでそれを感じれない奈世の方が問題あり。
父親があれほど怒る気持ちがわかるよ。絃はそれほど奈世のこと好きではないもん。結婚が地獄に変わってしまうか、ぶつかって成長していくのか、この二人の三十代が気になる。
奈世が友達なら、とりあえず仕事しな?の一言に尽きる。笑
綿矢りささん他の作品も読みたい。
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味が、熱い。悔しいくらい言葉の組み合わせが巧い。味なのに熱い。でも共感できる。同棲カップルの煮え切らない共同生活、日常は日常の連続だよなあといういい意味でがっくりした気持ちになった(笑)
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うちにうちにはいっていく2人の話。
外の世界がないとこんなに煮詰まるのか……
私ならこの男性と一緒に過ごせないなと思った。
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結婚にまつわるこういうことってよくあるんだろうなあと思った。奈世と絃に共感するところはたくさんあったけど、そこが自分の嫌いなところと重なって好きになれなかった。結婚って難しいんだなー。
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絃と奈世の年齢まであと数年しかないけれど、結婚に対して決断ができるかどうかとても怪しい。現時点では、なかなか厳しい。
経済力や生きる力が、そのときに備わっていたとしても、絃のように見て見ぬふりをしてしまうかもしれない。奈世は戻ってきてくれたが、僕の場合、そのまま失ってしまう可能性の方が高いと思う。
とりあえず好きっていう気持ちを尊重して結婚するのは間違ってないけど、果たして踏み出せるかな。
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解説にトホホ笑いの果てにってあるけど本当か?笑うところなかった おしまいなふたりの全力破滅って感じでよかった
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永遠に続くマイムマイム
人を呼ばない二人だけの部屋
あまりに見慣れた変わり映えのしない気難しい表情
悪夢みたい。
でも、多分正しい。
"わたしたちは、話し合いや歩み寄りに途方もない労力を注ぎ込んできたけど、結局はずっと、同じ場所で踊り続けているのではないか。"
過度に、苦しんではいけないのだ。
唐辛子にも、適正な量があるでしょ?
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奈世と同じ26歳なのであるある、、と思って胸がキュッとなった。
結局、結婚してして!っていうよりスッと相手から離れてみるほうが男としてはいいんだろうな。
押してダメなら引いてみろ。
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奈世がやばい女なのはさておき。絃が自分を持ってるようでそれほどでもなく、何がしたいのかよくわからなくてもやもやした。わからなくなることこそが恋愛の醍醐味かもしれないけれど、曖昧なままでどこまでいけるのか。
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はじめは絃くんこだわり強すぎじゃない?本当にこんな人と暮らしていくの?と思いながら読むけど、だんだん奈世ちゃんも奈世ちゃんでやばいな…と察しがついてくる。
解説で「変な女」と断言されていてちょっと面白かった笑
綿矢りささんが描く、どことなく危ういところのある女性像が好き。
奈世ちゃんとご両親の喧嘩のシーンはつらかった。。
優しいご両親のもと愛情を受けて育ったんだろうなと思いつつ、大学を卒業した娘が一度もていしょくについてないことをわりと受け入れてるところ、誕生日プレゼントの相談をするところは、なんだか甘やかしてるなあと感じた。
自室で泣いている奈世の気配を察知する両親に関する描写が好きだった。