紙の本
一生懸命、現実を生きていると、
2024/03/17 15:27
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投稿者:びずん - この投稿者のレビュー一覧を見る
一生懸命になりすぎて逃避したくなる。例えば、普段の生活では感じることができない大自然の中に行ったり、関わることのない人と話したりして、理想や幻想を抱く。思いは自由だ。現実から逃げたって良い。ただし、その先の理想や幻想が思いの外簡単に手に入りそうになったら、自分を引き戻せるくらいに理性を保っておかなくてはならない。
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上巻から一気に読み終えた。ただ、途中で気づいてしまったので、気づかずに読み進めることができたらどう思っていたか、とも思う。
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第一部「利枝子」、第二部「彰彦」、第三部「蒔生」、第4部「節子」と視点を移動しながら進行していく一種のロードノベル。物語内のリアルタイムでは、何の事件も起こらない。にもかかわらず、非常にスリリングで読ませる。読後感は切ない爽やかさ。めちゃ面白かった!
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中年になっても王子様のような外見、中身は毒だらけの彰彦に萌えです。昔なら断然「良く分からない」クールな蒔生でしたが。登場人物男女2人ずつがそれぞれ違った魅力を持っていてバランス良いです。一番何でもない存在でただの賑やかしだと思われた節子をラストに持って来るのがまた上手い!最後にじんわりさせられて、希望の光が射しました。
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4人を取り巻く人々が、恩田作品だなぁ、と感じさせてくれます。人間関係も色々あって面白かったですが、やはり自然の描写が美しくて好きです。普段、何を考えながら物事をみているのだろう。
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学生時代・行方不明となった梶原憂理は「生きてるのか?」。当時、最後に会った蒔生の口から、語られる真実とは?(三章)
また、最終章では節子による回想&山登りのエンディングです。
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下巻は蒔生の章と節子の章。
もし蒔生の章で終わったとしたら、後味の悪い本になるところ。
だって蒔生ってめちゃくちゃヤな奴なんだもん。
自分のせいで人が一人死んでるんだぞ!
それを「あの時殺しておいた方が良かった」みたいなことぬかしやがって。
周りの人をさんざん傷つけておきながら、よくそんなことが言えたもんだ。
そんなイライラも、節子の章で中和される。
この本のメインの「謎」、憂理のことはきっちり説明されてるし、すっきり。
にちゃんでの評価が高いのも納得。
でもどんなに大風呂敷広げっぱなしでも、恩田さんの作品ではホラー・SF系が好きだな。
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屋久島
映像化されたらおもしろいだろうなぁ〜。どんな配役がぴったりくるかと考えてみたけど、誰もぴったりこなかった。
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面白かったです。堪能できました。ただのハイキングの話なんだけど、恩田陸が味付けするとたまらなく面白くなります。
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続き。
取り留めのない感じが、読む人によってはダメかもしれないが、自分は好き。最後に何を解決するわけでもないけど、なにかスッキリした気持ちになれた。
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恩田陸さんの本は、登場人物の人物描写が圧倒的に面白い。
4人の登場人物全員が魅力的でそれぞれが自分の性格の一部を持っているような気になる。
当たり前だけど、みんなそれぞれに共感でき、異なると感じる部分もある。・・・・おもしろい。
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(続き)
各人のモノローグの多い話だけど、共感できる部分が多く、読んでいて全然飽きませんでした。一読の価値アリ!・・・です。
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屋久島(とおぼしき所)に行く、学生時代の友人4人。利枝子の恋人だった蒔生、それが利枝子の親友の憂理になびき、友人の彰彦のお姉さんとくっつき、じゃあ節子はどんな役割?
第三部は蒔生の立場から、第四部は節子の立場から描かれている。憂理は実は利枝子が好きだったという意外な展開で話がややこしくなっていく。読み終われば、ああそうって感じ。
2006.8.7 読了
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やっぱり恩田陸の実力を感じる。複雑な構成だが読みやすく、伏線がたくさんはってあるがそうと意識させない文章力だ。
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07.1.2読了
登場人物の繊細さ、性格描写、会話がいい。頭がいいかんじ。
自分ももっと実のある会話をしたいと思った。