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図書館から借りました
ファンタジー? 現代?
ずば抜けて頭のよい女の子、マチルダ。
無理解を通り越し、ダメな両親(悪党)。
学校の校長もまたど悪人。
ミス・ハニー(担任)とミセス・フェルプス(村の図書館の司書)だけが、大人の中で唯一まとも。
ロアルドさんは実に……厳しい(笑)
テレビが嫌いなのがよくわかる。
「本読め、本っ」
という言葉が前面に出ている。
悪の夫妻が「テレビ好き」というのがいい例だろう。
面白いが、痛くもある。
マチルダの能力はこんな親がいるために悪戯に消費されていく。
でも、たぐいまれな「良い子」であるから、荒まないが……、普通の子であったらなら、きっとテロリストとかになっちゃったかも、です。
マチルダが最後はミス・ハニーと幸せになれて、よかった(誤解招きそうな発言♪)
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マチルダは両親に期待されていない女の子です。
それにも関わらず、才能豊かでした。
ある日、両親への怒りから、物を動かす能力を身につけてしまいます。
その才能を利用して、意地悪をする校長先生とも、両親とも独立し、
校長先生からいじめられていた校長先生の姪の先生と一緒に暮らすことになります。
少し、どぎついところもあるようにも思えますが、
嫌みな感じがしないところが不思議です。
自分が子供からどんな目で見られているか、
子供の能力を伸ばさないような親ではないか、
一度考えながら読んでみると、大人でもおもしろいかもしれません。
あなたは、お子さんのどこを伸ばそうとしていますか?
マチルダの両親と、学校の校長先生は、反面教師として、マチルダの才能を伸ばしました。
優しくすることだけが子供の才能を伸ばすのではないという教訓を含んでいるかもしれません。
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児童文学と言わせるのが惜しい。
大人こそ読んで欲しい1冊。
シュールなダールの世界。
マチルダの大人をやっつけるシーンが楽しいし、
大人としての皮肉な部分を感じさせられる。
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小学生の時から読みたいと思いつつも機会に恵まれず、手に取ったのは20歳を過ぎてから
マチルダが模範的な優等生っぷりを発揮するところがいかにも児童書っぽいなぁー、と思いながらもジョージオーウェルの動物農場やヘミングウェイの老人と海といった名作が出てくる度に次はどんな本が紹介されるのか気になってページをめくるのをやめられない
果たして6、7歳が動物農場を読んで何を意味しているのか理解できるのか・・・?
まぁそれはさておき
紹介される本が、道徳を押しつけるような本ばかりでないのが魅力的
無邪気で無垢なマチルダの「なぜ?」は堅くなった私たちの頭を、ほんの一瞬ではあるが幼少時代の、まだ常識に囚われていなかったやわらかい頭に戻してくれる
けれどマチルダはいずれ、自分がかけがえのない存在を失ってしまったこと、簡単に手放されてしまった悲しさに気づくのだろう
その時、心が受ける痛みは彼女の賢さと比例するのではないか
そう思わせる結末までの、話の展開が爽快だった分後味の悪さが残ってしまった
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あ~~~~~~~~~
自分もこんな天才で生まれてきたかった・・・・・
ミス・ハニー大好き!!!!1
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すっごいおもしろくって、二時間もかけずに読んでしまった!
わずか5歳にして読み書き、算数の難しい計算とかができちゃうのにそれを大したことだと思わない。
けど、大人の理不尽な行動にはいたずらで仕返しをする!この痛快さ!
ミス・ハリーという、マチルダにとってよき理解者となる存在も物語のなかでいい味を出してるなぁ。
肉親以外の大人に味方されるかされないかで世界の広がり方が変わってくるんだろうな。
ロアルド・ダールおもしろかったです!
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Matilda(1988年、英)。
天才少女マチルダが智略を用いて悪い大人達をやっつける物語。英国人らしい毒舌と皮肉が効いたスパイシーな作品だ。マチルダの天才ぶり(4歳でディケンズの「大いなる遺産」「オリバー・ツイスト」などを愛読)、子供が大人をぎゃふんと言わせる痛快さ、大団円のハッピーエンドなど、子供心を掴む要素が揃っている。
ただ、私には少々ひっかかる点もあった。ひとつは、やや極端な教養主義。ディケンズを愛読するようなインテリ層の人間は例外なく善人として描かれ、テレビばかり見て本を読まない無教養な人間は徹底的にこき下ろされている。子供のように素直にマチルダに共感できればいいが、高校の時「大いなる遺産」に挑戦して上巻で挫折した私などは、「テレビにも良い番組はありますよ…」と小声で抗弁したくなってしまう。
もうひとつは、マチルダの両親の猛烈なモラル・ハラスメント(虐待)ぶり。カリカチュアライズされているとはいえ結構リアルなので、幼い子供に読ませる場合、その子の感受性や家庭環境について配慮が必要かもしれない(マチルダほどの才覚をもってしても、結局は超能力と運がなければ彼らの支配から逃れられなかったことに注意)。
とはいえ、これらはあくまで大人目線の感想であり、過保護な大人の心配をよそに、案外子供の方が柔軟に清濁あわせ飲んで、伸びやかに色々なことを吸収していくのかもしれない。世界中の子供達が愛読してきたという事実が、それを証明している。素直に読めば、純粋に楽しく愉快な物語だと思う。
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2月にロンドンでミュージカル「マチルダ」を観る予定なので予習として。
ロアルド・ダールはやはり面白い。ブレイクのイラストとセットで素晴らしいですね。
マチルダの聡明で嫌みったらしくないところ、ミス・ハニーの優しさ、そして恐ろしい校長先生やダメ両親など、キャラクターの描かれ方がはっきりしてて良いですね。
校長の口から飛び出す罵詈雑言も、言葉の選び方が独創的かつ子供の心に響きそうな雰囲気で…と大人になると、こういったところをこまごま分析してしまいます。ま、要は「痛快で面白かった!」と思わせる作品でした。
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親にかまわれずに育った小さな女の子マチルダの痛快な仕返し劇。
やっぱりロアルド・ダールはお話を作るのが巧いなあ。
勧善懲悪で、悪役はひたすらどこまでも憎たらしく、主人公はいつでも前向きで。
読んでいて感情移入がしやすいというか、知らぬ間に好きになっていて応援している自分に気がつくというか。
大人になって読んでも作品の世界に入り込んで夢中になってしまう。
そしてその世界をさらに魅力的にしているのがクェンティン・ブレイクの挿絵。
うっとりと何度でも見返してしまうよ。
本当にこのコンビはの作品は素晴らしい。
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海外児童文学。
マチルダと同じ視線から見るか、子どもの立場から見るか、大人の立場から見るかで随分がらりと変わります。
小さい子が読めばただ悪者は皆いなくなってすっきり!と勧善懲悪に喜ぶでしょうし、大人が読めば、マチルダの両親によるネグレクト等の虐待ぶりと抑圧的な小学校になにかしらメッセージ性を感じるかもしれません。
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親友に勧められた作品。
あまりのおもしろさに、一瞬で物語の中に入っていけてあっという間に読み終わってしまいました。
こんなに、文章がスラスラと入ってくる本は久しぶりかも♪
マチルダみたいに、天才で優しい女の子に私も出会いたい。
お話が終わってしまうのが、本当にもったいなかった!!
でも、悪役の登場人物が悪役すぎて嫌だ(笑)
ロアルド・ダールの他の作品も絶対読みたいです。
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「子どもを本好きにする10の秘訣」>「家族・人間関係」で紹介された本。
ロアルド・ダールは「チョコレート工場の秘密」で有名だけれど、実は殆ど読んだことがなくて、数年前に多読を少しやっていたころ、原書を数冊読んだ際に私自身は読んだ(はず、少なくとも表紙絵に覚えがあるから)。そのうち訳書でいいから、子どももこの辺りまで読むと楽しいんだろうな。
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マチルダが九九をスラスラ言っていた。
マチルダは念力でチョークを動かしていた。すごい!!!
私も出来たら、いいのになぁ......
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ロアルド・ダールを初めて知った作品。
天才であるマチルダは勉学や娘に無関心な両親という劣悪な環境に生まれますが、ミセス・フェルペスやミス・ハニーという理解ある大人と出会い、その頭脳に磨きをかけます。
両親に腹が立つ仕打ちをされた際には仕返しをする、その仕返しが秀逸ながら子供の発想でないと思いつかない可愛い(結果は全く可愛いとは言えませんが)ものでクスリと笑えます。
その後、ミス・トランチブルという最高にクレイジーな校長と対峙し、勝利し、ミス・ハニーとともに幸せな暮らしを手に入れる。
理解ある大人としてミス・ハニーが目立ちがちですが、私としては騒ぎ立てることもなく、マチルダにとってベストな応対をしたのはミセス・フェルペスのほうだと思います。
普通は騒いでマスコミなどに発表して金の卵として祭り上げられたマチルダは精神的に参ってしまうという流れになるでしょう。
でも、ミセス・フェルペスはそうはしなかった!
マチルダとミセスフェルペスの図書館の場面はとても好きです。
最後にマチルダと家族の別れの場面。
マイクだけが手を振ったという文章を見て、両親とはうまくいってなかったけどマイクとはそれなりにうまくやってたのかなと思うと少し切なくなりました。
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ミス・トランチブルや両親の横暴さの度が過ぎていて(文化の違い…?)ちょっと入り込めなかった部分も。
最後もハッピーエンドなのか?親に捨てられてハッピーエンドっていうのは日本的ではないけど、割り切っててそこが面白いなと思いました。
ミス・ハニーがすごく魅力的。