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作者ががっつり文学者で、飲み屋で一杯やりながら教えてくれる感じ。
はっきり意見を言う人で、嫌われそうだけど、好かれそう。
どうしても作者に目がいっちゃう。
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題名からして「あるある!」系の軽い本かと思えば大間違い!のっけから聖アウグスティヌスが出てくるし、ドストエフスキーが出てきて、しまいには文学論に上り詰める。結構読みごたえがあって高尚な本。ヤンキーが更生した話じゃない。(三浦崇典)
▼『ジセダイ』140文字レビューより
http://ji-sedai.jp/special/140review/20120119.html
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小谷野氏のエッセイで、自分がした悪いことを自慢気に話す者の話から、悪とは何かという問いへ漂うように論が進む。著者の他の著作に書かれたエピソードも出てきて既視感を感じるときもあるが、個人的には後半の俗物論が独特の視点で面白かった。
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題名と内容にずれがあります。「昔はワルだった」と自慢するバカ、中年以上の男に多いと共感して読み始めましたが、読み進めれば読み進めるほど内容が支離滅裂。
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ちと中島義道先生に用があって小谷野先生のご見解をたまわる。話はまとまりがなくて荒れてる感じ。
「私はここ数年、何とかして、こういう、権謀術数を弄して権力の座に就く、というような「悪人」になりたいと思ってきた。……温顔と冷酷を使い分け、心にもないことを言い、懐柔と恫喝をもって、のし上がっていく、ああそういう人間に、私はなりたい、なりたいのである……どうすればそういう本当の悪人になれるのであろうか」。無理じゃないっすかね。
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著者の本ではまとまってゐるほう
意外と論理的に書いてあって、なるほどと思った。最後のあとがきで、実は著者自身も悪者俗物なのではないかと思はせる。
しかしこの本に怒ってゐるのは、金井美恵子の文章教室と同様に、バカや俗物だと分類されて不愉快になった人物ではないだらうか。
私も一種の文学俗物、知的俗物かもしれない。