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最後までドキドキした。
いろんな事実を調べて書いたんだろうけど、
何が幸せで、何が不幸なのかわからなくなる。
幸せの中にも不幸はあるし、
不幸の中にも幸せはある。という話か。
じーんときた。
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テーマが辻村さんらしからぬような?後半は辻村さんっぽいのかな?
子供は宝。子供が安心して、健やかに成長できる世の中になりますように・・・。
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前半は、不妊治療が実を結ばず特別養子縁組の手続きによって子供を授かる夫婦の話。
そんなにまでして子供が欲しいものかね? と思いながら読み進める。
後半は、その子供を中学生で産んだ女の子の話。
世間知らずな娘だと呆れるけれど、世間を受け入れられないような育て方をしてしまった親に対して無性に腹がたちます。妊娠発覚時にもっと話し合ってくれていたら… そのくせ、親戚には話すなんてサイテーだよね
興味のあるテーマではなかったけど、さすがに深月さん、イッキに読ませてくれます。
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自分の子どもを産むことができなかった佐都子と、14歳で子どもを産んでしまったひかり。2人の人生の2つの交差を描くミステリ。
なぜこんな目に遭わなきゃならないんだ、どこで間違ってしまったんだ、と読みながらひかりの運命を呪ってしまう。でも、多分彼女はその自分の運命を呪うことさえできないほど、未熟なまま日々を過ごして来てしまったのだろう。
もしも、親ときちんと向き合っていたら。もしも、どこかで親にちゃんと助けを求めていたら。トラブルが起こるたびにそこにあったであろう、いくつもの、もしも、が悲しい。
ひかりの重く苦しい6年間と、佐都子の喜びに満ちた6年間。
「母親」になることと「母親」であること。この2つの違いの重さに震えながら読んだ。
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これはもう全人類が読めばいいと思った。
自分が今ここで生きていること、自分を産んでくれてここまで育ててくれた母親の偉大さに改めて気づいた。
そしてこのタイトルの意味を知った時の鳥肌が全身を駆け巡る感覚が未だに残っている。
辻村さんの本は主人公とその相手側の両方の面から見て物語が進むことが多いけど、その話しの進ませ方で読めば読み進む程話の中に引き込まれ、
あの時もう一方はこう言う気持ちだったのかとどちら側の気持ちも分かって激しく心がかき乱されてそれがまた良い。
読み終えた後も心地良いほわほわ感に包まれて話の中の登場人物に思いを巡らしてしまった。
きっと大丈夫。
朝がくる・・・・と思わせる終わり方にスタンディングオーベーションです。
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特別養子縁組のことは、テレビでドキュメンタリーを見たことがあったから、産まれてすぐ子供を取り上げられて抱くことも出来ずに里親に渡したりっていうのは知っていたけど、今回のように大好きな彼氏との子供でたとえ自分がまだ中学生だから育てられないからだとしても、大切な自分の子供を里親に出すなんてなんて辛いんだろう。もちろん、風俗でデキちゃってっていう望んでない場合もあるだろう。でも、そうじゃない場合は辛いよね。辛いなあ。
それと、ママ友とかそういうのも大変だしやっぱり子育てってとても大変で難しい。責任半端ない。
無理なだろうけど、広島のかあちゃんとうまいことみんなで暮らせたらいいのにね。
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今年一番読後あと味の悪い本
初潮もないのに妊娠出産特別養子縁組ひかりに対する両親の愛情家出ー
ひかりの心情でよんだ
あぁこんなことって
もういちど読みかえそうきっと
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久々の一気読み。
特別養子縁組と不妊治療がテーマの話。
後半の生みの親編の転落振りが、スピード感がありページをめくる手も早く進んだけど、テーマがぼやけた気がする。
とはいえ、ひかりの母に対する思いがリアルで、今後和解するまでのくだりが読みたかったので、2作に分けて、養子縁組、母子の再生、とそれぞれもっと丁寧に書いたのを読みたかったかな。
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1勝の終わりで物語が動き出す。出だし好調。
2章が始まり夫婦の過去が明かされる。先が気になる。
3章ではひかりのパートに。ひかりの過去~現在までが書かれている。それは暗く重いものであった。しかし、ところどころで(若気の至り・自業自得の範疇なのでは…)と思う部分もしばしば。
そして最終章。なかなか話の終着点が見えてこない。どんな結末を迎える事になるのか…もしかして鬱エンドを迎えるのか…?と思い読み進めていく。残り数ページ…。
なるほど、そうやって物語が締めくくられるのか。
とは言え、手放しで読後感が良かった、と言えるものではなかったかな?と言うのが率直な感想であった。スッキリとした終わりであるのだが、3章で感じたモヤモヤが晴れる事が無かった。
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結末があっさりしてて拍子抜け。んなアホな。
感動せんならんはずなんだが、誰の気持ちにも寄り添えず。冷めてるなー。
ド直球の眩しい朝。
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子どもを産んだ母親。
子どもを産めずに、養育する母親。
どちらの方が子を思う気持ちが強いかなんて、比べることはできないし、子を産んだから絶対に子を愛するとも限らない。
子どもを産めずに養子として育てている母親、産みの母親、様々な視点から、それぞれの女性の生き方が描かれている。子を産み、手放した女性、子を産めなかった女性。
どちらの女性の歩んできた道は、とてつもなく険しいと思った。
帯にあるような号泣はなかったけれど、子を持ったこともないけれど、読後ずっと胸の奥底に残る話だった。
結末は曖昧だけれど、最後は二人の女性に日が差したのではないかと思う。読後は悪くなかったです。
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はじめの展開がよかったかな。半ばから後半はあまりいい気持ちにはならず。子供の親にはなかなか悩ましい話。小杉の地名は懐かしかった。
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今、ハマってる作家さんなので、新刊発売日に購入して読みました。
女性とか男性とか。大人とか子供とか。子供が欲しいのに出ない人と産むつもりもないのに妊娠してしまった人とか産んでも育てられない人とか…同じ出来事でも、その捉え方はその人の立場によって全く異なる。辻村深月さんという作家は、当事者でないとわからない心理描写を表現するのが本当にうまいと思いました。最後はきれいに終わりすぎたかな?感もありましたが、スッキリな読後感を味わえました。面白くて一気に読んでしまいました。
ただ一つだけ、装丁が写真なのが個人的に残念なので星ひとつ減らしました。
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大好きな辻村さんの作品
途中までは、よくある展開かなー
と思ったけど
震えた。久しぶりに、衝撃を受けた作品。
泣いた。
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辻村さんの新刊。それも不妊治療、特別養子縁組など今までになかったテーマを扱った内容。とあって、珍しくハードカバーで本を購入してみた。
不妊治療の末、養子を迎えることを決意し、一児の母となった佐都子と、事情で産んだ子を育てられないため、産まれてすぐにわが子を養子に出した、本当の母親ひかり。佐都子が養子を迎えるまでの日々。そしてひかりが妊娠~出産し、その後の苦労の耐えない人生が両面から描かれていて、とても考えさせられる1冊だった。自分が、佐都子だったら、、ひかりだったら、、ひかりの親だったら、、と、様々な人物の視点から、考えさせられながら読んだ。ひかりの人生が良い方向に向かってくれると、いいな。