紙の本
子ども向けとあなどれないいい内容
2016/04/30 18:16
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投稿者:T.H. - この投稿者のレビュー一覧を見る
子ども向けなだけに分かりやすい。大人が読んでも納得できる内容の俳句指導書だと思う。
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本書の魅力はなんといっても小学生の句を鑑賞できることです。俳句の世界へと導く副読本としてもすぐれています。ではいくつかを。
ふゆの月おとぎばなしとおなじいろ(7歳)
谷川の風を分け合う鯉のぼり(12歳)
ナシ噛んで足の先まで甘くなる(小6)
ひとりでに揺れるブランコ孤独かな(11歳)
ひみつごと月のようにポンとでる(12歳)
たんさん水プチプチなにか話してる(小2)
新幹線秋を真横に走ってる(12歳)
アブラゼミ肩に止まられ石像に(12歳)
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どこまでが,金子兜太さんの文章なのか分かりませんが,ま,現代俳人の一人であるその金子さんが監修した,「子どもに俳句を指導しようとする人」のための案内本です。
575のリズムや季語を大切にしながらも,子どもらしい表現も大切にしていきたい…という指導観がゆったりとしていてよかったです。
季語に関しても,少しずつ知っていく方法や,楽しんで学ぶ方法のヒントになるものもたくさんありました。
学級で,少し本格的に俳句を取りあげて見たい方には,とても参考になるでしょう。
私も,本書を参考にして,子どもたちに少し紹介したいと思います。