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愛しさと切なさと心強さとエロさがないとね、BLは。この4カードを揃えるのは結構難しい…
「愛しさ」が揃い過ぎ→読者置いてけぼりバカップル
「切なさ」が揃い過ぎ→自己愛強くて自己陶酔で完結
「心強さ」が揃い過ぎ→ご都合主義に見えるリスク
「エロさ」が揃い過ぎ→ただのエロ本
はらださん作品は「痛さ」に特化し、独自のエロが約束されている。私、無類の「痛い系」好きだと思うけど、「痛いだろうー、これは、痛かろうー」と作者が痛がらせようとほくそ笑んで書いてるのは嫌いなのよ。作家は影武者に徹して欲しいのよ、書いている作家の感情とかその他もろもろが透けて見えるようなのは好かん。特に痛い系は自己陶酔入る作家さんがいたりするが、はらださんの「陶酔」は登場人物の「陶酔」の域で留まっている…
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表題は、自分に惚れたゲイを弄んでいた最低男の、ミイラとりがミイラになっちゃって、最後は強姦してるのにザマァな攻めが快感でしたw最後のシャツ越しのキスシーンが彼の今の心情すべて物語ってて秀逸でした。
あと印象に残ったのは…痴漢のモブ攻めのやつ。ひ~、もうサイコだよね。主犯格はやっぱり…でしたが、二面性ではなく、素でサイコちゃんだったのは予想外。思わず最後の爛々とした瞳に見入ってしまった…。
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はらださん2冊目の短編集。
前回の「変愛」は比較的明るく終わる話が多かったイメージですが、今作はダークダークダーク、最後にラブコメ!という感じです。笑
端的に言ってしまうと後味が悪いお話が多いので、そこが好きか嫌いかで評価が分かれると思います。
「ひきずる音」のオチは何となく読めたのですが、「痴漢されてる彼を〜」はそう来るか…。ぜんっぜん現実的じゃないけど、はらださんはこの狂気にも似た愛情(まさしく「変」な「愛」)を描くのが本当にお上手ですね。
自分はどちらかと言うとはらださんの描くドタバタラブコメが好きなので、「れいの男」「変愛 間男変」が最後に収録されていて良かったです!最後までダークダークだったら読み疲れてました……。
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ぜんぶぜんぶ素晴らしい!!
でもわたしが1番好きなのは…
「歪みはじめ」!!!!
先生はちょっとくらい恋愛的なものを
抱いてるのかなと思ったけど、
カバー裏をみる限りでは、
一切抱いてないのね……… ( ;´Д`)
でもでも好き!
このふたりをもっと読みたい…
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ますますエロい!!今回は200点!…じゃなくて、200点の★5つww
病んでる人々の究極エロ。ダークなだけじゃなくコミカルな作品も素晴らしい出来ばえです。
表題作は、「下衆BL」掲載の身勝手なゲスの無自覚な気持ちが痛すぎて、ものすごくきゅーんとくる話。
「ひきずる音」は執着愛の極み。怖くもありながら、相手に罪悪感を植えつけてまで独占しようとするヤンデレ愛がひしひしと伝わってくるのがいいです…!
「歪みはじめ」は「教室の歪み」のロストバージン過去編。
HENTAI先生のいやらしいカオツキがすてき。傷口広げるシーンは今回一番ゾクゾクしました。前髪切ってくるかわいい生徒がラストにエロい表情になるところとか、描写力がすごいです。
「ちかんはっけん」、痴漢電車ものは好きで←色々読みましたが、これはその中でも傑作ではないかと。
何より電車で痴漢などというおきまりの設定を、ここまで覆すことができていることに拍手です。こうくるかと。
かわいいHENTAIって迫力ありますね。ネトラレ好きっ子の闇。
ダークエロから一転、「れいの男」は笑えるサイド。おバカすぎる…!でもすごくエロかったです。笑えるけどエロい。ソリティアで大爆笑しました。
そして「変愛」のバカップルがまた登場ww噴きました。相変わらずラブラブ!HENTAIっぷりもますますパワーアップしている…!
苦労してシチュエーションつくってるのにも笑ったけど、結局日常に一番萌えてるじゃん!みたいな。
カキオロシもネタがツボに入って、笑いが止まらなくなりました。
愛よりはエロ、エロよりはHENTAIなセンセの作品ですが、どのキャラにも嫌悪ではなく愛を感じてしまうミラクルです。粒揃いの短編集でした。
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ERO度★★★ 筋肉度★★
6編短編集。そのどれもにはらだ先生の軸が感じられて大好きです。
EROとギャグとダークとほんの少しのピュアな感情が混ざって
行き着く先が歪みとなって現れる愛情表現たち。
キャラがひとりひとり軸を持って動いているので安心して
原田先生の世界にどっぷりと浸れます。
『やじるし』・・・利用する側と利用される側の関係が最後に少し変化する、
パシリにされていた子の我慢勝ちな気もしました。でも前途多難。
『ひきずる音』・・・好みが分かれる反面、シュンくんがゾッとするほどの覚悟で
ユウマくんを想っていることに惹かれました。ある意味両思い。
『歪みはじめ』・・・歪みシリーズの始まり的お話。先生の餌食になる子の追い詰められていく段階が手に取るようにわかります。
『的な展開で』・・・非常に屈折した自己満足感を得るためのお話だったので、6編の中ではこのお話が一番難しいのかなと思いました。ERO度はすごい。
『れいの』・・・安心して読めるEROおはなし。
『恋愛』・・・恋愛シリーズの続編でこれまた安心して読めるおはなし。
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はらださんのBLはギャグ路線か歪路線が多くて個人的にはどっちも楽しませてもらっている。今回の「やじるし」が歪路線というか闇が深い路線が多くて、苦手な人は苦手な部類かもしれない。
表題作「やじるし」も、好きな男にオナホ扱いされたり(でもこれは最後が結構よかったので一番好き)、他にも痴漢ものとか(女性向けでこのシチュエーションってすごい珍しい)、ヤンデレとかいろいろ…
でも、はらださん読んでると自分の新しい扉開けるから中々楽しい。
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エロファンタジスタからエロストーリーテラーに肩書き変わってる(笑)でもその通りどの話もショートなのに凄い練られるし痛くて面白い。ダークなBLには萎えてしまう痛さと逆に萌える痛さがあるけれどこれは後者。どれも歪んでるし偏愛なんだけれど、自覚があろうがなかろうが根底にあるのは愛だから萌える。表題作いいですね〜ゲスな攻に健気な受は最高。ラストは甘いです♡ひきずる音は究極に病んでる共依存愛、このテーマは個人的に大好き。
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サイコーなエロ本だった。
はらださんのシャープな闇が好き…なんというか、暗い話でもじめじめ暗くない。切れ味のいい、舌触りのいい暗さって感じがする。
はらださん自身がすごく明るいさばさばしたひとなんだと勝手に思ってる。
みんなとてもいい歪みっぷりで気持ち悪くてサイコーなんだけど、やっぱ先生と中学生のやつが一番好きかもしれない。
はらださんの話は左右逆だと思っても読めてしまう。
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最初の話、ノンケ攻めが受けの気持ち利用して踏みつけてて、本当に最低なんだけど、最後で何かちょっとだけ救われる余地がありそうかなーという期待を見せた終わり方がお見事。他のも全部救われない感じなんだけど、ついつい読んでしまう。後味悪いのに、嫌いになれない不思議な魅力がある
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装丁:ウチカワデザイン
短編集。どれもはらださんっぽくて良かった。
カバー下の“やじるし”図解が「なるほどー」と面白く読めました。はらださん好きでも、はらださんどんな作家さんなんだろう?という方にもおすすめ。
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一番最初の話がマジクズであっ苦手…と思ったけど、全体として良かった。いい話達だった。基本皆おかしい。
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帯の通りの内容だった。全体的に下衆い。だがそれがいい!絵柄は最初あまり好みではなかったけど、どの話も落ちていく表情の描写がエロくて笑とてもむらむらしました。個人的に一番下衆かったのはひきずる音。弱みに付け込んでいく狂気を感じた。
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病んでるホモ好きだと思ってたけどふつうにさいごのシチュエーションフェチのカプに萌えてしまった。年かもしれない
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サイコーにツボでした。6話全てめちゃくちゃ面白かった………!!!一話目からぶっ飛んだゲス加減。借りて読んだけどこれは買おう。
どれも全部好きだけど特に『ひきずる音』がよかったです。他のBL作品ではなかなか見られない歪な関係でした。駿一郎の名前のくだりが本当に恐ろしかった。すごい。すごい漫画だ
はらださんのふわんとした軽い線のタッチがまた素敵です。