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アドラー心理学の5理論(自己決定性・目的論・全体論・認知論・対人関係論)に勇気づけ・共同体感覚は、フロイト心理学が衝動性・原因論・部分論を展開したのに対し調和や援助の気持ちを重用している点が現代社会に大きな効果を与える可能性を秘めている。勇気づけができるひとの6特徴(「尊敬」と「信頼」で動機付け・プラス思考・目的(未来)志向・聴き上手・大局を見る・ユーモアがある)はとても参考になるしそうしていきたいものだ。
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「嫌われる勇気」を読んで、アドラー心理学に興味を持ち、アドラー心理学の概略的な本を探していて出会いました。まず、視覚的に優しい。文字の大きさ、カラーページやイラスト、図解を用いる等々工夫がされています。次に、人間関係や仕事、家族といったテーマ毎に章としてまとめられている為、自分の興味が強いテーマだけでも読み返ししやすい工夫もされています。セミナーテキストの様な感じで手軽に振り返りが出来ると思いますので、文字通り入門書には良いと思います。
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家庭で、職場で、学校で。窮地に陥った時、どのような行動をとったらよいのか。アドラー心理学は、その一つの道標となるだろう。
物事がうまくいかない時、過去に目を向け、なぜうまくいかないのか原因を探るのでなく、未来に向けて目的意識を持ち、その目的のために何をどうすべきか考えることで、否定的な感情に囚われることなく建設的な対応ができるようになる。
知識として理解するのみでなく、普段の生き方の中でアドラー心理学を意識的に取り入れて行けば、不要な揉め事に巻き込まれることなく、よりよい人生が送れるようになるのではないだろうか。
本書は、1つ1つのトピックを見開きページにまとめてあり、入門書として非常に見やすく、分かりやすい。
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ムック本に近い作り。見開きの2ページで図解的な開設。予備知識があると30分かからずに読める。後半は家族間の心理,夢の心理などで個人的にはホント?ってことが多かった。
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アドラー心理学の概論から各論まで、コンパクトかつ見やすいノートのように情報が整理されている。
劣等感、認知論、目的論、ライフタスク、課題の分離、ライフスタイル、家族布置、勇気づけ、共同体感覚。
付録の「夢の理論」については消化不良ぎみだった。
15-164
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アドラー心理学の全般について広く、浅く書かれていたが、特に新しく得られるものは無かった。
最初にこの本を読んでいたら、アドラーには興味を持たなかったかもしれない。(私は「嫌われる勇気」が最初)
著者の重要性を改めて実感。
以下、印象に残ったこと、考えたこと。
・マイナス感情をプラス感情へ
★動機づけ
① 外発的動機づけ <例>これやったら昇進させる
② 内発的動機づけ <例>この仕事にはこういうやりがい、意味がある → 本人をやる気に
★他人に対し「嫉妬」、「羨望」を抱いたときは、自分の力によって変えられるものだけを変えるこことに集中することを意識する。
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初めてアドラー心理学に触れたが、本書は極めて簡明で分かりやすい。
基本的にpositiveでありながら、実生活での実践が十分可能な技術が詰まっており、アドラー心理学ブームの理由が垣間見えた気がした。
フロイト心理学などの他の心理学との違いも、今後勉強していきたいと思った。
特に、「怒り」には目的があり、不安、寂しさ等の負の感情(=一次感情)が満たされないときに現れるとの部分は、これまでの自己の経験を振り返っても、なるほどと思うところが強かった。
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職場の人に借りた
あとがきで、『1冊でアドラー心理学の概要が頭に入り、そのうえで「どこかの部分をより深く学びたい」という動機づけになる本が書ければ』というような内容が書かれていたが、まさにそのような本だと思う。
図やイラストが多く使われとにかく「わかりやすく、シンプルに」ということに重点が置かれているように感じた。
そのため本当に入口の入口で、この本を足掛かりにしてさらに学びを深めるのには良いと思うけれど、先に別の本でアドラー心理学について読んでいる人にとってはかなり物足りないものになるかもしれない。
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NHKの「100分de名著」の「アドラー『人生の意味の心理学』」を見て興味を持ち、最初は「人生の意味の心理学」を読んでみたが、難しすぎてさっぱり分らなかった・・
そこで、もう少し分りやすい本はないかと、本屋さんで本書を見つけた。
図ばかりで難しい言い回しはなく、全体の枠組みとポイントが構図化されていて、入りやすかった。
アウトラインがなんとなく分ったので、もう少し詳細が分る本も読んでみようと思う。
私のようなアドラー入門者、もしくはある程度勉強した人が復習で見返すのに便利な本だと思う。
アドラー心理学を勉強した人にお勧めの一冊。
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アドラー心理学の導入のために読んだけど、失敗だったと思っている。
書いてあることが偏見や決めつけにしか見えない。学術的に根拠や理屈が省略されてしまっているのか?全く納得できなかった。フロイトの理論との対比もアドラー:楽観的、プラス思考 フロイト:悲観的、マイナス思考と書いているだけ。
著者がカウンセラーということで、学問として体系的に心理学を学ぶための本として読むのには著しく不向きな、後ろ向きな人に前向きになってもらうための本だったのだなと。
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ざっと目を通して、「これが"心理学"なのか…?」と思った。タイトルを「アドラーの人間観」としたほうがしっくりくる。学問を謳っているが、ほとんどの主張に根拠がない(「アドラーが言うには」「アドラー心理学では、…としています」等)。アドラーという人(もしくは一派)の説く、ひとつの人間観、自己啓発という感じを受けた。
構成は、大学の講義で専門外の学部生向けに使用する目的で作られた超平易な教科書、のような印象を受けた。
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流行りのアドラー心理学。
図解入りでわかりやすいが、誤読すると精神論になりがち。
心の悲鳴だけでなく、からだの軋みにも耳を傾けないと。
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アドラー心理学に興味があったので買ってみました。
非常にわかりやすくまとまっていたので、アドラー心理学とはどういったものか、なんとなく理解するには十分な内容じゃないかと思います。
とはいえ、まだその本質というか神髄的なことはちゃんと勉強しなきゃいけないのかなー、ということで、今後はレベルを上げた本にもチャレンジをしていくべきかと思います。
入門書としては、良い、と思います。
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最近、禅の体験会で聞いた話の中で「人生は自分が主人公」という、同じようなこと言ってるのが興味深かったので購入。
感情は行動に向けた燃料である、感情と理性はつながっている、家族や地域、社会に所属するという共同体感覚あたりが仏教の思想に近いなと思いました。
自分は別に仏教にそんなに入り込んだわけではないのですが、上記のような話はなるほど…と納得することが多かったので、心理学でも同じような考え方してるのが面白い。それだけに深層心理をついてるんじゃないかな、と思いました。
アドラー心理学はこの本で初めて知りましたが、すごくポジティブな考え方ですね。概ね共感できました。またこの本はとても読みやすく、さらっと概観をつかむのにはよいと思います。
ただ逆にもう少し内容欲しいかなとは思いましたが、入門書なのでこういうものでしょう。
自分もこの本に書かれているように、未来の目的に向けて行動していきたいと思いました。
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自己分析、他者との関わり方を考えるときに参考になる本。
原因論(過去視点)と目的論(未来視点)では過去の経験から自分の特性(欲求、モチベーション)を探り、未来の理想像から建設的なアイディアを生み出すことを説いている。
他者の行動を促すためには外的動機付け(お金、地位、罰)よりも内的動機付け(自己決定、達成感、成長)などが大切であると説いている。
プライベートロジックでは主観中心(決めつけ、失敗の誇張、負の解釈)をストップし、客観的視点を持つことで建設的な思考を促すことを説いている。
例:
この一番大事な部分をミスしてしまった。取り返しがつかない。
↓
ここの部分は失敗したがここの部分は成功していた、次はこうやって改善する。