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面白い!
2016/07/18 08:41
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投稿者:さよならベイベー - この投稿者のレビュー一覧を見る
ただただ面白い
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同じ物事でも違う方向から見れば違う物語があるのだ。誰かが思い悩んでいたことが他方からすれば「そんなこと」だったり、本人の為を思って触れずにいたことが本人にすれば誰もわかってくれないと思っていたり。そういうことは現実にも多い。だから、こういう話を読むと突然自分の周りに対して出来るだけ言葉にするようにして訝しがられること多々あり。が、言葉にしないと伝わらないこと、言葉にしてもらえると安心することは多いのである。
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(1、2 巻共通。)
元々、1 冊なのを文庫化で分冊したので、ま、1 冊ものとして扱います。
中学校のエピソードから始まる高校バレーものって、ハイキューと同じような感じですね。(^^;
スーパーセッターとアタッカーのコンビってところも似ていますが、ま、バレー小説にするなら、そんなところでしょう。
もちろん、ハイキューとはずいぶんと違う話にはなっているので、それぞれに愉しめると思います。
本作では、視点人物が章ごとに違っており、それがとても有効に働いていると思います。
もちろん、主人公格のふたりのパートがメインになりますが、3 年生のパートのちょっと政治色はいっている話もいい感じだし、女子バレー部も出てくる 2 年生のパートの恋愛要素も色合いが変わって良かったです。
読後感として試合のシーンの印象があまり残っていないのはどうかなぁという気もしますが、まぁ良いでしょう。
ちゃんと大会の始まる続編が楽しみですね。
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セッター灰島の深刻すぎるトラウマがとうとう表出し、それが昇華されるまでの話。
イジメの本質と恐ろしさが描かれてもいると思います。加害者側にとっては「そのくらいのこと」だったのに、被害者側には大きなトラウマになるという構図。子供ゆえの残酷さ。また、よかれと思って距離を置いてしまったがために、どんどん悪い想像をしてしまうところとか。信頼できる相棒を得て、わだかまりが無事解かれて本当に良かった。
二巻は、部員全員一丸となって春高を目指すよ!というところまで。個人的に、1巻でヒールだった2年生が、暑苦しくも憎めない先輩になってるところがツボでした。
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高校、バレーボール、友情、青春小説。
まあ、よくあるパターンに感じるお話なのですがそこは青春ってことで正当化されスイスイと話は進んで行きます。
バレーには疎いんで読んでてテクニカルな描写や競技の魅力を語るところとか興味深かったです。
うーん。面白いんではありますが、ちょっとものたりないかも。
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面白かった。
でも、試合前で終わっちゃったのでsecond seasonも読みたいですね。
灰島&黒羽の主人公コンビ?もいいんだけど、どらきー&末森の話も気になるし、小田&青木も熱い!そして、青木の真意がまだわからない・・・。絃子たち二人のイトコもいい味出してます。
久しぶりに壁井さんの本をよんだけれど、やはりこの人の作品は、読後感が心地いい。
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続きが気になる…。
灰島の抱えていた問題が明らかになる。
灰島には相当ショックな出来事だったのに、加害者側はそれほどまでには深刻な問題としてとらえていなかったことが恐ろしい。灰島はあんなに悩んでいたのに…。
でも。これですっきりバレーに打ち込めますね。
バレーがよくわからない私でもドキドキしました。
棺野くんと末森、うまくいってほしいなぁ。
P.245 …今、この瞬間に吸収できるもんを持てるだけ掻き集めて、全力で駆け抜けていくみたいな…。あいつはほんでいいんでないんか、今はー”
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のめり込むように読みました。面白かった…!チカは、一見冷たそうに見えて、実は一番熱いキャラクターなのではないかと思います。 続編も発売されているようで、彼らの物語がまだ見られると思うと楽しみです。青春っていいなあ。(図書館)
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バレーボールの話ってだけではなく部員1人1人にスポットライトが当たっていてとても面白かったです。色々な部員がいるけれどみんな魅力的でした。
続きが気になる!それと、山川あいじさんによって漫画化されるらしいのでそっちも楽しみです♪
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前の巻で全然バレーボールやらなかったからどういうこと!?って思ったら1冊の本を文庫にするにあたり2冊に分けたと知って、じゃあ次の巻でバレーボールやるんだなと思って読んだのに全然バレーボールしないまま終わってしまった。
こんなに全然まったくバレーボールしてないのに用語集とか必要なくない?
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文章でバレーボールをしている景色がちゃんと目に浮かぶ。章ごとにモノローグのキャラが変わるのも、キャラクター一人ひとりを立たせることになってる。すごく読みやすい青春バレーボール小説。
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若き日にすれ違いって、沢山あったんだろうなと、思えた第二巻。棺野くん推し。ネーミングは作者の遊び心かなあ。
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この青さは大好きです。
一つの高校の、一つの部活の
チームメイトが作られて始動する感じ。
やっぱりこういう青春物語は、
学生の頃から今も変わらず好きなんだな〜
これから!って時に雲行きが怪しくなって、
なかなかうまく進まない清陰高校バレー部だけど
やっと色々なことがリセットされた感じ。
次は、代表決定戦編!
また近いうちにユニチカの活躍を読むぞ!!
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どういう風にボールが動いているのか、その光景が文章だけで読者に伝わるのは、著者である壁井さんの力と言えるだろう。
認めるところは認める灰島、欲張りな黒羽… このコンビを応援し続けたい。
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合宿から秋大へ。ようやくメンバーが揃い、黒羽と灰島の気持ちも通いあったかと思いきや、また清陰バレー部に事件が起きる。暴力事件への関与を疑われた黒羽は一切を語らず、苛立った灰島と、売り言葉に買い言葉で二人は東京に向かう。中学生の灰島に何があったのか。バレーがやりたいはずの黒羽がひたすら黙秘を貫く理由は。
お互いに不器用だな、という印象。本気だからこそ、曲げられないところがある。そして、意外と単純。黒羽と灰島だけでなく、男子バレー部のメンバーは、大体がそうなんだろう。
中学時代の真相は、思ったよりもしょうもない。しかし、灰島に大きなトラウマを植えつけていた。誰かにとっては大変なことでも、誰かにとってはほんの軽い気持ち。それはどんなことにも言える。病室にやってきた吉野が指摘したように、灰島にとってバレーはすべてだから、今までもこれからも、バレーに関わることは些事では済まない。まるで呪いの予言のような。
また、基本的に温厚で、ボンボンで、流されやすいように思っていた黒羽に、荒れていた従兄弟のような凄みが垣間見える一面があったことに驚く。エースにふさわしい素質かもしれないし、さらなる波乱を呼ぶポイントかもしれない。
どんな事態にも揺るがない三年生の絆と、結構頼りになりそうな二年生たちがいい。末森に関することだと豹変する棺野も。