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投稿者:ピーチオレンジ - この投稿者のレビュー一覧を見る
とても魅力的な人物の作品です。題名からして期待していなかったのですが、読んだら、面白かったです。お勧めです。
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いい意味で読みやすかった。ページをめくる手を止めることが出来ず。
若いキャバ嬢の母親と二人暮らしの大穴と書いてダイアナという名前の女の子と遅くに産まれたお嬢様な彩子の二人の視線から語られる8歳から大学生までの物語。
この辺の年代の女の子の物語を書くのがやっぱり上手だな、柚木さんは。
ちょうど花子とアンにはまっているのもありより楽しめました。
理想と現実ってなかなかうまく重ならないよね。
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読んだぞ!
お互い手に届かないものを羨みながら親しくなっていく少女二人。別れてしまう道。成長。交わりそうで交わらない過程。痛み。
柚木ワールドを堪能しました。
あ、それからティアラ。なんか『漁港の肉子ちゃん』の肉子ちゃんみたいだなぁと。ちゃんと最後には柚木キャラに落とされてたけど。
タイトルほど書店書店はしてないけど名作の書名、著者名がわんさか出てきて、にわか本読みには辛いけど、
ありがとう。幸田文好きだって書いてもらって、私が言うのも無茶苦茶変だけど嬉しい。
最後に。『アンの愛情』の、巻末の参考文献にあったポプラ社版、ちょうど持ってたからそれの解説も読んだぞ!最近アンシリーズは読み返してないので、いつかは。とゆるく誓った午後でした。
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とても良かった。なんて陳腐な感想だと思うけど本当にとても良かった。
正直あまり期待していなかった本作。こんなに心を震わせれるとは思いもしなかった。本好きな二人の少女が仲良くなり互いを認め憧れ合うのに、些細なことで距離ができ離れてしまう。
その後のお互いの人生を必死に探り掴もうとする。二人がまた交錯する場面は泣きそうになってしまった。
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朝の連続テレビ小説でもお馴染み『赤毛のアン』。
アンの親友の名前がダイアナやと。ほほう。
読んだことない。そろそろ読むべきなのか。何か照れる。
そうだわアニメを観ればいいのだわ!高畑さーん!
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金色に染められたバサバサの髪とキャバクラに勤める母を持ち、自分を否定して周りに壁を作っていた少女・大穴(ダイアナ)は、温かい家庭と優秀な成績、臆病だけど心優しい同級生の彩子と、1冊の本を介してすぐに仲良くなった。小学生で出会った一見正反対のような2人の少女は互いに別の中学へと進み、異なる環境でそれぞれに成長を遂げる。
子供と大人の狭間で、優しさに触れ、心の痛みと闘いながら成長するダイアナと彩子。中学進学を境に疎遠となる2人はその後再会するまでの10年、全く別の道を歩むことになる。その間目を背けたくなる経験や認めたくない自分の傷に気付くこともある。現実と闘いながらも、決して順風満帆とはいかなくても、傍にいる友人や家族の不器用な温もりに支えられて傷すらも抱えて毅然と前を向く姿は心強い。
家族って煩わしいこともあるけれど、やっぱり大切。
女同士って素直じゃないけれど、やっぱりいい。
そんな気分にさせてくれる読後感すっきりの1冊。
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これは、女の人なら誰にでもオススメしたい!
小学校から大学生までのダイアナと
彩子ちゃんの生き様を通して、
境遇は違うのにまるで自分のことのように思える場面が
多く、食い入るようにして読みました。
誰でも、こういうことってあるよなあ、、と。
これは子供、と言うか思春期の時に読みたかったな。
感じ方がいまと違うんだろうけど。
自分で自分に呪いをかけてしまうこと、
それを解けるのは自分しかいないということ。
胸につきささる文章がたくさんあって、リアルで。
大好きな一冊になりました♡
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(2016/2/6読了)
予想以上に面白かった!星は5に近い4です。
本紹介を読み少し躊躇していた本で、すぐに読む本が無い時に図書館の書架で見つけたので借りてみた手にした本です。
この内容紹介文↓はあまりそそられないんじゃないかなぁ。柚木さんを知らない「大人」は選ばないような気がする。
あまのじゃくな柚木さん(と、私は思ってる)を、箇所箇所に感じて、そんなところも楽しめた。
映像化に向いてそう。
(内容)
私の呪いを解けるのは、私だけ。「大穴」という名前、金色に染められたパサパサの髪、行方知れずの父親。自分の全てを否定していた孤独なダイアナに、本の世界と同級生の彩子だけが光を与えてくれた。正反対の二人は、一瞬で親友になった。そう、“腹心の友”に―。少女から大人への輝ける瞬間。強さと切なさ
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本好きなら、共感できる感覚があふれてて、作品の中に出てくる本もすきなのがたくさんあって、ダイアナにシンクロできる部分もたくさんあった。
と同時に女子の中にある、ヒエラルキー意識が流れていて、よく女性をみている作家さんだな、とおもった。彩子の母に憧れる、他のママさんの描写など、ママ会を見てきたようで、びっくり。
自分にないものに惹かれる、あこがれる。誰にもある感情を都合よくまとめないのがよかった。
心の友は、そばにいなくても大切な時に顔が浮かんでくるものですね。
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本好き女子が共感できそうな作品。
→http://bukupe.com/summary/12456
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はじめは全く違う2人がうまくいくのか、家族も一緒にお互い受け入れられるのか違和感があったけど、中盤からぐーっとひきこまれた。
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ハロプロにも造詣が深いという柚木麻子さんの『本屋さんのダイアナ』のダブルヒロインがさやフクオマージュだとTwitterで伝え聴いて読んでみまして。最初は幼いヒロイン2人の交流にキュンキュンして読んでおったのですが、フクちゃんを重ねて見過ぎてたせいで、終盤の鬱展開で俺のメンタルがえらいことになったわ! 一日仕事が手につかなくなるくらい落ち込んじゃったじゃないかよ!(泣) 小説としてはすごく面白かったけども! けども!
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どうしてこの本を予約したのか忘れてしまった。
オビに惹かれたのか…
なんなのか。
「あの時」の自分の興味を信じて読んでみた。
何故だか心がとても動いた一冊だ。
まるで映画を観ているかのように
内容が映ってるかのように入り込んだ作品だった。
わたしは、とても満足している。
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柚木麻子さんの「本屋さんのダイアナ」を読み終わって、ああ、この本に今出会えて、今この本を読めて本当に幸せで、本当に嬉しいという気持ちで胸がいっぱい。この年になっても、今この本を読めてよかったと心の底から思える本に出会えた喜びで涙がでてくる。
今出会えてよかったという本に出会えるのは、いつまで経ってもその時に相応しい本はあるんだな。すごく感動した。理想だけの形で収めてなくて、リアリティもありつつ、でもやはり「本」としての物語でもあって。そのバランスがとても心地よかった。
今の私にリアルタイムに1番ぐっときたのは、村岡花子さんの引用の部分だったのだけど。その部分がこの本の大事な部分でもあって、その前後が、あったからよりその引用が際立って胸に響いたから…。読めてよかった、出会えてよかった。読み返して行きたい作品です。
20代の女の子達に読んで欲しい作品だなぁ。
また読み返そう。
装丁もとても可愛くて、買ってよかった。
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タイトルや装丁からして、児童文学に準じる優しい内容化と思いきや・・・
内容は深いです。
片や母子家庭且つキラキラネームをつけられた女の子、片やちょっと歳だけどしっかりとした仕事をしている両親のもとで育てられた「お嬢様」の女の子。
互いを互いに憧れており、二人の共通点は「本好き」。
ちょっとしたきっかけでケンカしてしまい、それ以来疎遠になってしまったけれど・・・
生まれ、育ちの全く違う二人だけど、大人になるにつれて立場が逆転していく。
恵まれた環境で育ったから幸せになれるわけではなく、また不遇な生まれだから幸せになれないわけではない、そんなことを言っているのかな?
ちょっと考えさせられるような話。