ギャンブラーの基礎知識だと思う
2008/05/29 06:24
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:キロぞう - この投稿者のレビュー一覧を見る
パチンコ・麻雀・競艇・競輪・競馬・宝くじ・TOTOなどなどあらゆるギャンブルをやる人には、是非とも認識しておいてほしい内容です。
世に蔓延るインチキ必勝法に踊らされて痛い目に会う前に、この本でギャンブルの仕組みをしっかり頭に入れて、ギャンブルとうまく付き合って欲しいと思います。
ツキの正体に関しての記述には、正直がっかりするところもありましたが、納得させられました。
ギャンブル好きの人にもそうでない人にも読んでいただきたい。
2002/10/25 10:50
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ざーさい - この投稿者のレビュー一覧を見る
筆者が前書きで書いているように科学を装ったいんちき本を駆逐するためにも
書かれており、内容は科学的です。しかもわかりやすく書かれています。
いんちきに引っかからないためにも、いんちきをしないためにも、ぜひ皆さんにこの本を読んでよんでほしいです。
実は谷岡先生は高校の先輩でもあり、研究者の卵として目標としたい学者の一人です。世の中を変えたい研究者には特にお勧めの一冊です。
投稿元:
レビューを見る
日本で初めてギャンブル論を大学のゼミで教えた谷岡一郎の本。
徹底した社会学的・統計学的な手法により、あらゆる必勝法の嘘を暴く。また、本人がギャンブラーであり、かつコントラクトブリッジの達人(世界大会に出たらしい)だけあって学者にありがちな机上の空論にはなっていない。
ギャンブルにはまる前に必ず読みたい一冊。
投稿元:
レビューを見る
なぜギャンブルに必勝法がないのか。
大数の法則と分散、期待値と控除率など確率統計の理論を使って、例を挙げながら丁寧に解説されている。分散を大きくするように賭ける方法については、とても参考になった。
勝つことに執着せず、大負けしないで長くギャンブルを楽しむ「ゆとり型ギャンブラー」になりたいと思う。
投稿元:
レビューを見る
ツキとは何か?
客観的(科学的)な観点
ツキとは統計上のゆらぎ
主観的な観点
単なる偶然では説明できないもの「単なる偶然の恐ろしさを知らない」、「人間の記録の曖昧さ」
投稿元:
レビューを見る
□ この本が向いている人
・ より確実にお金を増やしたいと考えている人
・ ギャンブルの確率論を学びたい人
□ この本が向いていない人
・ 必勝法を知りたい人
・ 的中率の大切さを知っている人
まず、こちらの本は確率論・統計論に沿って書かれている事が前提となります。
確率論とは、ある1点を当てる可能性から、年間を通して当たる可能性に至るまで、
数値が示されているものであれば何でも確率は発生します。
分かりやすい例でいえば、ギャンブラーの誤謬ですが、
ルーレットで5回連続して黒の出る可能性は少なく、
次は赤だろうと考えがちですが、
1/2の確率はどこまでいっても1/2であり、
決して1/32(2の5乗、もしくは6回目なので1/64)ではないという事です。
※正確には0、00を含んだ確率になりますが・・・
※また、連続して起こる確率についてではなく、
あくまで1回の出目の確率になります
そして、それが満たされるには、ある一定の「大数」が必要・・・
これは重要な事です。
月単位でみれば回収率に変動があっても、
同じ条件で固定して購入していった場合、大数の法則に当てはまる・・・
つまり、年間あるいは複数年を通してみた場合、
統計上の数値に落ち着くことが多いという事です。
これは、恐らく統計論の出発点になっているんじゃないかと。
というより統計学の一種としての確率論ですね。。
そして著者は競馬の控除率を持ち出し、
25%(単・複を除く)引かれた75%が期待値。
オッズに従うように買えば、「平均的な」人は「平均的な結果」、
つまり回収率は75%前後に落ち着くだろう、という事です。
この期待値の比較表が面白かったです。
一番非道いのが宝くじ・・・
1等的中率は参考リンク の数値が合っていれば約1000万分の1。
こちらの本によれば、期待値は50%を下回る結果でした。
計算式は全ての組み合わせを購入した金額÷総払い戻し額です。
宝くじが1枚300円なら、払い戻し期待単価は150円以下という事です。
逆にルーレットの期待値が高い事には少なからず驚きが・・。
控除率がアメリカンなら5.3%、ヨーロピアンなら2.7%です。
(これは0か、0と00の違いです)
※参考 wikipedia
そうすると、期待値として、最低ベットが2$の場合、約1$89¢となります。
実際にルーレットやった時は、面白かったです(^^)
あれなら勝てると勘違いしてしまう程・・・
その他、いくつかのギャンブルを総合点で評価する試みは楽しかったです。
著者曰く「パチンコはギャンブルの芸術品」とのこと。
確かにギャンブル性が高く、エンタメ性があり、回��値もそれなりに高いことが、
確率論的には判明しています。
(パチンコの控除率は12.5%と言われています)
※ギャンブルの控除率 参考
もっとも、上記にあげた「確率論による期待値」とは、
「大数の法則」によって確率が収束した場合において成立しますので、
いかに「大数の法則」に逆らうか、についても記しています。
・ 参加する回数を減らす
・ 大穴を狙い続ける
・ 賭ける金額を上下させる
確率論に限らず、大穴を狙うのは回収率の面から言って、
プラスになる可能性が大きいのですが・・・
問題は資金が続かない事ですね。
そのためには参加する回数を減らす事が必要となる訳ですが、
ここで「投資」としてのギャンブルか「娯楽」としてのギャンブルか、
大きな違いが出てくると思います。
「投資」についてならば、上記のような確率論のみに沿った考え方のみではなく、
様々な考え方によって運用が可能になると思います。
更に「ツキの法則」については均等買いによる
収束した確率から導き出される結果がテーマになっている訳なので、
オッズが違えば結果も違うのではないか?と思いがちですが、
ある程度定まった買い方で年間あるいは複数年でプラスにならない買い方は、
この「大数の法則」に呑み込まれている。
もしくは「控除率の壁」に負けている、と言えそうです。
影響されやすい人間なので、「そうか、なるほど」と思って、
この日 とかはそういった感じで買ってみた日でした。
ただ、重要なのは「買い目」の根拠の深さと、やはり的中率。
運用資金を多めに取れる人であれば、こういう買い方が
やがて炸裂するのかもしれませんが・・・
細々とやっている以上、ある程度の的中率が必要になってきます。
具体的には30%以上でしょうか・・。
もし均等買いで平均的中率が30%なら、、
平均配当は340円を超えれば回収率100%以上となります。
今現在、寄せられるなら馬連。微妙だけど1-3着の組み合わせが期待出来るならワイド、
と券種を絞って考えていますが、
馬連が軸のレースなら、3連複は抑えに使えるのかも、
なんて思ったりもしています。
まだまだうまく消化出来ていませんが、
確率論を組み込む事は、オッズのあるギャンブルにおいて必須と思いますので、
また時間をおいて考えてみたいと思います。
投稿元:
レビューを見る
「大数の法則」は絶対であり、またその揺らぎも絶対である。
始めて本の価値を知り、自分の行動を変えた思い出本。
投稿元:
レビューを見る
ギャンブルは必ず負ける事熱心に確率論から説く。
ただし、麻雀やポーカーなどは勝敗に実力差が存在するともしているし、競馬の期待値は低いものの、推理しかける事はストレス発散二もなるし、人生に潤いを与えるものであるともする。
日本の宝くじ、公営競馬の期待値の低さは、諸外国のカジノの期待率の高さを考えると、まるで公営ヤクザのようであるともしており、まるで別途税金を徴収されているような気がする。
デフレもそうだし、お上のやる事は本当どうしようも無い事が多いということか。
投稿元:
レビューを見る
ギャンブルに関する攻略法は多数喧伝されていますが、
それらを科学的に論破するのが本書。
絶対的な攻略法がない中で、
大数の法則の間隙をつくような
ベッティング方法が紹介されています。
ギャンブルは勝てないという
現実を知ることより
勝てないながらも如何に楽しめるかを
本書を通じて理解することが良いと思います。
投稿元:
レビューを見る
[ 内容 ]
競馬のボックス買い、本命ねらい、同じ金額を賭け続ける…これらは得な賭け方か、損な賭け方か?
本書では確率・統計理論にもとづき、「必勝法の迷信・誤解」「より早く確実に負けてしまう方法」などを説きながら、「ツキの正体」を明らかにしていく。
賭け方・勝敗の意外な関係と、賭けの真の醍醐味を教えてくれる「ギャンブルの科学」。
[ 目次 ]
第1章 ギャンブラーの迷信
第2章 必勝法の誤り
第3章 確実に負ける賭け方とは
第4章 破滅型ギャンブラーとゆとり型ギャンブラー
第5章 効率的な賭け方とツキ
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
投稿元:
レビューを見る
確率ってものがどう誤解されるか,を書いた本と言えばいいのでしょうか。
数字にだまされないようにするためにはどうすればいいか、みたいな話に興味があるならいい本だと思います。数字はうそをつかないが、うそつきは数字を使うともいいますしね。
投稿元:
レビューを見る
ギャンブルについてのいたってマジメな考察。米国のカジノのものは95-99%戻るのに対し、日本のギャンブルは宝くじ46.4%、公営競技75%なので、やはり愚か者への第二の税金なのだろう。やらないにこしたことはないのだが、、、やるのであれば、大数の法則には勝てないことを念頭に、SDを大きくするかけ方をする。たとえば、競馬のようなものでは本命に賭け続けると分散が小さくなり、負けやすくなる。ブラックジャックなどでは3−3−3よりは1−1−7というかけ方のほうが分散が大きくなり、勝つ確率は高くなる。マネーマネージメントも重要。負けると額を増やすのは最悪だし、むしろ逆にすべき。一日の終わりに軍資金をすべて封筒に入れて送ってしまうなど、ある程度を常に残すようにする。ツキなんてない。単なる統計上のゆらぎにすぎない。--------------------Z=(r-1/2-np)/(npq)^1/2でZを求めると半分以上の回数において勝てる可能性が計算される。p:勝つ確率q:負ける確率n:試行回数r:勝つ回数たとえば、赤と黒にかけてルーレットをするばあいp=18/38、q=20/38。r=5000であるためには(5000-0.5-10000X0.4737)/(10000X0.4737X0.5263)^1/2=5.257...なので、Z分布表を見ると1%以下であることがわかる
投稿元:
レビューを見る
ギャンブルに必勝法はないが確実に早く負ける方法はあるという書き出しから始まるこの本。
大数の法則の説明をすることにより早く確実に負ける方法を説明し、ギャンブルを楽しむにはどうしたらよいかを説明している。
投稿元:
レビューを見る
ギャンブルにおけるツキとは何かを、確率統計を使って説明する。
著者はカードゲームの第一人者で、ギャンブル全体に詳しい。
ギャンブラーが感じる「ツキ」というものには、科学的な根拠はなく、統計的にその発生確率が説明できると言う。統計を学んだ人には
容易に説明できる事象でも、知らない人には「ツキ」という言葉でしか説明できない。またそれを頑なに信じる人との間では、議論にならない。
競馬の予想も、統計や確率の考え方を応用したものであり、馬券を沢山買う買い方は当る確率を高めるための工夫である。
著者の薦める馬券の買い方
負けは少なく、儲けは大きくがギャンブルの楽しみ方
・点数はできるだけ少なくする
・レース毎にメリハリをつける
・基本はアナ馬狙い(ギャンブルの醍醐味を味わう)
この方針を守れば勝てる可能性もあるが、控除率が高ければ回を重ねるほど大数の法則により負けることになる。
それを理解したうえで、ギャンブルを楽しむ姿勢が大事という。
ギャンブルが好きな人は自分なりの工夫をするものですが、結局、統計の法則に従うことになるようです。戦績や血統やオッズ、タイム、馬場状態で予測するのも、ある意味、過去のデータの蓄積を応用した統計的な手法です。
ギャンブルを楽しむためにも、ギャンブルの罠に嵌らないためにも、確率や統計はしっかり勉強しておいたほうが良いでしょうね。
投稿元:
レビューを見る
ギャンブルは絶対勝てるわけがない、
統計的に。
間違いなく絶対だ。
勝つためには胴元をするのが最適ですね。
ギャンブルに何を求めるのか。
私の現在の成績はトントンぐらいだと思う。
ブラックジャックが負け越しで
ルーレットが勝ち越しで
ギャンブルを楽しむ方法は人それぞれだと思いますが。
本書にあるように二つあります。
・勝ちたい
・長く遊びたい
これがまた問題なのです。
勝ちたいのであれば勝ち逃げすることが大切ですが、
長く遊びたいのです。
長く遊べば必ずまけるのです。そういう風にできているからです。
最近私が楽しんでいるのはルーレット。
毎回2枚しか賭けません。
これをするとながーく遊べます。
参加料が安くすむのです。
そして勝つためにはメリハリをつけるということです。
このメリハリ部分が上手くいけば勝てるという方法でやってます。
勝つには広く浅くではなく、狭く深くかけなければいけません。
これはオカルトではなく確率てきにね。