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文庫化待ってたよー。
そして朝井さんの描く学生は本当に瑞々しい。学生を書いたら朝井さんが一番なんじゃないかと思う。
みんながみんなきちんと自分の卒業をして、前を向く姿がとても凛としていて良かった。
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評価あんまり高くなくって読むのためらってたけど、読み出したら止まらなくなる!
朝井リョウ作品は若者向けだな〜って感じだけど、やっぱり読みやすい!
短編集でそれぞれ少しづつ繋がってるんだけど、「あれこの人だれだっけ」ってくらいさりげなくて、もうちょっと主張させてほしい(笑)
でも好きだな〜
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卒業式を前後した少女たちの群像劇。時系列が前後する箇所が若干わかりづらかったが、話の組み立てはとてもうまい。出てくる少女たちの抱える悩みや結末がいちいちキュンとする。自分が戻れない高校時代を生きている彼女たちに嫉妬しつつ、彼女たちの可能性が羨ましくなった。10代の時に読んだら悶え死んでしまいそうな小説だ。
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この本を読み終わった時、確信したのです。
朝井リョウの中には少女が住まっている…!
自分が少女だった時、こんなにみずみずしい感情を抱いていたろうか。
確かに楽しかったけれど、日々を過ごすことで精一杯で、人に構っていられなかった気がする。そう思うと、これだけ誰かのことを考えていられる彼女たちが羨ましいかもしれない。
とりあえず、朝井さんは私よりずっと女心を理解しているということは確かそうだ(笑)
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明日、取り壊しが始まる高校の卒業式を舞台にした短編集。
「エンドロールが始まる」
「屋上は青」
「在校生代表」
「寺田の足の甲はキャベツ」
「四拍子をもう一度」
「ふたりの背景」
「夜明けの中心」
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あぁ良いな.そう思いながら読んでいました.輝かしい高校生活,そしてその中にあっても卒業式は特別な日だと思う.あの頃を記憶を蘇らせてくれる素敵な作品でした.
以下あらすじ(裏表紙より)
今日、わたしは「さよなら」をする。図書館の優しい先生と、退学してしまった幼馴染と、生徒会の先輩と、部内公認の彼氏と、自分だけが知っていた歌声と、たった一人の友達と、そして、胸に詰まったままの、この想いと―。別の高校との合併で、翌日には校舎が取り壊される地方の高校、最後の卒業式の一日を、七人の少女の視点から描く。青春のすべてを詰め込んだ、珠玉の連作短編集。
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20150227
高校生を書かせたら朝井さんの右に出る者はいないんじゃないかと思うくらい、「少女は卒業しない」の少女達の気持ちは、私の心にすとんと落ちてきました。
私も三年前まで、皆と同じ制服を着て、毎日毎日坂道にうんざりしながら自転車を漕いでいました。毎日の小テストに潰されないよう、とにかく目の前のことをこなして行くことに精一杯だったあの日々。一番前の席だけにはなりたくないと祈りながら引いた藁半紙のくじ。ぎゅっとするとちょうど私の顎を乗せられる彼の肩。高校を卒業して三年経ったのに、今でもあの頃の空気や話し声は鮮明に思い出されます。
自分の高校時代と本当にそっくりそのまま、「少女は卒業しない」の世界は重なります。あの頃の私も、その他大勢の生徒の様に、テストを全日無断欠席した尚輝のことを「やっぱり」と思ったでしょう。尚輝が踊りながら流す涙の意味なんて絶対分からなかったと思います。
高校を卒業して、大学生として初めて見る世界に触れて三年。その三年間があったからこそ、「少女は卒業しない」はわたしの心に響いたのだと思います。家から高校までの道のりと、テスト勉強と称して週末に集まっていた市の文化会館と、国立大学を目標として掲げている高校で、あの頃の私の世界は構成されていました。それが私の全てであり、幸せは国立大学の中にあると思っていたあの日々。それを抜け出して見る世界は、今、こんなにも面白くて、わくわくして、希望に満ちているのだと知りました。だから、「屋上は青」の尚輝の涙にこちらも涙が出てきました。
高校を卒業してから読んでよかった。今はそんな気がしています。
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ずーっと読みたかった作品。文庫化したので即購入しました。
翌年から統合される高校の卒業式の1日を7人の少女の視点から描かれた作品。全部短編だけどちょくちょく繋がってる。
やっぱり朝井リョウさんは高校生を書くのがうまいなぁと思った。作所が若いからかな。
ちょうど、自分も去年の今頃に卒業したからいろいろ思い出しました。
そして、一編ごとに心がじんわりと。けれど、それぞれが次へと進む様が書かれていて、本当に良かった。
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悪くないけど良くもない。
登場人物に感情移入ができないのにクライマックスだけ見せられても、付いていけない感があった。
以下ネタバレ
特に彼氏が死んだ話は全くついていけなかった。同じ学校の話なのに、他の人たちからは人が死んだと匂わす話が一切なかったからいきなり設定が生えてきたようにしか感じられず、登場人物全員に現実味がなかった。
うーん
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卒業をテーマにした、女子高生の7つの物語。切なくて心がぎゅーっとなってしまうお話が多かったが、学生時代のころを思い出させてくれるものもあった。女の子の人間関係ってこんな感じだなー、男の子って本当に馬鹿で面白いよなあ〜…などなど。朝井さん自身が若いということもあってか、学生の描写が非常にリアル。それだけでなく、風景や人物の描写がとても細やかてみずみずしい。毎回朝井さんの本を読むたびに感じるのだが、女性の感性も持ち合わせた不思議な人だなあと思う。
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卒業をテーマにした異なる7人の女子高生短編小説。
高校生を題材にしたら右に出るものはいないくらい上手いが…。個人的には内容はいまいちだった。
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そっこーで
読み終わった。
高校時代の
あまずっぱい
きおくが
蘇る。
当時のわたしは
こんなに
オトナじゃなかったけど。
在校生代表が
すきだ!
2015.3.15
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高校生のお話。青春小説。
本書の登場人物は、みんな、まっすぐ。
まっすぐ過ぎて、心が痛むこともある。
だからまあ、好みが分かれる作品だとは思う。
私は、好きだ。
それぞれの人物からエネルギーが感じられ、
自分もそれを分けてもらうことができる。
だから、中高生、大学生など若い人に、ぜひ読んでもらいたい。
くすぶっている場合ではないのです!
それは本書に限らず朝井さんの作品全般に言えること。
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取り壊しが決まっている高校の最後の卒業式。
それだけでも十分に情緒溢れるわけだけど、その特別な一日に起きたこと考えたことを連作短編の形式で描かれた作品。今でこそ朝井リョウさんといえば「正欲」や「誰か」といった社会の問題や話題になっていることに対して切り込む作品が多いが、デビューからしばらくは少年少女、感受性豊かな世代を描くことが多かった。
今の朝井さんの作品からするとちょっとキレイ過ぎると感じるかもだけれども、心洗われたいときもあるから良い。
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とある高校での卒業式までの短編連作小説。
短編ごとに主役が変わるが舞台は同じなので先ほどの主役が違う物語では脇役としてチラッと登場することも。
タイトルから分かるように主役はすべて女子高生。
甘酸っぱいストーリーが多いのは想定内。
それぞれの物語はうまくまとまっているが、それだけにラストへの期待が膨らみ過ぎた。
舞台が同じ学校なので何かもっと物語が絡まって欲しかった。
ですので評価は4に近い3とさせて頂きました。