電子書籍ならでは
2015/08/31 22:00
6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ととも1Q69 - この投稿者のレビュー一覧を見る
2015年1月~5月にかけてネット上で展開された『村上さんのところ』はファンにとっては本当に落ち着ける居心地のいい場所でした。書籍版ももちろん購入しましたが、やはりゆっくりと全回答を読めるのは電子版ならではのこと。今回、電子版も同時発売されると聞いて、即購入しました。寝る前や待ち時間等にも開いて浸っています。
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人生相談。読者とのやりとり。回答が温かく優しい。質問もときどきハッとするほど面白い。質問メールがいっぱい集まってるから余計に思うのだろうけど、「何歳の頃から読んでいます」というくだりは、なきゃいけないんだろうか、と飛ばしたくなるけど、自分が質問メールを送るとしたら、やっぱりそこは書くよなぁ。
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謙虚に、時にズバッと悩みに答えて村上さん。
笑ってしまう内容も多いけれど、世界の村上春樹が限りある時間を割き、真摯に一般人の悩みに答えてくれるなんて。
心に留めて置きたい回答もいくつもありました。
少なくとも、この本を読んだ彼のファンは、安易にハルキスト、あるいはノーベル賞と口にしないでしょう。
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(2015/9/14読了)
ほぼ2週間かけてやっと読み終えました。時間がかかってしまったのは、面白くなかったのではなく、253ページにわたり文字で埋め付けられている全てを読み落としたくなかったから。
できれば全ての回答を覚えていたいけど、読んだ端から忘れてしまう私には到底無理。でも、心に響いた言葉はきっと私の中に残って、これからの人生に良い影響を与えてくれるのだと確信します。
私もいつか、村上さんのように生きられたらいいなぁ。
(内容)
世界中から届いた3万7465通のメールを、たったひとりで完全読破し、せつせつと書き連ねた3716の回答から、笑って泣いて考えさせられる473の問答を厳選!フジモトマサル描き下ろしイラスト満載の愛蔵版!
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先生2年目の方と、生まれたばかりの我が子が急に植物状態になってしまったという方のメールが印象に残ってる。自分に重なるからだね。久しぶりに村上春樹の小説読みたくなった。英語もそろそろ挑戦したいかも。
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いろいろな回答があるけど、ユーモアのある回答が面白い。村上春樹の真骨頂はユーモアと思う。人生にはユーモアが必要だ。
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2015年72冊目。
特設サイトを通じた読者とのメールのやり取りをまとめた本。
村上春樹さんの返答もそうだが、読者の方々のユーモアに何度も笑った。
久しぶりに肩の力を抜いてだらだらと本を読めた。
本書は473のやり取りが収録されているが、帯裏にコンプリート版(3716通収録)が電子書籍で出ていると書いてあるのを見逃していた。
こちらもゆっくり読みたいが、まずは『少年カフカ』を読みます。
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「大人というのはあくまで容れ物です。そこに何かを入れるかというのは、あなたの責任です。」
予約して買いました。村上春樹さんのやりとり本。
村上春樹さんがヤクルトスワローズをとても好きだとわかりました。また、翻訳はアップデートすべきという回答も面白かったです。思想的なきわどい質問はうまくかわされいると感じました。
村上主義。
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村上春樹の作品以外の文章を読むのは今回が初めてである。読者の質問に村上春樹が答えるというのは傍から見るととなんか、斬新というか新鮮というか…なんとも不思議な感覚。村上春樹のキレのある回答にクスっとなる。村上春樹ファンの総称は『ハルキスト』ではなく、『村上主義者』と何度も書く、村上春樹が笑えた。
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ほんとにさまざまな質問に丁寧にユーモラスに答える村上氏。
答えを頂戴したファンは嬉しいだろうな。特にコードネームを付けてもらった人は。(ふざけたコードネームほど楽しい)
質問の答えの中に彼の哲学や生き方が垣間見られて、そうか
そうやって乗り越えてこられたんだなとか、少しわかった気がした。
ちなみに”ハルキスト”はチャライ感じがして嫌だそう。
村上主義者がいいそう。
もし亡くなったら、○○忌は(こんな質問もあった)
大猫忌がいいそうだ。
繰り返し読みたい本。
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村上春樹がひたすら質問に応えていく珍しい形式の本。3700通の質問に丁寧に応えている村上氏の忍耐力に感動する。途中、むかついたり、くだらない質問に素っ気なく応えたりと人間が出るところも面白い。
質問は多岐にわたるが、特にセックス関連、小説への批判や政治がらみのものにはさらっと返している印象。明回答も多数あって、思わずほっとするような感じ。お金には無頓着。奥さんは、一生一緒にいても楽しいという軸があったことなど、以外と質問している素人のおかげで、村上春樹らしさが引き出されているところも。
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・自分を被害者ではなく体験者とみなすことへの質問に関して。「ひどい目にあった」と受動的に捉えるか、「心ならずもではあるが、自分が災難を引き受けることになった」と能動的に捉えるかの違いだと思うとの村上春樹氏の言葉が、深く心に残った。誰もが、他の誰にもわからない辛さを味わう人生の中で、前向きに生きていく為にはこの考え方が出来ることが大切だと思う。
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わたしが春樹さんからコメントを頂戴した二件ははとも掲載されず、でしたが、読者参加型イベントに加われたことを噛み締めながら、
何かと忙しかったイベント期間中の2月〜3月のことを思い出しながら読破しました。
ユーモア溢れる返しに癒されたものでした。
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「1Q84」くらいしか読んだことのない「ハルキスト」でも「村上主義者」でもないですが、大変面白かった。想像以上にボリュームもたっぷりでした。
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紙の本で読みたくてこちらを選びましたが、コンプリート版もほしくなりました。
春樹さんの言葉は、あたたかく、やさしく、時に厳しく、胸に響きます。