紙の本
幽霊は名探偵
2017/05/24 22:49
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投稿者:J・P・フリーマン - この投稿者のレビュー一覧を見る
購入した屋敷には2人の幽霊がとりついていた。性格が程よく悪い登場人物がたくさん出てきて面白かった。幽霊のポールは屋敷から出られないので、アリソンを自分の目と耳として使うのだけど、割と無茶な指示を出していてアリソンが事件にずっぽり引き込まれてしまう。そこからのアリソンの心の声が特に面白い。登場人物のやり取りが楽しめる作品になっています。
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離婚を経て心機一転、購入した古い屋敷をリフォームしてゲストハウスを開こうと張り切る母娘二人。
しかし、その屋敷は幽霊が住み着くいわくつき物件だった!
幽霊が登場しオカルトな展開はあるものの怖くはなく、むしろドタバタなアットホームコメディでとても楽しい1冊でした。
屋敷に住み着いた幽霊は前オーナーと、その彼女から依頼を受けた探偵の青年。
なぜか急に霊能力に目覚めたアリソンに、自分たちを殺した犯人探しを依頼します。
ある日突然命を奪われ、訳も分からぬまま幽霊となってしまった二人の境遇には辛いものがありますし、主人公母娘に脅迫があったり、屋敷を巡るいざこざに巻き込まれ周囲は結構シリアスな展開になります。しかし、登場人物たちが個性的でおもしろく悲壮感は一切ありません。
面倒ごとを無視してリフォームを完成させたいアリソンと、犯人探しに協力してほしい幽霊たちとの攻防も笑えますし、母娘のなんてことない掛け合いも微笑ましい。
アリソンの母親の有難迷惑っぷりが楽しいです。
母娘は屋敷から出ていけと何者かから脅迫されるわけですが、なぜ売りに出されたときに脅迫者は屋敷を買わなかったのかという謎には惑わされました。
周囲の人物がどんどん怪しくなっていくのにも引き込まれます。
この屋敷には何か重大な秘密があるのでは?という疑惑の中でも、アリソンがどんどんリフォームをすすめていき、それが脅迫者に思わぬ影響を与えたりしているのもおもしろかったです。
屋敷の秘密も予想外の方向にいきました。
笑いの中にちょっとほろりとするような箇所もあり、テンポ良く読めます。(幽霊付)ゲストハウスがいよいよ開業し、シリーズとして続きそうで続編があることを期待です。
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ニュージャージーの海辺に建つ古い屋敷をリフォームしてゲストハウスにし、9歳の娘メリッサと新生活を始めようとしていたシングルマザーのアリソン。だがひょんなことから、屋敷に取り憑いている前オーナーと私立探偵の幽霊が見えるようになってしまう。彼らから、自分たちの死についての調査を手伝ってほしいと頼まれたのだが……。明るく楽しいコージーミステリ・シリーズ! 訳者あとがき=藤井美佐子
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まずはご挨拶ということで、キャラクタ一覧のようなスタート。
舞台をゲストハウスに持ってきたのは、住人みな犯人を避ける意味でよいんじゃないかと。
シングルマザーに幽霊探偵というと思い出すのはアリス・キンバリーの幽霊探偵シリーズだけど、こちらのコンビがどんな息の合い方を見せるか楽しみ。
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アメリカの作家E・J・コッパーマン、2010年発表の小説。幽霊が住み着いている海辺のゲストハウスを舞台にしたコージーミステリーシリーズの第一作。一応最後まで読めたけれど、続編を読みたいとは思いません。
主人公はバツイチの30代シングルマザーのアリソン、つまらないジョークばかり言っていてかなりうざいキャラクターで、最初の方少し読んだだけでもううんざりします。
アリソンはニュージャージーの海辺に建つ古い屋敷を買い取り自力でリフォームしてゲストハウスを開業しようとしていますが、屋敷には地縛霊がいて・・・。
幽霊は出て来ますがホラー要素は皆無。ドタバタスピリチュアルコメディ、といったところだけれど、ユーモアのセンスもイマイチ。かなり残念な作品です。
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[手に取った理由]
二作目のタイトルに惹かれて。
[感想]
途中で読むのを止めようかと思いましたが、二作目のために続けました。すると、主人公の母親が絡み始めてから、少し面白くなってきました。
ファンタジーと都合の良い展開の組み合わせが、私には合いませんでした。
二作目は止めておきます。
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これはコージーミステリなの⁇個人的には、うーん…って感想です。
主人公の設定はバツイチ子供いて、元旦那はダメンズのため働かなきゃならない、母親との仲はビミョーだけど、娘は溺愛してる…というどっかで読んだ、見たような設定。
話は古い屋敷⁇を買ったけど、ある文書が隠されてるかも⁇ってことで2人の人間が殺されてて、幽霊になって屋敷に取り憑いていて、その文書を見つけろと脅迫される…
とにかくまっっっっったく話が進まない!主人公はジタバタしてるだけでどのキャラにも魅力を感じることが出来ず…
残念。
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ウィットに富んだアメリカンジョークを言おうとしてるのが、原書からなのか翻訳でそうなってるのかもうよく分からず、主人公に好感が持てなさすぎた。出てくる幽霊にも、あんた何様よ?て感じがして、流し読みしてしまった。取り敢えず、まぁ事件は解決して良かったんでない。
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アリスンは、離婚して心機一転、娘のメリッサと二人で故郷のニュージャージーに帰ってきた。
夢のゲストハウス経営を実現させるべく、築100年超のヴィクトリア様式の屋敷を購入し、得意のDIYでリフォームに取りかかったのだが、不可解な事故で頭を強打した事をきっかけに、この家に取り憑いた二人の幽霊が見えるようになってしまった。
二人はこの家で心中した事になっている、前オーナー・マキシーと、彼女が雇った探偵・ポール。彼らに自分たちを殺した真犯人を探して欲しいと頼まれ、アリスンは家から出られない幽霊達の代わりに犯人探しに乗り出すことに…
コージーミステリって、こういうのだっけ?
うーん、面白くなかったとは言わないけれど、登場人物(幽霊も含めて)がもっと個性的なら、もっと面白くなりそうなのに。
そして、海外のこの手の女性が頑張るストーリーって、どうしてもセクシーなイケメンとのロマンスを入れなきゃいけないのだろうか。
かえって興醒めするのは私だけか。