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たまたま書店で見かけて買ったのですが、正解!
作家さんも作品も初見だったのですが、ツボにドンピシャでした。
帯と表紙はちょいエロちっくですが、文学的と言っていい内容です。
才能があるがゆえに、それだけに集中させられ、またそうすることでしか自分の存在を認められなかった画家。彼が出会った女子高生との関係性を通じて、二人が変貌していく様子を描いています。大人の世界を知らないがゆえに恐れる明春と大人の世界を経験していないがゆえに恐れることがない生花は対照的な様でバランスがとれています。けれど、生花の失明によって、この危ういバランスは必然的に変化を求められるはず。生花はもともと明春を見ていたので、生花が冷静さを失うことがなければ、あとは明春が逃げなければよい話なのですが、そうきれいに進むのかどうか。
今まで明春が見ていたのは生花が見せようと思った生花の一部であり、天真爛漫で純という面でした。しかし失明によって、卑屈さというか今まで明春に向けていなかったような感情を見せてしまうことになりそうです。明春が求めているのが無垢な生花ではなく生花自身というのは周りから見れば明白なのですが、当人たち特に明春はそういったくくりに囚われている節があるので、失明をきっかけに、それを乗り越えることができるのか、それとも明春は拒絶という道をとってしまうのか。ただ、簡単にはクリアできる問題ではないですし、これをきっかけに二人の愛が深まればよいのですが。
絵も美しくて、余白の取り方がうまく、引き込まれます。
これから生花がどうなってしまうのか、早く続きを読みたいです。
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似た雰囲気のまんがを、やはり花ゆめコミックで読んだことがあります。タイトルが思い出せないのですが、小説家と居候の子のお話でした。本作は画家とモデル(・・・)です。でも、根本というか、スタート地点というか、そういうのは全然違うので、そういう意味では似ていません。ところでモデルといえば、東村アキコの「主に泣いています」という作品が、「モーニング」で連載中ですね、いま7回くらいなので、コミックス出るのはまだもうちょっとかかりそうですが、これは他の作品に比べても非常に気に入っています。(ALLYPOS)
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埋め尽くされる白。
何度か短編を読んで以来、好きな作家さんです。
連載もされるようになって喜んだ記憶もあったのですが、白磁はこの巻のラスト展開がやや強引な感じがします。
途中がいいだけにそこが残念ですが、言葉の選び方や描き方はとても素敵です。
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この漫画家好き。
でも昔描いてた和風読み切り関係の方がとても良かったのに、一向にコミックス化してくれない。和風ものも描いてくれない。
不思議な空気をもっています。
さわやかエロス。
情感があり、なんか儚いです。
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何回か読んでじんわり。主役が二人とも可愛くてうふふ…。
幸せになってほしい漫画
しかしフェチを提案しだす花ゆめには度肝を抜かれた
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全2巻
画家×女子高生でフェチもの
エロいと言うよりは艶っぽいというか、良い妄想型エロス(直接的描写はないが読者のご想像にお任せスタイルのエロス)でした。
芸術要素が加わる事でそれが引き立ちます。
明春の純粋さとか、純粋故の危うさとか…イイ。
生花の1巻最後からの展開にはビックリしたけど…2巻に纏めるならと納得。とりあえずハッピーエンドで良かったです。
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エロくない。そう、芸術だから。純粋だから。
という目線で読めばすごく深い作品。
何かと私のツボをついた作品でした。
美人、黒髪ロング、制服、白い肌・・・マンガだけどそういう細かい描写してくれるのは、想像をかきたてられてよいね。
芸術家が初めてモデルとしてでなく、人を求めるおはなし。
その葛藤もリアルで、何よりヒロインが魅力的だから共感しやすい。
後半は一気に大事件。
純粋で綺麗な人間って切ない。
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間接的なエロスが突き抜けているなあと。ドロドロとひどく粘っこいかと思えば温かくほんわりする場面があり…作者さんの描き分けに脱帽です。ストーリーとしては芸術家と被写体の女子高生の葛藤と独占欲と愛の話。間接的なエロスがたまらん。
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マニアックでした!笑 ひたすら…。 こういう愛情表現?恋の仕方?もあるんだなあと不思議な気持ちになりました。登場人物が少ない分、1人1人の感情がしっかり伝わり読みやすいと思いました。
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好みのど真ん中に豪速球キタ。天才青年画家×女子高生モノ。画家:明春の設定がとにかく良い。15才で画壇デビューした明春の画風は「純粋、無垢」と評されるもので、明春の母親はそれを守るため、明春を学校へも通わさずに育て、他界した。人と関わりあう経験に乏しく、恋愛感情をはじめ妬み、嫉みなどおおよそドロドロした心情を経験する事なく大人になった明春は、どこか幼く頼りない。そんな彼が、近所の女子高生:生花と出会うことで初めて恋情を覚えた。しかも画家としての欲望もまじり「描きたい、彼女の体を見たい、さわりたい」と、純粋なだけの感情ではいられなくなる。かつて潔癖だった自分から離れていく葛藤と、変貌していく自分への絶望感が、繊細な心情描写で際立って良い。絵筆をとると目つきがかわる変貌ぶりも好きだ。ヒロインの清潔感ある艶っぽさも必見。
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話の中にエロい雰囲気が漂っててよかったー。官能的というのか?
普段おろおろ、ぽわわんとしてる明春さんが生花ちゃんの体に夢中になってるときは野獣(笑)のようにむさぼっていてすごく・・・イイ
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天才画家と女子高生の恋物語。
純真無垢な画家であるがために、愛し方が独特。
絵が美しくて素晴らしかったです。
モリエサトシ先生の作品の中では一番好きです。
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少女漫画というよりは、大人の女性向け。
この方の作品は官能的で、ギリギリのところで止めています。
天才画家の明春と、美しい白磁の肌の生花。
汚したい欲望と、罪悪。
「ぼくは見てるだけで満たされる そんなきれいな人間でいたかったよ」と言う明春に「そんな愛なら 私はいらないです」と答える生花。
歪で、そして純粋な愛。
読み切りの「少女カンセン律」も独特の世界観で、悲しみを知らない天使と、人の悲しみが感染してしまう少女の関係が素敵でした。
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久々に読みたくなって本棚から引っ張りだしてきました。
モリエ先生の繊細にして濃密、ほの暗さがにじみ出る作風がわたしは好きです。
抽象的な部分もあるので、深読みをさせられまくってやきもきしますけどそれもまた味かとw
白と黒の対比が印象的な本作ですけども、
いやーなんかねー・・・エロいんですよねー・・・
生花ちゃんの乱れるセーラー服とか、白い肌に映える黒髪とかもそうなんですけど、明春さんの常に乱れ気味のシャツがね・・・うん。
なんだか他人の秘密を覗き見ている感覚です。
いけないもの見ちゃってるわわたしいいのかしら!!みたいな。
でも見ちゃう(∩∀`*)キャッ
なんでか1巻しか買ってないのでそろそろ2巻を買おうと思いますw
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若き天才画家と女子高生の恋愛を描いたもの。
天才と呼ばれるだけあって変わった人生を送ってきたんでしょうね。愛し方から独特で、変わった愛を少女にぶつけます。でもそれは至って純粋な物で、みていて心が痛くなるような表現多数。また、直接的な表現はないもののこの作品はエロいといいますか色気がダダ漏れな作品でもあります。絵が綺麗な分より官能的に描かれており、みてはいけないものを覗き見ている気分にもなります(笑)