【全1-2セット】新装版　さよならフットボール みんなのレビュー

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投稿者：伝奇羊　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

大きな欠点ではないが『さよなら私のクラマー』の序盤、どうにも説明不足気味でスッと入って来ないところがあったので、前日譚であるこちらも結局読んでしまった。色々とよく分かったし、なかなか熱い話だ。逆にこちらの物語を中心に見ると、結末はセリフとは裏腹に「やり切った感」がやや強くちょっと切ない。題名にもちょっと不安にさせられる。でも結局続編を読めば主人公は新たな仲間たちを得てガッツリとサッカーに取り組んでいるので「ああ、ホントによかったね」という気持ちになれる。
ところでベッケンバウアーやクライフのようなけっこう古い時代の偉人の話は熱心なサッカーファン向けなのかな。現実のサッカー指導者は日常的に口にしていることなのかも知れないけれど。