紙の本
堀紘一氏の待望のリーダーシップ論です!
2018/05/27 11:29
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、ボストンコンサルティング・グループやドリーム・インキュベータでの経験をもとに、著者がリーダーシップの育成について丁寧に述べた画期的な書です。筆者は言います。リーダーシップは自分自身が一生懸命学び、そして自ら掴み取るものであると。本書には、著者ならではの経験や苦難が満載され、その中でどのようにしてリーダーシップや指導者精神を掴む、学び取っていけばよいのかが、丁寧に解説されています。非常に内容の濃い一冊です。
投稿元:
レビューを見る
綺麗にまとまっているわけではないところは読むのに苦労した。
また、一つ一つの要素を選ぶに至った思考がわからず、思考が偏っているように見えるが…?などと頭をひねりながら読む箇所もあった。
と前置きをしつつも、
まさにリーダーシップのエッセンスとなる要素はたくさん散りばめられていると感じた。
何度も読み返す意味のある本だと思うし、
一読しただけでは(少なくとも自分には)なかなか理解しきれないからこそ、折を見て振り返るべき本だと感じた。
全体的に参考になると感じたのは、
組織としてのあり方、ビジネスサイドから考える部分も、
ピープルサイドから考える部分もあること。
単にスキル、マインドといったものにまとめられるものではなく、
いくつかの有機的につながったところに(本当の)リーダーシップがあるのではないかと、
この本を通じて考えるようになった。
リーダーシップを考える、経営を考える、
組織を考える人に一読の価値があるように思う。
単にリーダーシップだけの本ではない。
投稿元:
レビューを見る
コンサルの大御所なのはわかりますが…
全然リーダーシップの本質ではなかった。何が本質なのかわからない。ただ、聞こえのよいメッセージをつらつらと書いただけ。同じようなこと繰り返し。
適当なこといっているし、こんなのでコンサルされたら、たまったもんじゃない。
投稿元:
レビューを見る
・企業目的は「生きがい(またはやりがい)」「成長」「収益」の三つ。そのトライアングルからなる
・たとえ二人の構成員のどちらの意見にもそれぞれ優れた点があったとしても、その折衷案を採用してはならない。一つの哲学、一貫した論理構成によるものを選ばなければならない
・ビジネスにリスクはつきものである。絶対安全な事業が仮にあるとして、それを選んで乗り出すのはビジネスとは言えない
・はるかに大きな影響を及ぼす資質が二つある。それが状況判断力と意思決定力である。 情報に接したとき、この情報はひょっとしておいしい情報なのではないか、もう少し詳しく調べてみる必要があるのかどうか、他の人に聞いてみる必要があるのかどうか、もう少し検証してみようと考えつく人がいる
・リーダーは、目的設定、現在地の認識、環境変化の読み、戦略の策定、実行という五つの仕事をしなければならない
・部下が答えに窮して相談に来るケースはほぼ四つのパターンに分けることができる
「前提に問題がある」「方法論が限定的」「自分で勝手に反対されると思っている」「上司や他部門への遠慮」
投稿元:
レビューを見る
リーダーシップは、学んで掴みとるものである。人間性も同じだ。
ビジョン、戦略、組織、人事、カルチャー
投稿元:
レビューを見る
著者の熱い想いが伝わる内容。リーダーは、ビジョンと道筋を示してメンバーを鼓舞し、情報分析と環境変化の予測を怠らずに視野を広く持ち、仕事の9割が問題の処理という状況にあっても常に明日を見据えた明るさをメンバーに示し続け、価値観を語り続けなければならない ということが繰り返し語られる。
リーダーが常に明晰さを保つことは極めて重要であり、ファーストクラスで移動することや十分な睡眠をとることは当然の取り組みであるということも印象に残った。
また、社長と副社長の差は、副社長と運転手の差より大きい というのも至言。
投稿元:
レビューを見る
小手先のコミュニケーション術やマネジメントのハウツーではなく、人間としてリーダーはどのように組織を率いるべきか。覚悟、態度といったリーダーシップの本質を骨太に説いた一冊。こういう哲学がやはり大事ですね。