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途中まではどうしてこんなに...と思うけれど、ちゃんと胸がスカッとするような展開になっていくので安心して読めます。
そのタイミングが絶妙!
男のロマンです☆
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噂どおりの読み応え。元研究者が経営者となっても夢を貫く姿勢に胸を打たれた。ラストは思わず涙腺が緩んでしまい、電車の中で呼んだことに後悔した。
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おもしろかった。
日本のものづくりを支えているのはやっぱり中小企業で、そういう人たちがロマンと誇りを持って仕事をしてきたからこそ今の日本があるんだろうと思うし、今では世界のものづくりを支えている部分も多分にあるんだろう。
そこに日本人として誇りを持ちたいと、この本を読んで改めて思った。
おもしろかった!
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池井戸潤の作品といえば、大企業の不条理に怒りを覚えさせるような読後感がある。この作品も前半はそういう面があるのであるが、最後まで読むと、むしろ清々しさを感じる。最後の場面で、娘を種子島の打ち上げに招待し、娘から花束を渡される場面では、思わず涙が出てきた。勧善懲悪でなく、人間の善意にスポットが当てられた作品である。
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ダメな時はとことんダメだし、うまくいく時はどんどんうまくいく。
目先の得で満足せずに、夢を叶える情熱が眩しかった。
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研究者の道をあきらめ、家業の町工場・佃製作所を継いだ佃航平は、製品開発で業績を伸ばしていた。そんなある日、商売敵の大手メーカーから理不尽な特許侵害で訴えられる。圧倒的な形勢不利の中で取引先を失い、資金繰りに窮する佃製作所。創業以来のピンチに、国産ロケットを開発する巨大企業・帝国重工が、佃製作所が有するある部品の特許技術に食指を伸ばしてきた。特許を売れば窮地を脱することができる。だが、その技術には、佃の夢が詰まっていた―。男たちの矜持が激突する。感動のエンターテインメント長編!第145回直木賞受賞作。
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「ロケット工学を志す者にとって、ロケットエンジンは、知力と想像力を遥かに超越した製造物であり、いわば聖域だ。神の領域といっていい」
「俺はな、仕事っていうのは、二階建ての家みたいなもんだと思う。一階部分は、飯を食うためだ。…だけど、それだけじゃあ窮屈だ。だから、仕事には夢がなきゃならないと思う。それが二階部分だ。」
期待通りの勧善懲悪の経済小説。うまくいきすぎ、って批判はあるだろうけど、そうなるのが分かってても面白い。
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佃品質、佃プライド!
中小企業でも技術力は大企業にも負けない!
夢を、プライドを持って仕事に取り組む大人はすごくかっこいい。
自分もそんな大人になりたいと思えた一冊でした。
当初水素エンジンの供給に反対だった江原と迫田を中心とした若手社員たちが本気を見せた場面がすごく好きです。
バラバラになりかけてた佃製作所が一つになった!という感じで。
でもその中で真野が反発してたのもリアルでした。
最後は水素エンジンのアイディアを出してきたり、いつかまた一緒に仕事ができてたらいいなと思います。
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ラストは感動で目頭が熱くなりました。
購入を躊躇っているのなら、是非読んで欲しい。
決して後悔のない素晴らしい作品だと思います。
宇宙航空研究所の主任研究者から、ロケットの打ち上げ失敗を機に、父親の工場を継ぎ社長へと転身した男の話。
あるとき順調に進んでいた経営があらぬことから危機にさらされてしまう。そのことがきっかけで、男の人生は経営という現実から、胸の中でくすぶり続けていた宇宙への夢へと駆り立てられる。
夢を追いかける社長と、現実を見る社員。100人を超える社員のそれぞれの思いと激しくぶつかりながらも、困難を乗り越えるために皆が少しずつまとまっていく様子は、「これが働くと言うことなんだな」と胸を熱くしました。
対立する者同士を単純に善と悪に分けるだけではなく、状況設定や人物構成が非常にリアルに描かれています。その分最後の感動はいっそう大きなものでした。
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池井戸潤の企業ものの物語は面白い。企業の命運をかけて戦う社員、掲げる夢、熱意がほとばしる作品が多い。
その中でも、この作品は、さらに人に着目した物語だと思う。
最初からみんなが同じ方向を向いて走ってるプロジェクトなんか無い。
それぞれが、それぞれの立場、所属、事情で、色々な思いを持ちながら仕事をしている。
けれど、人は変わることができる。自分は変わる事ができる。一筋縄ではいかないけれど、熱意によって。
仕事で何が一番大切か、再認識した。
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サクセスストーリーと分かっていながらも最後まで緊張感のある内容だった。 社長の夢についていけなかった社員たちもいて、社内の雰囲気が悪くなった時期もあったが、大企業の厳しいテストをクリアしエンジンテストが成功した瞬間、みんなが歓喜を挙げ一つにまとまった時にはうるッときた。
会社経営者として利益を考えることが第一だと思うが、利益よりも夢を叶えた主人公佃航平はカッコよかった
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池井戸さんらしい一冊でした。エッセンスは空飛ぶタイヤに通じるものがあって、私はそちらのほうが好きでした。トノサマバッタさんが泣かせる〜!
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以前から、読みたかった、池井戸さんの下町ロケットがようやく、文庫化されました。
元研究者の佃製作所の佃社長は、ロケットエンジン作りに夢を持つが、現実は大企業による下請けいじめのピンチの連続。後半の帝国重工との特許を巡る駆け引きが面白い。
大企業のプライドと中小企業のもの作りへの意地。地味ながらも、銀行から出向中の殿村さんの視点は、佃製作所の社員たちを勇気付ける。帝国重工側にも、平等な視点で評価するものもいる。敗けを認めることも1つの大切な能力。
仕事に夢を持つのは、カッコ悪いと言う人に、仕事に夢を持つことはカッコいいと言いたい一冊でした。
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抜群の技術ーの持つ下町の小さな会社を舞台にした、男のロマン
大企業の横暴や姑息な策略をめぐらすやからと戦いながら…………
そんな上手くいくかいなと思いながら
ついつい肩入して読んでしまいました
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エンターテインメント小説として最高に面白い。
勧善懲悪的なノリ、スピード感…一気読みでした。
似たような技術系の会社に努める身として、
要所要所で学べるところも多かったです。
誰しも「現実こんなうまくいくかよ」という感想を持つと思いますが、
本当に、逆に世知辛さを感じました。