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サラ・モーガン初の長編『誰もいないはずの聖夜に』に続く、二作目。
高圧的な祖父と、家業を嫌がり家を出て亡くなった父との間で、息子三兄弟はそれぞれ人生における仕事や恋に思い悩みながら、家族との絆に気づくという、オニール家三兄弟のシリーズ。
二作目は、都会で外科医の仕事に明け暮れ、めったに帰ってこないショーンの物語。
ちなみに、前作を読んでいないと、家庭の事情を理解しにくいので読んでからをオススメ。
ヒロインは、気の強い破天荒気味な料理人かと思いきや、とても女性らしい感性の持ち主で、過去のDVに怯えながらも美しい自然の中で守り癒してくれるオニール家に感謝を忘れない人。
再び彼女を誘惑しようとするショーンを牽制しながらも、彼の問題を理解し、自分にはない家族との絆を修復させ、ショーンの家族の居場所をつくろうとする姿が、ラストにホロリとくる、とても良いロマです。
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