紙の本
環境問題に興味がある方にはオススメです。
2012/02/10 21:50
4人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:パルーカス - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者である武田先生は、「環境問題に関する様々な常識」に対して
舌鋒鋭く異論を唱えてきた“異色の学者”。
おそらく敵も味方も多いであろう、その武田先生が世に送り出す
環境問題に関する問題作である。
理系出身者にとってみれば、武田先生ならではの独自の見解に
なるほどと頷ける半面、「そこまで強烈に反論しなくても・・・」
といった印象があるのもまた事実だ。
実は、環境問題は国境を越えた地球規模の「スケールの大きな問題」
であるだけに、
1)いかに意味のあるデータを取得するか
2)その得られたデータをどのように解釈し自然現象を説明するか
の2点において、学者の間でも大いに議論が分かれるところであり、
「今後どうなっていくのか本当のところは分からないことだらけ」
といっても過言ではない。
大勢の一流学者が「地球温暖化の真偽」について、長年侃々諤々
やっているのは、そのへんのところに理由がある。
科学技術を駆使して、未来を予測することは楽しくもあり、
困難の極みでもある。
マスコミや主流派が唱える科学論に対して、
「ちょっと待てよ・・・」と流されたくないあなたにとっては
一読の価値はあるかもしれない。
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武田 邦彦 (著)
あれほど安全といわれていた原発がなぜ崩壊したのか? 放射能が漏れても「ただちに影響がない」とはどのような意味だったのか? この国の政治家、学者、マスコミにだまされてはいけない! 彼らの嘘と無知の実態を知れば、世の中の見方が変わるはず。本書では、原発問題から地球温暖化、リサイクル、医学、健康雑学に至るまで、常識と思われていた科学情報の虚構を縦横無尽に斬る。たとえば、放射能について「年100ミリシーベルト以下なら大丈夫」といわれている。しかし、その科学的根拠には、まだ曖昧な点が残されているという。また、環境問題において、誰もが「レジ袋や割り箸は資源のムダ遣い」と思ってきた。しかし、それらは元から廃棄される石油や木材を利用しているだけであり、むしろ、レジ袋を廃止してエコバックを使うほうが、よほど環境に悪い、と著者は指摘する。思わず「えっ、ウソだったの?」と声をあげたくなる話が満載の科学読本である。
文庫書き下ろし。
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個人的に主題にもなっていると思う「役に立つ研究」という部分。これは判断が非常に難しいところですね。私企業でも、予算を付けこれを許しているところもあるので、組織の度量と呼べるかもしれません。
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原発問題をめぐるウソ
エネルギー問題のウソ
自然エネルギーは、環境破壊を引き起こす
水力や風力は環境の乱れに
太陽電池をつくるコストが膨大
バイオマスは食糧危機を招く
石油の埋蔵量は増えていてあと8000年はだいじょうぶ
地球温暖化問題のウソ
温暖化は生物にとってよいことだ
節電は温暖化防止にはほとんど降下がない
森林はCO2を吸収せず、トータルではプラスマイナスゼロになる
環境とリサイクルも第のウソ
ダイオキシンの毒性はわずか
エコバッグはむしろ資源の無駄使い、ゴミ袋は副生成物
ペットボトルのリサイクルは資源を余計につかう
紙のリサイクルは森林を荒廃させ破壊する
食品はリサイクルできない
描くと健康問題のウソ
添加物は安全なレベル
狂牛病の感染の確率は低い
コラーゲンは胃で分解されてアミノ酸になるだけ
メタボと生活習慣病の因果関係はない
タバコよりも長寿によって肺がんが増えた
人工甘味料の発がん性はマスコミの誤報
大麻は麻布の材料。麻薬成分はカンナビノールだけ
大麻取締法の存在が麻薬ではない証拠
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面白いと思った。
今まで何気なく思っていたことが ”ウソ”だったり、
”ウソ”が ”ウソ”だったりする・・・
再読!
正しい情報を得て真実を見ることが大切
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ホンマでっかで有名に武田さんの本
環境とリサイクル問題のウソと、医学と健康問題のウソは面白かった。
マスコミのウソに騙されずに、裏を取ること質問する事かたいせだと感じた。
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今までの武田先生の本の抜粋版の内容。初読ならかなり面白いと思うが、ほとんど読んでいる内容なので星3つ。
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どこまでがホントでウソなのかわからないのがこの手の本の評価が難しいところなんだけど、書かれていることはさもありなんという感じではあった。