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学生時代から仲の良い友人が二人いる。その1人と恋仲になった。でも、もう1人の友人にはこの関係を知られたくない。
そんな感じ。
あらすじを読んで、かなり好みな設定と思い購入。
メインの2人よりも黒木が可愛くて可愛くて。
学生時代の仁科と黒木がきゃっきゃ喋っているところを想像すると、幸せになれました。
でも、結末はなんだかぼんやり。まぁ、それもいいのですが。
「流星シロップ」といい、かわいさんとは好みが合うのかもしれません。他のは読んだこと無いですが。
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回送先:町田市立小山市民センター
一読して、昭和初期のモダンな香りを残しつつも、どこかBLとは呼べない関係性を叙述的な色合いで描いている。
そうなのだ。確かにセオリーとしてはBLなんだろうけど、実際にはそうではないのではないかと読者に見せてくる。
かわいは以前濡れ場なしの男たちの関係性について描いた作品がある。そういう観点から見れば、このひとも濡れ場至上主義(というかどうかさておいて)にともすればなりがちなBLの現場で丹念な作品世界を提供している。昔のJUNEや耽美小説で見られたさまざまな表現のあり方をこの作品でも余すところなく使っているのは、むしろいい印象を与えているのかもしれない。
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仁科は結構臆病なのかも。と、読み終わったときに思った。自分のことばかり考えている。と思っているようだけど、自分が花房と黒木からどう思われているのかを心配せずにはいられないのだから。そんな仁科にとって、自分を否定せずに受け入れてくれる花房の存在は大きかっただろう。3人が学生時代と同じように関われるようになって欲しい。
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伝奇小説や幻想小説などを主軸とした恋愛小説を書き、生計を立てている仁科。
一高時代の仲の良かった親友、黒木と花房にそれぞれ違う愛を抱いていて…。
話は昭和初期。
高校から社会人になっても続く3人のそれぞれの想いの中での関係。
「愛」と言っても肉欲を孕むもの、精神的なものと複雑で。
花房はひたすら仁科を、黒木も無意識の中で仁科を愛しているけど仁科の愛はそれとも違い。
色々とあり1度はバラバラになりかけた3人は改めて事件を挟み新たな関係になり、そして共にこれから過ごして行くんだろうなと。
友情と愛情。
男同士ならの関係らしいかな。