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暗い話かと思いきや
2020/10/21 00:39
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投稿者:えぐちよ - この投稿者のレビュー一覧を見る
幼少期のトラウマのせいでうっすら希死念慮を抱えた主人公が、葬儀屋のアルバイトで出会った上司も、同じく過去にトラウマを抱えていて…
と聞くと、なんだかすごくくらいいのように思いましたが、意外とボーイミーツガール(ガールミーツボーイかな)でした。
恋をするとモノクロの世界に色がつくんですよね。死について、はずっと考えているんだけど、後味はそんなに悪くないです。主人公たちも死ぬことについてそんなに否定的でもないですしね。
絵がかわいいです。
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森に消えた兄。
映画『ピクニックアトハンギングロック』で消えた少女達のように戻ってこなかった者のことを残された者はずっと思い続ける。神隠しに遭うのかふらりと此岸に旅立ったのかは大事なことではなくそれは向こう側に行った者たちの物語だから。
僕らは、めめも戻ってきた彼女たちもこちら側の彼岸にいて思う。残された者にできるのは想いをはすということぐらいと日々の中で少しずつ変わり続ける事柄になんとか対応して生きていくということだけだろう。
ふみふみこ作品にあるセンチメンタルと交ざり合う性的なものとテンポよく、しかし重点はきちんと描く作風は生と死の狭間にある日常を浮かび上がらせている。
と書いてみたけど面白かったといいたいだけ。一巻でコンパクトにまとまってるのも読了感としていい。
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本日読了。
美しい装丁。
不在と喪失からの再生のお話。
一巻読みきりなのに、
脇役まで丁寧に描きこまれているキャラクター。
(後半の葬儀の場面、祖父の死に立ち会う男の子と
めめの表情やこころの動きまでも、
繊細に描かれていて、すごーく感動。)
それなりに働いて、それなりに誰かと一緒にいるのに、
世界はいつも冷たくくすんでいて、
ただ肉体的な痛みと擬似的な死だけが、
生に実感をもたらしている、そんな日常を重ねるめめ。
実は現実でも決して珍しい存在ではないだろう。
そして、そんなメンタリティーを持つ者は、
他人の別れに立会い、
誰かの痛みを癒すことで、
自らの存在の承認を図ろうとするものだろうか。
とにかく絵もお話も大好き。
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女の穴 映画化! というタイミングで、いかにも映画化されそうな作品!
しかしなんでまた女の人って、ギザギザの歯の男が好きなの。
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ん〜なんか複雑な読後感だった…
ハッピーエンド、なんだけどめめと黒川のそれぞれが抱えていたけして幸せとは言えない事情が、ストーリーに影を落として。
でも、それがあってのストーリー展開なんだろう。
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中古で購入
値段とタイトル、表紙裏表紙の絵に惹かれれ
内容は、正直言って軽い
せっかくのいいテーマなのだから内容をもう少し深く、醸成してほしかった
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ほわほわしてるのに結構こわくて、でもラブストーリーで、そのバランスが好きな具合だった。
主人公はちょっといらっとするけど、黒川さんは最終的に素敵でした。
おにいちゃんこわい…
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葬儀社の仕事の中に死の意味を考えるとか、主人公のめめの生きている実感がわかないことに共感するとか、そんな感想がいいなとは思うんですが。
一番良かったのはドSな黒川に首を締められながら、めめが恍惚な表情でキスされるという変態エロちっくなところでした。なんか、すみません…。
そんなふたりが幸せになって良かったです。
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購入してからしばらく経ってようやく読んでみた。
なんてすばらしい漫画なんだ〜!
なんでしばらく読まなかったんだ〜!
主人公にも相手の方にも共感できるかんじ。良い漫画だった。
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「首をしめてください」
葬儀場のバイトをしながら擬似的に死んだ兄との別れを繰り返す めめ。のちょっと奇妙な恋愛劇。
ふみふみこ先生の作品に登場する女の子はみんな可愛くて自己中心的でちょっとメンタルが弱い。けどそこがいい。可愛い絵柄に騙されることなかれ。
うまくまとまってはいるんだけど、もう少し続きが読みたかった..ドラマとかになったら面白そうなんだけどな...他の作品が実写化されているだけに残念。
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葬儀社に勤めるドMの女とドSの上司。
おくりびとたちの恋愛事情。
真偽は知らないが、死を間近に感じると生殖行動は盛んになるとか。大災害後には出生数が増えたり、レイプ被害時に排卵してしまったり、喪服にエロスを感じるフェチも存在するらしい。
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アブノーマルと喪失感がまじった作品
お兄ちゃんのことをもう少し掘り下げてくれるとさらに深みがでたかも
全体的にもやもやした感じで進んでってでも多分それがこの本の良さなんだと思う
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首をしめられたときに生を感じ、好きなひとに殺されたい願望のあるめめがそこから脱する話 案外ふわっとしてたかな 「お兄ちゃん」が森に消えた理由がわたしにはいまいち分からなかったせいかもしれない
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特におおきな盛り上がりとかないけどなんか刺さる。ふみこ先生の作品ほんと好き。葬儀屋で働く2人の話だから生と死を常に感じる作品だった