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投稿者:たっきい - この投稿者のレビュー一覧を見る
筋道は読みやすく、普通に読めました。しかし、語り手の『私』が、誰かが難しく、常に誰が語ってるのか悩まされつつ読みました。というか、そこがポイントなのですかねぇ。
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2007/10/18 Amazonにて購入。
2013/11/20〜11/25
久しぶりの麻耶作品。いつもながらの麻耶ワールドであるが、非常に読みにくい(というか、しっかり読まないと取り残される)。最後の結末は非常にもやもやしたもの。結局ネットで調べて、なるほどと思った次第。流し読みしたらアカンな。
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前に読んだことあるっけ?えーと叙述トリックか。伏線も割りと見え見えでした。過去に惨劇のあった曰くつきの山奥の館に合宿に集まったオカルト好きのサークルのメンバー。予想通りの結末・・・館モノの王道でよかった。しかし、弦楽曲でタカタカターンって、どうなんだろ。
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やってくれました。さすが麻耶ワールドならではのトリッキーな描写です。最初から疑問な部分が明らかにされていながらも、結局真相を見ぬけなかった自分に、撃沈です。くやしい。よくこんなこと考えられるもんです。
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梅雨。大学のオカルトスポット探検サークルの六人は、京都府の山間部に佇む黒いレンガ屋敷「ファイアフライ館」へ、今年も肝試しに向かっていた。そこは十年前、作曲家でヴァイオリニストの加賀蛍司が演奏家六人を惨殺した現場だった。事件発生と同じ七月十五日から始まる四日間のサークル合宿。昨年とちがうのは半年前、女子メンバーの一人が、未逮捕の殺人鬼“ジョニー”に無残にも殺され、その動揺をまだ引きずっていたことだった。ふざけあう悪趣味な仲間たち。嵐の山荘で第一の殺人は呪われたように、すぐに起こった―。大胆にして繊細。驚きに驚く、あざやかなトリック!本格ミステリNo.1の傑作『鴉』から7年。鬼才が放つ新たなる野望。 ※文章が読みづらい、登場人物に全く魅力が感じられない、ストーリーが安っぽいホラーって感じ、など全く面白いと思えない作品でした。トリックもあるんだけど、それが話の面白さに繋がってなくて、分かったところで「ああそう。ふーん」って感じ。しかもあれだけ色々やっておいて、ラストはなにあれ?なぜああいうラストにしたのか、私には全く分からない。途中で読むの止めようかと思う作品は初めてかも。誉めてる人もたくさんいるみたいだし、私に読解力がないだけなのか?とも思ったけど・・でもなぁ・・・。
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麻耶嫌いのわたしですが、これはいけます!!今までの麻耶さんではない!!メルカトル鮎は微塵もでてきません。内容は学生達による過去に殺人事件の起きた「嵐の山荘」物語。ええ、「嵐の山荘」好きですよ!!!いやもう、ほんと嵐。嵐、嵐。目次の次のページから目を離してはいけない!!でもやっぱり一味違うのが麻耶さんですね。ラスト、実は国生さゆりさんもいた(参照:くりぃむナントカ・ビンカン選手権)的な謎解き。みえる女の後姿・・・・時計の謎・・・死蝋の死体・・・そして隠し通路!!!、もう完璧です!!
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正に麻耶雄嵩本格の粋。『夏と冬の奏鳴曲』とは又違った方向での最高傑作。
余り多くを語るとネタバレになってしまうので書けないのが残念。
この本で改めて麻耶雄嵩に惚れました。一見普通の本格ミステリ然としていますが、通底するものは正に麻耶雄嵩。
引け目を感じている主人公、立ち籠める雰囲気、そして待ち受けるカタストロフ。救いの無さも凄まじい。
メルカトル鮎も木更津悠也もうゆーさんも出て来ないので、他の麻耶作品を未読の人にもお勧めできます。
麻耶雄嵩アレルギーの人も、騙されたと思って読んだが良いと思います。
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カルトまではいかないけど好きな人はかなり好きそうなイメージの作家さんでした。これはいわゆる館モノ。その状況を作り出すまではまぁアリかな、なんですがオチがあれはどう考えればいいんでしょう。登場人物紹介が誤植なの?と思ってしまったんですが、読者には分かりきってることが登場人物たちは知らなかった、それを楽しんで、ということだったんでしょうか。いまだにわかりません。
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おもしろかった。
こういう話がすきです。
こういうっていうのは、
惨殺された館にオカルト好きたちがいって閉じ込められるかんじで
殺されていく、みたいな。
ちょっとホラーがありつつ、
叙述トリックなんかも使ってっていうのがいい。
綾辻の館シリーズより読みやすかった。
でも、トリックとかは↑と段違いでゆるかったなぁ。
でももっと他の話も読みたくなった!
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かつて天才ピアニストが所有し、残酷な事件が起こった場所・ファイアフライ館。その館を所有するOBに誘われ、大学のサークル・アキリーズの面々は館に訪れる。一年前、連続殺人犯によって殺された元メンバーの対馬つぐみへの想いを綴りながら、物語は思いもよらない方向に進んでいく。
とにかく二回読まなきゃいけない本ですね。初回と再読とでは書かれている内容がびっくりするほど異なっている。
物語の仕掛けは一言で言えば叙述トリックなのですが、仕込まれてるのが一つではなく二つなところ、そしてそのうちの一つが犯人の特定と密接に関連しているのが本当にすごい!随所で見られる「対馬つぐみ。女神」とか「ブラック・プリンスならぬブラッド・プリンス」みたいな中二っぽい言い回しにはいちいちうおっとなりましたが、面白かった。
そういや登場人物のイニシャルが全部そろっていて(K・KとかS・Sになっている)、千鶴だけ仲間はずれなところから何らかが仕掛けてあると読み取ることも出来る、と友人が言ってましたが、そんなの確実に気付くはずがないだろ!と思いましたww
あと、個人的にあのラストは好きではないです。
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まったく作者関係ないですが、途中周りの人にネタバレされたのでトリックに驚きが全くなかったのが残念。
文章が京大っぽいな、と思いました。
おもしろかったです。
ネタバレされちゃったから、もうこれくらいしか感想がない。orz
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話に捻りはないのだけれど、書き方には捻りがある。時々はっとしたり、仕掛けがわかってから読みなおすと二度面白い、かも?
残念なのは最初からある程度文体の罠がわかってしまうことと、トリック自体と犯人がわかってしまうこと。
組み立て方は秀逸。
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粗筋(アマゾン引用)
オカルトスポット探険サークルの学生六人は京都山間部の黒いレンガ屋敷ファイアフライ館に肝試しに来た。ここは十年前、作曲家の加賀螢司が演奏家六人を殺した場所だ。そして半年前、一人の女子メンバーが未逮捕の殺人鬼ジョージに惨殺されている。そんな中での四日間の合宿。ふざけ合う仲間たち。嵐の山荘での第一の殺人は、すぐに起こった。
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屋敷モノ。
嵐の山荘モノと呼ぶのだろうか。全体的にベタな展開と思ってしまった。
ところがところが、最後の最後に不思議なサプライズが待っている。
これをどう受け止めるかでこの作品の評価が分かれると思う。
ちなみに僕は・・・。
KEY WORD>>蛍(著:麻耶雄嵩)
大学の心霊スポット探索サークルの6人が、同サークルOBが購入した「ファイアフライ館」へ肝試しへ向かうところから物語はスタートする。この「ファイアフライ館」とは今から10年前、当時の主であった鬼才ヴァイオリニストが発狂し、滞在していた合奏団メンバーを惨殺した場所であった。そしてその内の一人は未だ行方不明に。
昨年"ジョージ"と呼ばれる殺人鬼にサークルメンバーの一人を殺害され、どこか悲しみに暮れるサークルメンバーを余所に、当然のように殺人が・・・。
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独特のスタイルを持つ著者の小説の中でも異質な作品。つまり逆説的に割と王道に近いミステリ。しかしその独特なスタイルの雰囲気は残っていて読み終わったあとのモヤっとした感じはむしろ心地いい。