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投稿者:あいうえ - この投稿者のレビュー一覧を見る
「グループ経営入門」の著者。「グループ経営入門」もそうであったが、前提の知識がない方でも読みやすい文章です。コーポレートガバナンス改革の全体像が良くわかる良書です。
紙の本
ガバナンスの基本書
2015/10/30 17:27
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投稿者:どや - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者は平易な文章で本質に切り込む。参考文献も多く提示していて、まさに入門書である。コーポレートガバナンスをちょっとわかった気になり、もっと知りたくなった。
紙の本
読みやすく分かりやすい。
2015/08/29 02:42
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投稿者:mac2015 - この投稿者のレビュー一覧を見る
説明が平易で、読みやすく分かりやすい。制度や機関の制定意義に遡って理解出来るところは良い。但し現場の実務にすぐ役立つ内容は少ない。
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WBS客員教授である、首都大の松田先生の最新作。コーポレートガバナンスについて、今さら聞けない恥ずかしくて聞けないような部分まで優しくわかりやすく解説されている。
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2018/3/3読了。
近頃話題になっているコーポレートガバナンスコードやスチュワードシップコードの内容や制定の背景に始まり、コーポレートガバナンスのエッセンスや基本的な考え方を、簡潔かつ明瞭に解説している。
なぜ、という理由・背景や、具体例を交えた丁寧な説明があるため、納得感のある内容となっている。若手から中堅のの社員にもおすすめしたい1冊。
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松田先生の著作は、率直な意見が述べられていて、法令や基準の文言の解説にとどまらず、実務で適用する際の「幅」が感じられ、実務担当者として意味のない行き過ぎた対応が防げるような気がしています。
日本社会では、押さえておかなけばいけないラインと、ここまでやったらやりすぎだよというラインを設定できずに、最大限頑張ってしまうケースが多すぎるのではと思う。
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WBS客員教授である、首都大の松田先生の最新作。コーポレートガバナンスについて、今さら聞けない恥ずかしくて聞けないような部分まで優しくわかりやすく解説されている。(本間)
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松田さんの言葉は分かりやすいし、論理的で納得感がある。コーポレート部門に身を置いてると、経理や財務などの専門知識を極める方向に逃げたくなるけど、戦略を数字を持って語れる、またそれを実行できる人材になれるように頑張りたいと思う。
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■なぜ手に取ったのか
会社管理職、地域組織役員などしており、マネジメントではなく、
「ガバナンス」の本質を知りたくて手にした本です。
■何が語られていたのか
本書は、難しい用語が用いられている専門書ではなく、「教科書」と記載の
あるとおり、会社のミドル層が初めて出会う「ガバナンス」について、平易かつ、
どこかが「肝」なのかといった視点で記載されています。
内部統制、マネジメントは海外から輸入されており、その原書は主に英語で記載されており、日本語に訳されています。
しかし、海外と日本における背景が異なるため、原書を読んでもなかなか理解に欠けることも多いです。特に資本市場を取り巻く考え方は海外と日本では、現在でもまだまだ隔たりが大きいように思います。
しかし、著者は海外で発展し、日本人はなかなか理解しがたい「ガバナンス」という
概念について、様々な言葉の置き換えや、大事ポイントを明確にすることで、その本質について語っています。
取締役会、内部統制、開示、人的資源管理、資本市場との関係性などまさにコーポレートのガバナンスについて俯瞰して記載されているものです。
決して、コーポレートガバナンスコードの細部についての対応については、記載されておらず、どの様に捉えることが正しいベクトルなのかといったことを示してれています。
■何を学んだのか
日本人は、人から批判されることに弱く、嫌います。ガバナンスは、批判とは少し異なりますが、様々な関係者による「仕組みで組織をコントロール」する手法です。
その仕組みのなかで、継続的な浄化が発生しり、企業理念・目標の達成を長期的に担保しつづけるまさに「仕組み」だということです。
本書は「コーポレート」、会社に関するガバナンスです。
利益を生み続け企業価値の際高を目指すためといったものになっています。
その対極です非営利についてのガバナンスの研究はコーポレート程、あまり進んでいません。NPOなどの非営利組織には適用できないことも多いですが、しかしその考え方は十分に準用する事も多く、対比することより分かりやすくなるのでないかと思いました。そういった書籍や資料があれば是非とも読んでみたいと思いました。
■どう活かすのか
「仕組みでコントロールする」とは、昭和世代の根性マネジメントとは対極的にある全く異なるものです。多様性、インクルーシブな社会が望まれる中、価値の擦り合わせをするためには、この日本人になじみの薄い「ガバナンス」はとても重要な考え方だと思っていおり、私の様々な活動で意識しながら活かしたいと思っています。
また、古き良き日本にはおそらく「ムラ社会」といったことが、少し違うかもしれませんが似たような考え方なので、日本の組織論についても触れていきたいという気持ちにさせてくれる本でした。
■どんな人にお勧めなのか
「ガバナンス」の本質を知りたい方、組織のリーダー・役員、コーポレートガバナンスやESG経営に関係する人にお勧めの本です。
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『保身 積水ハウス、クーデターの深層』を読んで、コーポレートガバナンスについて興味を持ち、勉強したくなったので、本書を手に取ってみた。大変分かりやすく、知りたいことがコンパクトにまとめられていた。今回は図書館で借りたけど、きちんと購入して手元に置いておかないと。。
“すなわち、コーポレートガバナンスを考えるうえで最も重要なのは、「経営者を規律づけることができるか」です。身も蓋もない言い方をすれば、「有事の際に愚かな経営者を退場させることができるか」ということです。”
上記は本書の抜粋だが、コーポレートガバナンスの本質を表している箇所だと思う。
これがもっと浸透すれば日本企業はまだまだ発展するし、逆に言うと、どれだけの企業が本質的な意味でのコーポレートガバナンスを確立することが出来ているのだろうか?まだまだ勉強不足なので、これからも調べてみたい。
差し当たり、まずはコーポレートガバナンス•コードを読んで、各企業のコーポレートガバナンス報告書を読むところから始めないといけないかな。