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姉弟の壊れていく様が、リアルで怖い。子供の頃のトラウマとはこんなに大変なものなんだと思い知らされる作品でした。あんなに固執ていた神埼さえも殺してあっさり引き上げる事ができるということは、一生足を洗えないんだろうなぁ。
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KAさんのお勧め。
この著者の作品は、代表作であり出世作でもある「不夜城」ぐらいしか読んだことがないが、
上手くなったというか、練れてきたというか。
大変僭越ながら、成長したな、という感じがした。
「不夜城」は荒々しく鮮烈で、それが人気の理由でもあったのだろうが、
個人的には、追う側と追われる側両方の内面を細かく描き出したこの作品の方が面白かった。
まだ、人物設定に納得のいかないところはあるが。
ストーリー展開も、既視感がありつつも、意外な展開があって面白かった。
結末も。
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評価は3.
内容(BOOKデーターベース)
「氷のザキ」と異名をとる警視庁捜査第三課の神崎は、相棒の水沢とともに大規模な美術品窃盗事件を捜査していた。その盗品を追う過程で榊田恵、学の姉弟が浮かび上がってくる。姉弟はさる老富豪の隠し子で、屋敷に同居して、老富豪を介護しているということだったが…。事件の臭いを感じた神崎はひそかに内偵を始めた―。
途中まではワクワクしたが・・・詐欺師と刑事が出来ちゃうなんて・・・と。非現実すぎて読む手が止まりかけた。
愛情を隠して正義を貫いて欲しかったなぁ~
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馳星周の小説だった。
令和ではむしろあり得る様な気がする。
昭和だと衝撃なんだけどね。
不思議だな。
登場人物が持っているものがある。
「熱量」暗黒の世界Passion。
突き動かされる人間の恐ろしさと哀しみを馳星周は教えてくれる。
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2019.09.15~09.20
闇、だよね。その中でしか生きられない悲しい人たち。
私は、彼の作品にはこういうものを求めているんだと思う。
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詐欺師の姉・弟、榊田恵(本名、三郷妙)34歳と榊田学(本名、三郷智彦)22歳、そして、その恵に騙されながらも惚れてしまった刑事、神崎巡査部長38歳の物語。3部構成。1部は刑事が騙されるまで。2部は、それを姉・弟の視点から。3部からが本作品の真骨頂。563頁の大作。1部、2部は読むのに時間がかかりましたが、3部は一気に読み切りました。刑事と詐欺師、それぞれが殺人を犯し、逃亡する3人、そのわずかな期間が3人にとっての幸せなときだったのかもしれません。馳星周 著「暗闇で踊れ」、2011.12発行。
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一気読み。
暗闇でしか踊れないのか…
最後は、まさかと思ってたけど、えっ!って。
初めての作者だったけど、他も読んでみようかな。