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30年ほど秘書をされていた著者の、秘書として持つべき心構えが詰まった本。自分と重ね合わせて読みすすめていくと、会社の制度や環境の違いはあるけれども、自分が最近忘れていた考え方を気付かされた。
例えば、著者はエグゼクティブが元気がないと、ただそっとしておくのではなく、こういう時こそ話しかけて情報を得て、そこから自分ができることを考えている。
また、アナログでのコミュニケーションを大事にしていて、エグゼクティブともメールだけではなく、メモや対面でのやり取りを心掛けているそうだ。そうしてエグゼクティブとの心の距離を縮め、あ・うんの呼吸のように働くことに秘書の楽しさがあると書いてあった。
自分は、メール文化が強く、忙しい役員の時間を割くのも。。と自然と遠慮していた結果、ミスコミュニケーションがあったり、心の距離を感じることになり、うまく仕事がいかないこともあった。相手も同じ人間なのだから、もう少し対面でのコミュニケーションも心掛けたいと思った。