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電子書籍
見た目よりシリアスなSFマンガ
2017/11/11 08:09
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投稿者:伝奇羊 - この投稿者のレビュー一覧を見る
非現実的な異次元空間で非現実的な次元兵器「女子攻兵」と一体化した主人公たちが縦横無尽に戦ったり、女子高生になり切る「ままごと」をしていたり、また自分探しを試みたりするマンガ。
そして主人公の実体はむさ苦しいオッサンだが、自我と精神力の強さ、女子攻兵としての活躍ぶりから見れば、まさにヒーローの位置づけ。
一見すると荒唐無稽かつ若干キモいのだが、底流のテーマはいかにもこの作者の長編作品らしい哲学的、観念的でシリアスなもの。一回読んだだけではあらすじしか頭に入ってこないが、繰り返し読んで色々と考えたくなってくる。
主力の次元兵器が巨大な女子高生の姿をしている理由は作中では結局謎である。いちおう異次元空間を管理している人知を超えたAI=「預元者」がそのように作ったから、という設定になっている。
我々の住む現実世界でも近年、AIの導き出す結論が次第に人間の常識や理解を超えることが増えてきており、その意味では時代を反映した設定と都合良く解釈しても大丈夫。
身長18mを超える女子攻兵が普通サイズの人間のように敏捷に動けるのか?という疑問も、異次元空間を司る次元物理法則のなせるワザと考えれば、まあいいかなと思えてしまう。これも設定の強みか。
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