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腰を入れて、よし読むぞ。と読み始める。
やっぱり面白い。読者に犯人探しをさせるようなミステリーではないが、ドラマになったら面白い。絶対面白い。
腐乱死体から端を発する話だから、地上波は難しそうだけど。
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前作もそうだったのだけど、今作は被害者側に「殺されても当然」と思える部分がある、というか、加害者側に同情したくなるような設定。トンボの体の一部から犯行場所を割り出す辺りはさすが。しかしこのシリーズ、いつも終盤で探偵役が徹底的な生命の危機に晒されますね……
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法医昆虫捜査官シリーズ第2弾
今回は2センチにも満たないトンボがキーマン。
2つの舞台がどう繋がっていくのかなってワクワクしながら読めた。
法医昆虫学者の信念と刑事の執念が合わさり都会でおきた事件は山の奥へ。
話にグイグイ引き込まれてページをめくる手が止まらない。
このシリーズ好き。
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読み友さんがウジやらちょっと気持ち悪いけど…とおすすめくださり、母は1巻目途中でおもしろいんだけどちょっと気持ち悪いと現在停止中。虫は苦手だしどうしようかと思いながら母が1巻を持ってるので私は2巻から読むことに。確かに最初げっ!となるところはあったんですが、昆虫がこんなに法医学の世界で有益なものだと、それもかなり確実性の高いものだと知って目から鱗でした。やっぱり自然の力は偉大です。事件はなんともやるせない、加害者が被害者の、そんなつらい事件でした。タエおばあちゃんと藪木の関係がよかったです。赤堀先生の次の活躍も期待!しかしひとつのことにのめり込むのって、どんな分野でも度が過ぎると変態ですよね。
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前作と相棒が変わった
月縞さんもかなり個性的で肝の座った人だ
まだまだ手探り状態の法医昆虫学だけど気にせず突っ走る赤堀さんが清々しくカッコいい
クロナガアリの巣の大きさと集める種の量にゾッとしてしまった
犯行の動機は至極単純だけど重い
思わず自分だったら・・と考える
赤堀さんと岩楯さんの今後の関係が気になるけれど、ここは進展しちゃマズイよね。
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昆虫法医学ですから前作同様死体の描写はなかなかで、赤堀先生も相変わらずです。岩楯警部補と今回ペアを組むことになった月縞の変わっていく様子も楽しめました。また赤堀と警察側とは別に、ある村へやってきた藪木俊介の日常が並行して語られます。この二本がどのようにして絡むのかも読みながらとても楽しみでした。昆虫法医学でなけれは到達しなかったであろう真相。少し都合良すぎと感じる部分はありますが、事件そのものより真相に到達するまでのこの過程を楽しむシリーズですね。岩楯の相棒が変わってしまうのが勿体ない気がしました。
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法医昆虫学捜査官シリーズ第2弾。
東京・葛西のトランクルームで女性の全裸腐乱死体が発見された。死体に群がる夥しい蠅と蛆。前作で事件解決に貢献し今回も捜査を依頼された法医昆虫学者・赤堀涼子は、捜索の過程で場違いな植物の種子を発見したことに着目し、コンテナ周辺にあるアリの巣を掘り返した結果、珍しい脱皮殻を発見する。そこから手繰り寄せられる驚くべき事件の真相とは。
お馴染みの岩楯刑事と赤堀准教授に加え、今回岩楯とバディを組む所轄の刑事・月縞もなかなかの男。見た目イケメンなのに、「だるいな」が口癖で小笠原駐在所への異動を希望する無気力刑事。この月縞が岩楯と組むことで少しずつ瞳に光を取り戻す過程も見どころ。
様々な問題を盛り込みながら、最後にはしっかり収束させるところは前作と同じ。サイエンス・ミステリであり、警察小説でもあるという様々な魅力をもったこのシリーズ、次作には前作のメモ魔・鰐川刑事が再登場するらしいのでこれまた楽しみ~
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2020/1/11
また読みたいともったいないのせめぎ合いの本が来た。
このシリーズ大好き。
なので人に勧めたら虫が無理ですとのお答えが来て膝を打つ。
なるほど虫が無理な人がいるのか。
そして虫が無理な人には小説も無理な場合があるのね。
気付かなかった。
でももったいない。
この二人最高なのに。
若い刑事さんは入れ替え方式のようです。
ひねくれた後輩への岩楯刑事の接し方が最高です。
説教が的を射すぎてぐうの音も出ません。
「組織の中で意味もなく協調性を放棄するような奴はどんなに有能でも使えない。敬意を払えないやつも同じだ」
「馬鹿になれないやつは本当の馬鹿だけだ。お前は歯向かう相手と場所を完全に間違えてる。あとは自分で考えろ」
私もこんなかっこいいこと言いたい。
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テンポも良く、寝る間も惜しんで早く読みたいと思わせるミステリーだった
コーンウェルの死体農場(ボディーファーム)を読んでいたので、どんな展開になるのか楽しみにしていたが、面白かった!
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シリーズ2作目。今作も面白くて一気読みした。
相変わらず法医昆虫学者の赤堀さんが豪快で面白い。岩舘警部補の相棒になる所轄の刑事はイケメンの若手、月縞巡査。その情熱が他人に理解されなかったせいか、妙に人付き合いにドライでやる気がないように見える。藪木も似たタイプで、この二人が事件を通して変わっていくのがサイドストーリーになっていて良い。あとタエばあちゃんが可愛い。事件の背景は重いけど、赤堀さんはじめ登場人物のキャラが良いので暗くなりすぎず、楽しく読める。
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ホラー仕立てにしなくてもいいんじゃないかな、と思ったけど、
人魂を「発光バクテリアに寄生され光り病にかかったユスリカの蚊柱」として、
ゲットする赤堀が面白かった。
安富和男『虫たちの生き残り戦略』には
「ユスリカの群れ(蚊柱)。ユスリカ細菌(発光バクテリアの一種)に寄生されたユスリカは光り病を発し、青く光る」
とある。
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テンポよく話が進んで行く場面とじっくりと登場人物の心情を描く場面のバランスがとても良い。専門用語(特に虫)が沢山出てくるのにも関わらず文章が読みやすくてサクサクと読めた。
今作で新たに増えた登場人物も魅力的でみんな幸せになって欲しいなと思いながら読んだ。
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法医昆虫学捜査官シリーズ二作目。
葛西のトランクルームで見つかった腐乱死体現場に蠅とウジがいたことから、法医昆虫学者の赤堀が起用される。
今作も、赤堀は真っ直ぐでぶっ飛んでいて気持ち良い!岩楯刑事は今回は曲者イケメンの若手刑事月縞とコンビを組んでいるが、あまり印象に残らないのは、田舎の空き家に移住している藪木が気になったからかも。
最後まで、引き込まれてあっという間に読み切りました。
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子供の頃から虫好きで、図鑑をみるのが大好きでした。
虫嫌いで想像力があまり豊かな方にはおすすめ出来ないですが、すごく面白かったです。
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前作に引き続き、一息に読んでしまいました。
地道な警察の捜査のなかで、犯人につながる手がかりがない、そんな袋小路に光を差し込ませる法医昆虫学の知見は、読んでいてワクワクさせられます。
赤堀と岩楯のコンビも健在です。
今回は、岩楯の相棒が別の刑事になっていますが、捜査を通して人として、また刑事として成長してゆく姿を、これからも応援したくなります。
赤堀先生と岩楯刑事の関係性がどう変化してゆくのか(妻帯者である岩楯刑事がどうするのか)という所もきになります。
相変わらず、単独行動が響いてピンチに陥る赤堀先生ですが、持ち前の負けん気と昆虫の知識、そして岩楯の助けで今回も大手柄でした。