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高校生の時に「そして誰もいなくなった」を前半あたりで読むのを挫折して以来の推理小説でした。
気づいた時にはもうハマっていて、あっという間に読み終わりました。シリーズ第1作ということで、重要な設定が思っていたよりも詳しく書かれていました。
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初めて読むミステリーの名著だったのでミステリーの作法は分からないが、ストーリーとしてはよく出来ていたと思う。推理に至る描写も丁寧で、犯行についてとその動機となるストーリーが語られていて入りやすかった。
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ホームズとワトソン博士が出会う経緯から事件の解決まで、読者を楽しませてくれる。現時点で分かっている事実から過去の事実を推理するホームズ。話を聞けばなんてことはないが、その推理をする能力が特殊技能なのだ。唐突に犯人が逮捕されて、驚くのだが、その背景にあるものをホームズはすべて推理していた。裏にこんな大きな物語が隠れているなんて、普通の人は分からんぞ。恐るべしホームズ。味方にすると心強いが必要以上に自分の行動を見透かされてしまいそうで怖くもある。
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初めてホームズシリーズにきちんと触れたが、めちゃめちゃ面白い。解説としてホームズの研究者(これがシャーロキアンという奴かな?)の長々とした文章にも恐れ入ったが、是非続きの四つの署名も読もうと思う。
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ホームズとワトソン博士が出逢う、記念碑的作品。
序盤、ホームズとワトソン博士の出逢いに興奮し、中盤は物語のあまりの急展開に驚愕。終盤はホームズの推理に酔いしれた。
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シャーロックホームズは好きなので、これはこれで好きですが、ずっと昔に読んだ時はもっと面白く感じたんだけど。話の展開が少し粗く感じてしまった。好きなんだけどね。
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ロンドンの地理や文化に明るくないと読み解けない文章。
ホームズといえば小学生の頃読んだ気もするけど、こんなに複雑な文章では無かった気がする。完全に大人向けの文章、そして難解だが的確な日本語表現をしており、大人になってからも知らない言葉や漢字の勉強になる文章であった。
iPadで本を読みながら、同じ画面で地図で土地や漢字を調べられ、モルモン教について学べて、便利な時代になったと思う。
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殺人事件と、数十年に及んだ因果譚。まるで別々の話が薄めな本に収められている。初読時の印象はどうだったのか、たぶん、ジュブナイルで読んだのだろう。ホームズの印象ばかりが残っていて、物語の部分はうっすらとしか覚えていない。ただ言えるのは、読んで良かった!
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”世人はわれを嘲罵す。なれどわれはわが家にて、金庫のうちなる金子をながめ、われとわが身に拍手を送る”
復讐って、なんだろ。
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シャーロックホームズシリーズ第1作となる長編物語
ホームズとワトソンの出会いから始まり、とある殺人事件を描いたお話
最初から楽しく読んでいったが第二部の犯人の動機?となる話がちょっと入ってこなかった。そこで少し気持ちが冷めてその後はなぁなぁで読んでしまった感がある
とはいっても流石のシャーロックホームズシリーズということで、どっぷりとその世界に酔いしれることが出来て満足
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・謎解きはシンプル。犯人の過去を深掘りする事で人間に焦点を当てた重厚な作品になっている。
・ワトソンがホームズに興味を持ったり認めていく姿が軽快に書かれていて良い。
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初めはホームズに対して懐疑的な態度だったワトスンが、実力を認めて良き理解者となっていく様が素敵に思えた。
ホームズの全く無駄がない鮮やかな推理。
その一方で、犯人には泥臭く悲しい復讐のエピソードがあり、感情移入してしまった。
腑に落ちない点は、ターゲットにロシアンルーレットの二択を迫った事。
長年追い続けた仇敵相手なら、もっと確実な方法を選ぶべきだと思うのですが、神の裁定に委ねる心理が分かりませんでした。
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年始に図書館で借りてホームズシリーズを初読了。
ホームズといえば、原作は読んだことがなくても、ドラマシリーズやゲーム作品で出てくる軽妙なテンポの良い会話の印象だったけれど、100年以上前の原作でもその印象は変わりなくて驚き!
翻訳の腕もあるだろうけど、文章が全く古くなく、すらすらと引き込まれる。
20年間復讐一つに命を燃やして全てを果たした男と、その20年間で立場が変わっても性根が変わらなかった被害者達と、20年後も変わらず少女に手を伸ばす被害者の魔の手を正当な理由で追い払えた兄の対比に、あと20年生きた時代と環境が違えば復讐なんて辿り着かずに良かったのに…
あとホームズとワトソンの相性が初っ端からめちゃめちゃ良い!?話数を経て仲を深めるとかではなく、凹凸合わさって自然体でお互いに欲しい言葉を出し合えるのすごいですね……………すごいね………………
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シャーロックホームズは本以外の媒体で少し内容は知っている物語もあるが、きちんとシリーズを本で読みたいと思い読み始めました。やはり内容も面白く軽く読めたので他のシリーズも読破したいと思います。
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彼との出会いは小学生の時である。
近所の人が母に「お子さんが本好きだから」と1冊の本をくれたのだ。
児童むきの『まだらのひも』と『青いルビー』が読める本だった。
面白くてワクワクと夢中になって読んだものである。
読書感想文もこれで出した。
思いがありすぎて、書くことができなかったのを覚えている。
「推理小説で感想文を書くのは難しいでしょう」と、先生には赤ペンを入れられた。
全集を読み通したのは高校生の時だった。
ということは、私は彼の話をすべて読んだはずである。
それでも飽き足らなくなて、パスティーシュやパロディまで読みまくったのは大学生の時だったか。
こうしてみると、彼シャーロック・ホームズは、私の数ある初恋の相手といえるのではないか。
『緋色の研究』はご存じだろうが、数あるシャーロック・ホームズ冒険譚のはじめである。
数々の出版社が、数々の翻訳で、数々を出版している『緋色の研究』だが、このたび東京創元社が特装版を出した。
東京創元社が創立70周年を記念してのアニバーサリーカバーである。
タイトルにふさわしい真っ赤な装丁だ。
『名探偵コナン』や『憂国のモリアーティ』などもふくめて、派生作品の多さがシャーロック・ホームズ・シリーズの特徴である。
数々ある派生作品を楽しむのは大いに結構だ。
けれども、とにかく本家を読むべきだ。
「ホームズ本編にはさほど興味はないから」
「コナン/モリアーティで充分ホームズは語られているから」
などなど言う気持ちもわかる。
わかるけれども、そうした漫画や映画、小説などの派生作品を楽しむためにも、本家=聖典は読むべきなのだ。
特装版はいい機会ではなかろうか。
2025年12月までの限定アニバーサリーカバーである。
Amazonや楽天などの通信販売では、特装版ではないものが届くこともあるので、本屋で、目で確かめて買うのがおすすめだ。
真っ青な『パーフェクト・ブルー』宮部みゆき著
紫色の『宇宙戦争』 H・G・ウェルズ/中村融 訳
そして真っ赤な『緋色の研究』 アーサー・コナン・ドイル/深町眞理子 訳
3冊が並んで飾られているだろう。
よい機会なので、ぜひ読んでいただきたい。