紙の本
チェット、大丈夫か?
2017/05/16 22:47
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投稿者:J・P・フリーマン - この投稿者のレビュー一覧を見る
愛嬌たっぷりの犬、チェットが語り手の小説第二弾。大切なことをすぐに忘れてしまったり、不意にそれを思い出したり、体が勝手に動いたりして少々脱線しながら、バーニーとともに事件を追っていくチェットの姿は、ほっとさせられるところがあります。
紙の本
わんこの語りを楽しむ話。
2016/08/18 19:37
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投稿者:Ai - この投稿者のレビュー一覧を見る
ミステリーの部分はかなり早い段階で犯人はこの人たちしか考えられないでしょ!といった感じであまり期待しない方がいい感じ。
それよりもとにかく主人公のわんちゃんのかわいいこと。いかにもわんこらしい考え方なんじゃないかと思う語り口。
わんこ世界を十分楽しめるストーリーです。
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●大矢博子氏――「犬を徹底的にリアルに(でも可愛く)描くことで、それがミステリとしての構造にも寄与しているという、稀有なシリーズ」(解説より)
チェットとバーニーの元依頼人、伯爵夫人と愛犬が誘拐された。事件を取材中のバーニーの恋人も失踪。何が起きたのか? 犬好きのリトマス試験紙ともいうべき傑作犬ミステリ。(単行本版タイトル『チェット、大丈夫か?』改題・文庫化)
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一犬称によるミステリ。犬好きは外せないシリーズ。
肩がこらずに読了。
それにしてもチェット拾い食いしすぎ。
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名犬チェットと探偵バーニーシリーズの第二弾。
彼らのデビュー作である、「助手席のチェット」が最高に面白かったので、否が応でも期待が高まります。
一人の男をチェットとバーニーが追い詰め、首尾よく事件を解決したところから、物語は幕を開けます。
相変わらず、探偵事務所の家計は火の車であるものの、少しまとまったお金が入ったことで、彼らはささやかな祝杯をあげます。祝杯の席では、旧知の間柄のスタイン警部補から、かなり割のいい仕事も紹介してもらい、ここまでは順調だったのですが。
"あれっ、ひょっとしてなにか失敗をしでかしたか?"(本文63ページ)
という失態をチェットがやらかして、割のいい仕事をフイにしたところから、二人は(いや一人と一匹は!?)思いがけない事件に巻き込まれていくことになります。
今回は本筋の事件以外にも、様々な不運やトラブルが連続します。
バーニーが先物取引に手を出す、バーニーが初っ端からスージーともギクシャクする、元上司であったはずのスタイン警部補とは、前作のニックとほどは良好な関係には見えず…
まとめると、バーニーのダメダメな部分が目立つということになるのかな。
そんな彼をとことん愛し、尊敬し、心配するチェットの健気さや可愛さが前作より際立ってみえますね。
でも、やっぱり探偵コンビとしての彼らは最高にクールなんです。
依頼を受けた時のチェットの言葉にしびれます。
"ぼくの頭に一つだけ考えが閃いた。新しい仕事の始まりだ。"(本文32ページより)
ユーモアミステリーという猫を被った、失礼、犬を被った上質のミステリー、皆様もお楽しみください。
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名犬チェットと探偵バーニー第二弾。ドッグショー優勝候補犬の警護を依頼されたものの、あっという間にクビになったチェットとバーニー。ところがその飼い主と犬があっという間に誘拐され、二人は捜査に乗り出す。今回もチェット絶好調。重要な場面でも猫が現れたらそっちに気を取られ、捜査中も動物や食べ物の匂いに釣られ何をしていたのか忘れちゃう。こいつは怪しい悪者だって思っても、美味しいものもらったり褒められたりすると、あれ?なんだかこいつが好きになってきたとすぐ考え直す。なぜなら犬だから!バーニーは探偵としても相棒としても最高なんだけど、酔っ払った勢いで先物取引に手を出して痛い目にあったりしてる。タフでクールで情に篤くて、程よく間抜け。なんと素晴らしいコンビなんだろ。もはやアメリカではシリーズ8冊まで出てて、チェットはツイッターやフェイスブックもやってるそうだ。わかる。すごくわかるぞ!次巻も楽しみだ。