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高校1年の主人公・千穂と本に憑いている妖怪・白火が思いを寄せ合うようになる経緯が急すぎるし説得力がイマイチかな~。どうも腑に落ちない感覚です。それと、家族からの千穂に対する扱いには、千穂はもう少し反抗したりグレたり拗ねたりしても良いかとも思います。その他の妖怪の出番が少ないです。桔梗さんとか諸々。続きがあればそちらに出るのでしょうか。ちょっと惜しい感じです。
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【収録作品】落花の夢/藪をつついて蛇を出す(「藪の中」)/春に降る雪(「水墨集」)/或る踊子の夢(「伊豆の踊子」)/そして夢は続いていく
*甘く、幼い物語だが、どこに着地するのか興味がある。
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【あらすじ】
緑深い公園の奥に、ひっそり佇む“たまゆら図書館”。千穂はそこで一冊の本を手にしたことから、あやかし・白火と出逢う。ここはあやかし憑きの書籍を収蔵する不思議な図書館だったのだ。「私はいつでもここにいて、あなたを待っていますから」白火の言葉に背中を押され図書館に通うようになった千穂は、本にまつわる悩みを抱えた来館者の手伝いをすることになり…。「薮の中」「伊豆の踊子」「水墨集」―本に願いを込めた人々と、その思いを糧に生きる儚きあやかしたちが、新しい物語を紡ぐ。
【感想】
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弟のせいで引っ越してきた先で、鬱々と過ごす主人公。
ある日帰宅途中に、公園の奥にある図書館を見つけた。
館長がいなかった図書館にて、待っている間
本を読んだら、あやかしが出現するという…。
いや驚きでしかないですよ?
むしろこれで一応話をしよう、という主人公がすごい。
うっかり悲劇のヒロインをしたくなるような
家庭環境にいる主人公。
とはいえ、離れたくない! と断固拒否らないのなら
仕方がなかった現実、というものです。
ほとんどが弟に向けられている両親、という事ですが
病気がだろうが何だろうが、どこかで釣り合わせねば。
愛情がない、と思われたら、それこそ終了かと。
これ以上疑われたら! と思って連れてきたのなら
それはそれで溝が深まったような??
そんな状態での、初めて自分をきれいに
受け入れてくれた存在。
それはもう、なくてはならないもの、になります。
これが離れていても心が支えられます、になるには
結構な時間がかかると思いますし。
途中で前に通っていた人も出てきますが
どう別れるか、どうしたいのか、は
それぞれです。
自分たちが納得しているならいいのですが
もう会えなかったりしたら、辛いですから。
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設定負けというか、説明不足というか。。。
いまふたつくらい「惜しい!」感が拭えない読後でした。せっかくの魅力的な登場人物がたくさんいるのに、生かしきれてない感が合わなかったみたいです。ページ数が足りなかったのかな?
あと、超個人的な意見ですが、ヒーローであろう立ち位置の白火がいまいちわたし好みじゃなかったのが一番残念(笑)。腹黒は好きだけど、突き抜けない腹黒は好きじゃないのです!さらにどーでもいいことですが、やなぎのビジュアルは、ブラックジャックに出てくるDr.キリコを思い浮かべてましたwww やっぱちがうんだろうなー。
あレ??実はこの本を楽しめないのは、わたしの想像力が乏しいのが問題なのかしら???