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2014年の頃のつれづれ日記。芸能界での立ち位置に迷っている時期だったようだ。それでも日記の彼女は変幻自在な顔を見せる。それにしても壇蜜さんの「抱かれた」という一言に全てを持っていかれた。なんとエロスの漂う言葉なのだろう。波瀾万丈な女性が紡ぐ言葉はやはり粋なのだ。自分を卑下しつつも、ごく普通の感覚も持ち、独特の感受性に富む、たぐいまれなる芸能人だと感じる。それにしてもよく寝る人だ。彼女の愛する物の一つに「猫」があるが、その様はまるで「猫」ならぬ「寝子」と名付けたくなる。壇蜜さんはいい香りがするに違いない。
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個性が伝わる上手な文章です。この頃の壇蜜さんの心情が綴られていて、それが実に意外でした。世間からどう見られるかが、頻繁に書かれています。その割には露悪的です。男に対しては、素直で従順とは真逆でしょうか?素直に見せても生活の為とか、結構、頑固で強い部分を見せているのが、面白かった。
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「どうなんだ、男よ、野良犬になったことは、あるかい。」このフレーズにしびれまくり。壇蜜さんの2冊目のエッセイ集。どこか卑屈で、「のびやかですこやかでキラキラしている」とはほど遠い冷徹な筆致なのに鋭い観察眼と独特の歪みが魅力的な壇蜜エッセイ。表紙の絵もばっちしです。続きをどんどん読みたくなる。
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日記の日付を見て、当時自分が何をしていたのか思い出そうとしていることもしばしば。
ネガティブな意見に打ちのめされている日も多くて、そんな意見ばかりじゃないよ、と思ってみたり。
スルスル読めて一年近くの日記があっと言う間だった。過ぎてしまうとそんなものなのかもしれません。
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芸能の世界に携わる年月が積み重なる上で虚無が漂ってくる言葉は諸行無常を行間に感じ取れる。やはり壇蜜の文章上手し。
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前作も読んだが、やっぱりこの人の感性や言葉遣いは素敵だと思う。
もっと自信を持てばいいのにと思うものの、芸能界という特殊な世界で生きて行くためには個性が必要であり、彼女または周囲の人が選んだ個性が色眼鏡で見られがちな特殊なものであることは否めない。だとすれば、そう扱われたことの結果として必要以上に自虐的になったのも必然か。
いずれにせよ非常に面白い日記であることは間違いないので、この後も読んでみようと思う。
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攻撃的だと思ったら必要以上に卑屈で、こんな美しい人を傷つける人の罪深さに腹立ったりした。抱かれてるんかい!はご愛敬。
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壇蜜の日記。
飼っている猫や魚への愛、仕事のこと、日常の事が記されている。自分へのネット上などでの批判を気にしている様子が見られたり、芸能人としての寿命に対しての悲観的な予測がかかれたりしていて性格が窺える。第一弾も読んだので、筆者への親しみが湧くようになった。
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壇蜜さんは大人だよなぁと思う。自分の食い扶持は自分で稼ぎたい、みたいな気概を感じてはっとさせられる。自分も仕事がんばらなきゃと思う。