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「平安人物伝藤原道長(コミック版日本の歴史44)」静霞薫原作・中島健志作画、ポプラ社、2015.01.
127p ¥1,080 C8323 (2024.02.02読了)(2024.02.02借入)(2015.08./2刷)
藤原道長の生涯が描かれるとともに、当時の制度なども述べられています。
道長にまつわるエピソードが、いくつかとり入れられています。
道長12歳の時、父親の兼家が
「そなたらでは公任の影さえ踏めないだろう」
嘆くのに対し、道長は、次のように言った。
「いずれわたしは公任どのの影どころか面を踏んでやりましょう」
984年、花山天皇が肝試しを提案し道隆、道兼、道長の三人がそれぞれ別々の建物に行って戻って来ることになり、道隆、道兼は、怖くて途中で引き返したが、道長は、建物の一部を証拠として持ち帰った。
道隆の館で催された弓射の会で、弓を射る際に
「わが家から帝や后が立つ運あらばこの矢よ当たれ!」
『われに摂政・関白となる運あらばこの矢よ当たれ!』
と唱えて矢を的に命中させています。
【目次】
第一章 平安京
第二章 鬼の棲む都
第三章 長徳の変
第四章 闇を照らす望月
第五章 御堂関白
◆藤原道長を知るための基礎知識
解説 加来耕三
豆知識
年表
参考文献
☆関連図書(既読)
「散華(上) 紫式部の生涯」杉本苑子著、中央公論社、1991.02.20
「散華(下) 紫式部の生涯」杉本苑子著、中央公論社、1991.02.20
「藤原道長」北山茂夫著、岩波新書、1970.09.21
(アマゾンより)
小学校の社会の教科書に出てくる!
三人の娘を天皇に嫁がせ、栄華を極めた平安貴族の実力者!!
平安時代中期。貴族の五男として生まれた藤原道長は、元服し、内裏で仕事を始めるが……!? 貴族文化が華やかに咲きほこった時代、権力争いが絶えない宮中で出世を果たし、頂点にのぼりつめた男の物語!!