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「本作は全くのフィクションではなく、現実と地続きの物語です」(帯より)と著者が言うように、著者自身の実体験も織り交ぜて語られているかのようなトワイライトゾーン的な不思議怖い話13編。「ナマハゲと私」が、ナマハゲの持ってる桶の意味といい、現実的なオチといい、一番怖かったが、一番良かったのは、書き下ろしの「噂地図」。噂の伝播を遡り、噂の元を突き止めていくのだが、その噂地図自体にもある噂が…。噂のない世界、そこに住む人の心は平穏なのか、それとも不安なのか。
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タイトルと表紙でファンタジーかな?と思い読んでみたら、怖い話の短編集でしたw
いやぁ、深夜に読み始めちゃったもんだからんだから、トイレに行くのが怖い怖い。
その後深夜に読むのはやめました。
全体的にじわじわくる怖さの話が多いです。
たまにそこまで怖くもない話があったのが救いと言えば救い。
噂地図は作ってみたら面白そうだなと思ったけど、やはり怖いので作るのはお勧めしません。
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どちらかと言えばホラーなショート&ショート13編。「噂地図」には感心しましたけど、残り12編は凡庸な出来という印象でした。
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辻村さんの描く怪談?ホラー?短編集。
世にも奇妙な物語みたいな不思議な話もあれば、ジワジワ忍び寄ってくる恐さもあり、ラストでゾクッとする話もあり。
個人的には「手紙の主」のジワジワくる感じと、「ナマハゲと私」のラストが恐かった。
所々実体験なのかと思わせたり、エッセイ的な要素もあったり、いつもの辻村さんとはまた違った感じで面白かった。
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こわいのである。
ホラーとかオカルトとか
そんな最上級の怖さではないのだけれど
背筋がゾゾッと寒くなるような、
13編の短いお話が収められています。
日常の中で身近に起こりそうなお話ばかりなので
余計にゾゾゾッとするのかも。
怖い系NGなワタシでも面白く読めましたよ♪
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ぞわぞわぞわぞわ
寒い日の夕暮れにこんな怖い本を読んでしまったぞわぞわぞわ
怖くて叫びそうになった、というような怖さじゃなく。身近によくありそうな、そんな怖さ。
「やみあかご」「ころしたもの」が内側からくる怖さ。
「タイムリミット」だけちょっと異質な感じ。
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怪談物の短編集。短い作品は本当に短い。何かが明確に示されてる訳じゃないけど不思議で感付いたものから目を背けたくなる感じがいっぱい。
それでも最後の話で暖かい感じになるんだから辻村さんはさすが。
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実話なのか、エッセイなのか、よくわからないのもあり、現実に地続きの空気感でのホラー短編集。
それだけにゾクッとくるものも・・・。
「十円参り」「手紙の主」、特に「だまだまマーク」はぞっとしたー。
「七つのカップ」は切なく、ラストにホッとした。
ある場所でよく事故が起こるのはそこで死んだ子どもの霊のせい、とテレビで霊能者が言ったことで、その母親が他の人が事故に遭わないように見守り続けている、そんなこともあるのだから軽々しく霊のせいとか言ってはいけないとテレビで言っているのをみて、そのお母さんがとても気の毒に思えたのを覚えている。
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誰も気づいていないだけで、この世の中にある歪んだ不思議の世界。今日もどこかで誰かを脅かし戦かしているかもしれない。扉を開けるスイッチはいつ押されるか分からない。ぞっとする奇談13話。読中ひたひたと迫りくる恐怖が読後も続く。全然大したことなさそうで、意外に心に滞り残っている。自分のすぐ傍でも起こっているような不気味さで迫ってくる。自分のすぐ脇にある異次元スイッチは誤って押してしまいそうな不穏。不気味な想像がずっと後をひく。
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日常のその向こうにあるちょっとした不思議、怪異を集めた少しホラー少し怪談な味わいの短編集です。
まるで一人称=作者のような語りで、怪談の形式をとっていますが、切ない味のものもあればおぞましい想像をさせるものもあり、幅広い物語が集まっています。ですのでそれほど怖い怖いばかりではないので、間口は広いかと。
淡々と日常を綴るような筆致なので、ふいに「この世でないもの」が現れる瞬間が、さりげなさすぎて一瞬遅れてふっと驚かされるというか、どきっとさせられることが何度もありました。おどろおどろしいのよりも、後味を引くように思いますね。
個人的には「だまだまマーク」が怖かったですね。書かれていない「あったかもしれないこと」を想像すると、あとから何度もぞくぞくっとしました。
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怖い話ばかりの短編集。13編。
なかでも、『手紙の主』、『ナマハゲと私』、『噂地図』の3つが好き。
『手紙の主』チェーンメールのようなものって、相手が確かにいるものだから余計に気味が悪い。
『ナマハゲと私』もしかして、もしかすると……と思ったら、期待を裏切らないやっぱりな展開が好み。
『噂地図』噂はどこから沸いて出てくるんだろう?
大したことだと思わず「〜かもね」的な話から尾ひれがついて面白おかしく伝わっていく感じなんだろうな。こりゃ、よく考えて話さないと。
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怪談短編集。じわじわと怖い物語が多いのだけれど、中にはちらりと優しさを感じさせられる作品もあったりして。ホラーというには穏やかな読み心地の一冊です。
お気に入りは「だまだまマーク」。これが一番怖かった……この言葉の響きの不思議さというか可愛らしさにほっこりさせられてたら、まさかそういうことだっただなんて。はっきりと何があったかわからないのもまた怖い。
「噂地図」も嫌だなあ。これ、学生時代に読んでいたらもっと怖かったかもしれません。リアルな怖さという意味で。
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久しぶりに辻村深月の怖い話を読みました。
傾向としては「ふちなしのかがみ」と一緒かな?
ふちなしのかがみの方は、もう少し一作品の長さが長かったから、今作は目次を見て収録数に驚きました。
4.5ページで終わる短いものもあるけれど、どれも怖さは一等級。
震え上がりながら読みました。
成人したのに初めて、お手洗いついてきて、と思いました(笑)
「怖がらせよう」とする意図が見えながらも
怪談ネタに終始せず、「読ませる」ことも考えられていたからこそ読みやすかったです。
収録の中には、
・意味がわかってゾッとするもの
・読んだそのままにゾッとするもの
もあれば、
・意味がよくわからずぽかん
とするものもあり、ぽかんの方が多かったように感じたふちなしのかがみからは成長したのかな?と感じました。
私も、著者も。
最後に収録されている「七つのカップ」。
今まで読んできたから身構えていたのが、
ふっと体の力が抜けるようなお話になっていました。
辻村深月らしいな、と。
私は、あんまり、この本は好きではないです。
何と言っても私が怖がりなので。
小学生時分では好奇心から怪談ものを読むこともあったけれど、今はやり過ごせないから読んだり見るのを避けています。
だから、読みたくないというのもあるけれど…
辻村先生がサイン会で言っていたように
「ミステリ作家の」他の作風がみたいのです。
というか、今までの普通の著作のことですね。
今作の中で、「ミステリ作家の」怪談ではない空気をわずかに醸し出しているように感じたのが「七つのカップ」だったのです。
これだけは、怪談と人の比重が、人の方に大きく傾いていたように感じるからです。
この比重は、私が感じたもので、
文章量の違いではないです。
たとえば「ナマハゲと私」「タイムリミット」なんかは、ナマハゲや制度自体が怖すぎて圧倒的に怪談の方に比重が傾きます。
「七つのカップ」が最後に収録されていたから読後感、そんなに悪くなくてすみました。
でも、読んだのが夜だったから、怖かったのかも。
夜があけた今は、ああ怖い話読んだな、くらい。
どれも秀逸で、人に薦めたい怪談です。
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怖いお話ばかりの短編集。結末まで読んでも理解出来ないお話も中にはあって、だからもやもやぞくぞく怖かった。
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実話なのか、エッセイなのか、とにかくジワジワ来る怖い話の短編集。
超短いのも。
よくわからないまま終わってしまったのもありました。
「十円参り」
「手紙の主」
「だまだまマーク」
が特に怖かったです。