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うーん?
なんというか、自分がどういうスタンスで読み進めていけばいいのか、よくわからなかったです……。
鈴木くんはもう神様ってことでいいの?
そうじゃないとしたら、あんなに事件のこと知ってるっていうのがわからないし。
だけど、私は鈴木くんを大きな嘘ついちゃうかわいそうな子、と思ったいたので「あ、はい、じゃあ鈴木くんは神様決定ってことで、読んでいけばいいんですね」ってあっさりと頭を切り替えられませんでした。
芳雄の出生のこともなんでそういうことにしたのかよくわからなかったし、ちょっとうーむでした。
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「かつて子どもだったあなたと少年少女のための」と言うキャッチコピーのミステリーランドシリーズ。
主人公は小学生だし、軽く読めるだろうと手に取ったらあっさり裏切られました。
自らを「神様」と名乗る鈴木。鈴木が告げた『猫殺し』の犯人は本当なのか? ホント鈴木、おまえは誰だ?
ストーリーは単純で分かりやすい。けど、鈴木が絡むことによりややこしくなる。
文字も大きくサクサク読めますが、毒も含んでいて大人でも楽しめます。子どもが読むとなると、ちょっとキツイかとは思いますが。
『秘密基地』や『探偵団』等、恥ずかしいキーワードが懐かしい。
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星を4にすべきか5にすべきか…
理論考察を完全に省いたミステリー!!
ん?そんなことないか??
彼は本当に神様か否か
真犯人は本当に○○なのか
どういうトリックを使ったのか
…ということを、延々考察することもできますが、主人公の最後の独白、「ただ一つはっきりしていること。神様は間違えないということ」が全てを物語っていると感じました。
うーん、やっぱり、5にすべき?
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中編程度の長さの作品で、子供向けを意識しているせいか、作者の作品の中では飛び抜けて読みやすく、サクサクと短時間で読み切ることができた。
最終章の「誕生日」まで読んで真相を知り、その意外性に驚き、かつ、ピースの一つひとつがぴったりとはまっていく説明には大いに感心した。犯人は抜き差しならない危機一髪の状況に追い込まれながらも、機転を利かして、ピンチを脱しており、死体発見時に起こる様々な出来事がそれぞれに意味を持っていることがわかり、面白いと感じた。
自らを神と称する鈴木太郎クンが狂言回しとして物語を動かしているが、鈴木クンの口を借りて、神の視点での論理を語っているところも面白い。
(ネタバレ)
不自然と感じたところが五箇所もある。
①死体を埋めるのであれば、服を着せなおす必要はない。
②死体を井戸に入れるような面倒なことをなぜしたのか。裏庭に通じる裏口は、外側から掛け金が掛けられていたのだから、そこまでする必要はない。
③どのタイミングでミチルは共犯者に衣服を渡したのだろうか(いつ、どのようにして渡したのか不明だし、受け渡しの打ち合わせをするような暇もなかったはず)。
④死体を井戸から引っ張り出して、服を着せるような面倒なことをする必要もない。服は、たらいの蓋の下にでも入れておけば良かったはず。
⑤逢い引きの場所に、あんな危険な場所を選ぶとは思えない。全員が揃った時以外には入ってはいけないという「鉄の規律」があったとしても、他のメンバーも内緒で使いに来る危険性があるのに。
最後に火が燃え移ったのは、なぜ母親なのだろうか。
父親にあのような行為をさせたのは、母親が精神的に追い込んだからであり、天誅を受けるべきなのは母親ということなのだろうか。
あるいは、父親に本当に愛すべきだったのは母親であることに気づかせ、大切なものを失っても生き続けなければならない生き地獄を味あわせようということなのだろうか。
(追記)
ネタバレサイトで、母親が共犯、母親とミチルの○○○が原因と書いてあるものを見た。正直、私の想像力不足で、そういう発想はなかった。しかし、そうだとすると、非力な女性が一人で死体を動かすことができるのかという疑問は残るし、犯人が目撃されなかったのはただ単に運が良かっただけということになる。また、父親共犯説にも、死体に服を着せた際に父親の服が濡れたり、汚れたりするはずだということに気づいた。鈴木犯人説もあるようだし、父親のほか、たらいの蓋の下に隠れることができる人物であれば誰でも犯人でありえるのだ。これだけの物証では、いかようにも解釈可能だし、どの解釈にも疑問点が残る。一筋縄ではいかない作者の本領発揮というところなのだろう。 ネタバレサイトを見て、評価が大幅に下がった。
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表紙の猫可愛さに釣られて買ったのですが、なかなか後味の悪い終わり方でびっくりした。
ラストでさらにびっくり。犯人があの人ということは、血が繋がっていないという事が伏線なのかも、と思う事にした。鈴木君を神様と信じるかどうかでも、考えが変わってくるし、色んな考察ができて、期待せず読んだけど楽しめました。
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結末に思い切り突き放されて、かえって清々しい。読者は「神様」の時点で読むことを許してもらえない。
些事かもしれないが、序盤に出てくる子ども向けのロボットの名称が「ネクロフィリアロボ」「ジェノサイドロボ」な時点で嫌な予感はしていた……。
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本大好きなマー君から『最後が凄いから読み終わったら語ろう』と超オススメされて読み始めたら
本当最後にかけて凄い展開、
どう言うこと?という結末は未だに整理できてない
神様である鈴木君の発言は非常に興味深い、もし神様がいたらこんな考えになるんだろうなと考えさせられる
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最後の最後で「???」となりました。
勧められて手に取った作品ですが、読了感はあまりよくありません。
麻耶さんらしいといえば麻耶さんらしい作品ですが…
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メタミステリ等々…一筋縄ではいかない作者のジュブナイル。
本の帯だけでもう吹き出していたのですが、神様はなんでも知っているのに成立するミステリって!
衝撃のラストにしばらく挙動不審になります。
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2017/1/25
すごく後味悪いとどこかで聞いたので警戒しながら読んだけど、私はこのぐらいなら大丈夫だ。
最後そういうことなら語られたトリックは成立しなくなるんだけどそこはそのままでいいのかな?
神様って言ってるのもどうかわからんし、もう考えるのも面倒だしいいんだけど。
最高に気になったのが本の後ろのあらすじに「神様シリーズ第一作」って書いてあることだよ。
今気付いたよ。
気付かなきゃよかった…
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予想がつかないことが多すぎて、消化するまでにちょっと時間がかかった。でも超越した神の目という存在によってうまくだまされたというか。神様はずるい(笑)
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結局、真実と探偵の推理が矛盾した場合、あなた方はどちらを信じるのって話で。こんな風に単純化するとよくある麻耶雄嵩って感じだが、鈴木君が神様であるか否か、ってのも含まれてきてややこしい。
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うーん、面白いは面白いのだけれど、なんか後味がすっきりしない。何というか、陰鬱すぎるような展開にあまりにも現実離れしているような気がする。神様という最終手段に偏ったためにリアリティに欠けているし、神様だから天誅もアリなのかなあ?しかも設定にも無理がありそうなきがする。10才の小学生の設定では無理がある。もう少しそれなりの配慮ができなかったのだろうか?ラストもちょっと気に入らない。明らかにどんでん返し風だし。もう少しめでたしめでたし的な話にしてほしかった。続編の「さよなら神様」の方がどちらかというと好きだ。
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児童書とは思えない不気味さもある物語!
子供には読ませてはいけない気も・・
だから閉架図書扱いだったのかな?!
ラストにはびっくりで混乱する。
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『貴族探偵』のTVドラマで彼の作品を知り、話題になっていたので読む。正直頭をぶん殴られた。色々言いたいことがあるが下手に言えないこのもどかしさ。推理と真実は果たして本当なのかというのをここまで見事につきつけられるともう笑うしかない。あと、これを児童向けで出そうとしたという蛮勇に敬意を評したい。