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殺し方の残忍さに一歩引くところはありますが,ストーリー展開と人物描写が巧みで,ページをめくる手を止められない感じでした.救いのないことが余韻としていつまでも残る,読後感の悪いミステリーでした.
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フランスのミステリというものは初めて読んだので、やっぱり服装の描写とか見た目の描写が多くてオシャレだな〜とか思いながら読んでいたらこの作品、それどころではなかったのである。
非常にテンポ良く話が進むので口当たりが良いというか、するする読めてしまう(描写はグロめだが)。
ネタバレせずにこの作品の感じを伝えるのは難しいので、解説から一文を拝借しておく。
「脳がざわざわするミステリー」
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ほとんどの人がそうだと思いますが、「アレックス」を先に読んだのでイレーヌがどうなるのか分かっていてもハラハラしました。
ラストに向かって畳み込むような感じはありますが十分面白かったです。
でもアレックスの方が好きかな。
それにしても小説の中に実在する小説がたくさん出てきて、しかもそんな内容のものが!と驚愕するようなものばかりで、それも巧みに操るルメートルという作家の発想と筆力は「凄い!」の一言です。
他の作品も読んでみたいです。
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『その女アレックス』が★5つの面白さだったので、読んでみました。日本での出版順は逆でしたが、『アレックス』の方が後で書かれてるので、『アレックス』から読んじゃうとイレーヌの結末は既にわかっちゃってる(というか、このタイトルからもわかるよね)というのもあるが、この結末は私的には、全くお好みではありません。救いようがないお話になっているので、爽快感は「0」です。それにグロイです、はっきり言って。
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面白くて一気読み。
ルメートルの犯人はけっして1人目で舞い上がってミスもしないし、慣れてきた3人目くらいで大きめのチョンボ踏んだり錯乱して自宅近辺で通報されたりしない所がファンタジー。
全体的に嘘が多いのだけど、たぶん、人物描写の細かさと身に覚えのある侮蔑なんかの描写が丁寧でファンタジーな部分なんて気にならないまま読み進める助けになっている。
カミーユがいるところにロダンを例えで出す所が凝り性なんだなーと
ヴェルーヴェン警部シリーズの翻訳待ってます。
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その女アレックスからではなく、この本から読んでいたら相当にショックを受けただろう。でも結末を知っていてもハラハラして楽しめるくらいによくできているのはすごい。
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私の嫌いな必要以上の残酷さ。アレックスは、アレックスの強さを際立たせるために、あの残酷さが必要だったけど、今回はまったく必要だとは思えない。
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先に、本書の続編「その女アレックス」を読んでいたので、本書のタイトルから導かれる結末を知っていた。知らなかったら、どうだったかなあ、と思う。耐えられなかったかも。エピローグも実に簡潔で、物足りない。次をすぐに読みたくなること間違いなし。作者、とても巧い。おすすめ。
他の作品もすぐ読んでみます。
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どういう経緯で一作目と二作目の出版が前後したのかは定かではないが、ともに優れた作品であるにもかかわらず、この逆さ出版によって本来の味わいが損なわれた感は否めない。事件そのものは別でも、一、二作という括りでなく、前、後篇とも呼べそうな内容だけに残念(二作目の結びが良かっただけに…)。
諸般の事情はあるにせよ、出版社は執筆者の意図を汲んだ販売を心掛けないと「小説家」に襲われますよ(笑)。
内容については仕掛けも良く練られており秀逸。
ただ個人的にはノワールに過ぎるかと…同じ趣のブラピ主演の映画を思い出した。
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翻訳順が逆になっているのでしょうがないけど「その女、アレックス」より前に読むべき本です。
「アレックス」で重要なファクターになっているカミーユの亡くなった妻とかニコチン中毒の母とか本作で詳細に描かれているわけですから。
それにこの邦訳題名はないでしょう。最初から誰が犠牲になるか判っちゃうじゃないですか。
残酷描写のオンパレードですけど、それを上回る警察側の描写力です。まさに息もつかせぬ怒涛の展開。
ヴェルーヴェン刑事シリーズの第1作なので人物紹介も丁寧ですし、ヴェルーヴェン班の個性的なメンツの成り立ちも興味深い。
個人的な推理の積み重ねではなく、地道な捜査とコンピュータを使った捜査の融合的展開が今風で面白い。
現在進行形で起きた事件は1件だけなのに指紋のスタンプから直前の事件も併せて2件になり、カミーユが殺人の痕跡から過去に発表された所謂「名作ミステリー小説」との関連性に気付いた時点で事件は一気に5件に膨れ上がる。過去に迷宮入りしていた事件が一気に繋がるこの緊迫感は素晴らしい。
犯人の名前に気付くルイの貴族性の描写も上手いし、最後の事件のカミーユの行動力も凄い。
凄い凄いの連発だが本作も「アレックス」に勝るとも劣らない、と思う。まさに「悲しみの」結末だ。後味はすこぶる悪い。が、凄いものを読んだ、と言う読後感は有る。
「アレックス」読み返したくなるね。
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アレックスが面白かったので。
アレックスのカミーユ・ヴェルーヴェン警部の話。
アレックスを読んだ人は、この本のタイトルでピンと来ます。結末が分かってて読むのは、悲しい。
ストーリーを楽しめれば、救いもありますが今回はちょっと違った。
簡単に言えば、読むのが面倒くさい感じ?
何がアレックスと時と違うのか?イマイチ乗り切れませんでした。
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こういう構成は皆無だったかというと、類似な構成はあったようにも思う。
アレックスの前作ということで読んでみようとおもったわけですが、アレックス以上の?衝撃的な作品でした。
いろんな意味で日本人作家には書けない小説かもしれません。タイトルは誘導的なので もう少し原題に忠実なほうがよかったのではないかなと思いますが。
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これは…強烈に酷い殺人事件だ。映像ではなく文章で読んでもこの残酷さは半端ない。「その女アレックス」を読む前にこちらを読んで!とオススメされ読了。後半に行くにつれ、読んでいる私自身が「騙されていた」事実に悔しさがやってくる。犯人が判明してからの展開のスピード感も、ページをめくる手を速めた。最後の脱力感、やるせなさがなんとも…(*ノÅ`)ツライ2015.12.14読了
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その女アレックスを読んでからの読書になるのですが、読みやすくて面白かったです。
アメリカンサイコやブラックダリアといった話の内容を引用した犯罪を行う犯人を刑事が追う構図ですが、なんというか話に救いがないところがいいかなと感じます。
先にアレックスを読んでいたので、各キャラクターの背景やその先の展開はわかってはいましたが、早く続きが気になり自分で考えるよりも先に犯人がわかる所まで読んでしまいました。
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翻訳順が逆だから仕方ないけど『その女アレックス』より先に読みたかった!!
結末知ってても、してやられた感はハンパない。結末知ってるのに、ドキドキもビックリも、ざわざわもした。
久々に残虐で気持ち悪くなった(誉め言葉)。